
22/09/2025
論文掲載についてのご報告
このたび、日本多施設コーホート研究(J-MICC)における私たちの研究成果が、医学専門誌「European Journal of Clinical Nutrition」( https://www.nature.com/articles/s41430-025-01654-6 )に掲載されました。
本研究では、2005年から2014年にかけて35〜69歳の方々を対象に実施されたJ-MICCベースライン調査データを用い、食事の多様性スコア(Dietary Diversity Score)とメタボリックシンドロームとの関連を検討しました。
解析の対象は約7万5千人となり、その結果、食事の多様性が高いほどメタボリックシンドロームの発症リスクが低いことが示されました。多様でバランスの取れた食事を推進することは、メタボリックシンドロームの予防につながる可能性を示唆しています。
今回の研究には、千葉県の皆様からご提供いただいた貴重なデータも活用させていただきました。今後も、がんのみならず生活習慣病をはじめとする幅広い疾患の予防・健康増進に向けた研究を推進してまいります。
(予防疫学研究部・室長・道端伸明 2025-9-18)
With the increasing burden of metabolic syndrome, it is crucial to focus on lifestyle factors to reduce the risk of metabolic syndrome. This study aims to quantify the associations between dietary diversity and the risk of metabolic syndrome among the Japanese population. This study was conducted us...