26/07/2025
【レッツ☆車いすバスケに参加してきました!】
先日、東京都国立市の東京都多摩障害者スポーツセンターでイベントの一つとして行われている「レッツ☆車いすバスケ」に参加してきましたので、その活動報告をさせて頂きたいと思います。
●「レッツ☆車いすバスケ」とは?
車いすバスケットボールの選手や経験者が講師となり、実際に競技用の車いすに乗車し、競技の体験ができる教室になっています。
初めての方、定期的に参加している方、子供から大人、障害の有無に関わらず、誰でも参加できるようになっています。
ちなみに車いすバスケットボールは、5対5形式(障がいの度合いに合わせたチームの持ち点の制限はあり)、コートの大きさ、ゴールの高さ、ボールのサイズも一般のバスケットボールとまったく同じとのことでした。
・体験の流れ
体育館入場
↓
自分に合う大きさの車いすを選定
↓
始めの挨拶・準備運動
↓
競技用車いすの基本操作の練習
↓
パスやシュート練習
↓
実践形式での試合を数試合
↓
整理体操・終わりの挨拶
今回はこのような流れで行いました。
●参加して感じたこと
まずは競技用車いすの乗り心地ですが、端的に言うと、とても快適でした。前後進、方向転換、ターン、スラロームなど、まだまだ操作はおぼつかなかったですが、腕や手だけの漕ぎ方でなく、体幹や肩・肩甲骨の動きなどバランスよく動かして、しっかりと自分の力をタイヤに伝えることが大事なのだと学ばせていただきました。また、止まる時はブレーキがあるわけではないので、自分の両手の掌でしっかりと握ってタイヤの回転をとめる必要があり、その際にもかなりの力がいることがわかりました。しかも、慣れていないと掌の皮の一部がめくれてしまうくらい摩擦がかかってしまうため、選手の方々が当たり前のように行っているのは日々の練習量の賜物なのだと感じました。
そして、車いすバスケットボール競技についてですが、車いすを操作することで精一杯になってしまい、ボールを持って操作するというのは本当に難しいことでした。試合では、選手の皆様がサポートしてくださるおかげで試合らしい攻防が成り立ち、拙いながらもパス・ドリブル・シュートに挑戦。何本かシュートが決まってホッとしましたが、あの高さのゴールにシュートを届かせること、狙いを定めることも、本当に難しかったです。
選手の皆様はとても難しいことをいとも簡単にやってのけており、感心するばかりでした。
また、参加者の皆様の状況を拝見すると、健常の方も様々な障がいを持った方も、ともに楽しみ、挑戦できる競技であるということがわかりました。
脳血管疾患の重度片麻痺を患っている方においては、片手で車いすの両輪を交互にこぎながら操作する姿も拝見させていただき、それぞれの体に合った方法を駆使して挑戦する姿に感銘を受けました。
また、お子様も沢山参加されており、車いすを漕いでがんばってボールを運ぶ姿に、応援も熱がこもりました。
すごく和気あいあいとしたアットホームな雰囲気で、あっという間の3時間の体験となりました。
同じルールの中でチームとして協力し、相手として競い合い、共に汗をかいて楽しみを共有することができるというのは、車いすバスケットボールならではの醍醐味であり、とても有意義な体験でした。
今後も定期的に参加していこうと思いますので、ご興味がある方はスタッフまで、お気兼ねなくお声掛けください!