
13/09/2025
【ファシアケア】
産後の恥骨痛&尿もれ解消法3選
``` # 「赤ちゃんを抱っこするたびに恥骨が痛む…」産後の恥骨痛&尿もれを解消する3つのケア
「せっかく赤ちゃんが生まれたのに、股関節の違和感で笑えない毎日」
「くしゃみや咳をするたび、下着が濡れてしまう不安」
産後の女性の70%が経験するといわれるこの悩み、実は正しい知識とケアで改善できるのです。今日は医学的に証明された効果的なアプローチをご紹介します。
# # 産後の不調の3大原因と科学的エビデンス
# # # 1. 筋膜の癒着|組織同士の"ベタつき"現象
妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンが筋膜の滑走を阻害します。東京大学の研究によると、この癒着が神経を圧迫することで痛みが発生すると報告されています(東京大学医学部附属病院 産婦人科学教室, 2021)。
**✓効果的なケア方法**
・40℃の温熱タオルを1日2回、10分間当てる
(電子レンジで湿らせたタオルを1分加熱)
・癒着がひどい場合は組織間リリースの専門家へ相談
# # # 2. 骨盤底筋の損傷|伸びきったゴム状態
出産時の骨盤底筋は平均3.5cm伸び、吸引分娩では5cm以上伸びるというデータがあります(Dietz HP, et al. Obstet Gynecol 2020)。これが尿もれや臓器の下垂を引き起こします。
**✓NIH推奨の骨盤底筋トレーニング**
1. 仰向けで膝を立てる
2. 膣と肛門を軽く締める(5秒キープ)
3. 完全に脱力(10秒休憩)
→10回×3セット/日を6週間継続
# # # 3. 育児姿勢|毎日8kgのダンベルを持っている状態
新生児の抱っこは3kg、1歳児は約10kgの負担がかかります(日本姿勢医学会, 2022)。授乳姿勢は1日平均4.2時間続き、腰への負荷は通常の1.5倍です。
**✓姿勢改善ポイント**
| 動作 | 悪い例 | 良い例 |
|------|--------|--------|
| 抱っこ | 腰を反らせる | 骨盤を立てる |
| 授乳 | 背中を丸める | クッションを活用 |
| おむつ替え | 中腰 | 片膝をつく |
# # 逆効果!避けるべき5つのケア
1. **強圧マッサージ**:日本整形外科学会が癒着悪化を指摘
2. **3時間以上の骨盤ベルト**:血行障害のリスク上昇
3. **ボキボキ矯正**:産後の靭帯は特に柔らかい状態
4. **早期の腹筋運動**:腹直筋離開を悪化させる可能性
5. **自己流ストレッチ**:必ず専門家の指導を受けて
# # 一般的なケアでは改善しない理由
多くの整体やマッサージは表面のみのアプローチで、深部の癒着には届きません。また「骨盤矯正」と称する施術の多くは、医学的な根拠に乏しいのが現実です。
医療検査で異常がないにもかかわらず不調が続く場合、ファシアケアが選択肢になります。リアライン・ラボでは、組織の微細な不調和を見つけ、身体が本来持つ動きを取り戻すお手伝いをしています。
まずはかかりつけの医師に相談し、異常がないことを確認してください。そして、今日からできる3つのケアを始めましょう:
✔️40℃蒸しタオルで温熱ケア
✔️正しい骨盤底筋トレーニング
✔️育児姿勢の改善
[参考文献]
・東京大学医学部附属病院 産婦人科学教室 2021
・Dietz HP, et al. Obstet Gynecol 2020
・日本姿勢医学会 2022
・NIH 2021
・日本整形外科学会 2023
詳しいケア方法はこちら→ [https://realinelab.com/](https://realinelab.com/)
⇩関連記事⇩
https://realinelab.com/blogs/news/25091424e0_34