20/03/2026
【記憶の欠片を】
春分前の新月の春の日そこである時期を共有した仲間が集まりました。
小学校から中学校という幼い時期から青春前夜と言える微妙な時季をともに過ごした,同じDNAを育んだ兄妹たち。
そその場所千歳烏山は春と言うにはいささか冷たい風が吹いていました。
当時は急行が停丸だけの乗降客数の多い駅。今では特急が停まり新宿から10分程の便利な駅になりました。
レストランで中学の卒業アルバムをまわし見つつ当時の記憶を集めます。
その欠片を集めて再生するように。壊れてしまったら振る器を元通りにしようとするみたいに。
ここには汚ないまーけっとがあったよね。
うん,ニコニコストア。東南アジアの市場の様な不潔なお店の商品を食べてた我々は佐藤丈夫に出来てるね。なんて冗談を言い合い笑う。
中学までの道を歩きフル水路が暗渠になってるのを見てニューシネマパラダイスで想い出の映画感がとり和されるのを眺めたトトの様に複雑な気持ちになる。
小学校の友達の家があった辺り、夏休みにラジオ体操で集まった公園。どう言うわけか夢に向かって出てきた不思議な街。
通っていた小学校も校門の外から眺める。
勿論大きな時間経過を感じさせる。あどけない少女も少年もみんな揃って古希です。
経年変化したその容姿も愛おしく感じます。
小学校も中学校もプールや体育館が建て直されていました。
家族で暮らした団地が再開発されるらしく閉鎖されているのを見るのは映画館が怖られるのを見るトトでした。
懐かしい外観4階建てのベランダが整列し入口にはダストシュート。
当時は大きな庭が付いていた団地は広い土地を持っているので再開発すればかなり大きな規模になるでしょう。小学生頃ザリガニを取りにはいった水路も埋められ遊歩道になっていました。街を歩く程に降る記憶の欠片が蘇ってきます。
ここに誰の家があったとか。公園の向こう側のピアノ教室とか。
ちょっと歩くつもりがいつの間にか一万歩以上を歩いていました。
かけらを集めて思い出の器が出来上がった可動かはわかりませんがそれはとても楽しい体験でした。
あのピアニスト反田恭平も小中学の後輩だったとはこれも嬉しい驚きでした。
記憶を集めると思い出の姿はより明確になっていきます。
思い出を拾い集めて温めあった烏山の春は何もない春でした。