30/12/2023
去年の今頃は前の職場を来年も続けるだろうな、と思うでも思わないでもなく過ごしていたような気がします。
年明けて3月上旬に勤務先の社会福祉法人から突然の異動を告げられました。仕方なく受け入れたものの、異動先の環境に馴染めず、3週間足らずで休職することとなってしまいました。
それからというもの、年齢もそうだし自分自身のポテンシャルをあれやこれや、ためつすがめつ、妻と愛犬三人で生活していけるのかどうか必死のパッチで検討する毎日でした。しかも気分はへこみまくります(^^;
休職まっさいちゅうではあったけれど、5月に町田市地域活動サポートオフィスを地域の知人に紹介されてつながることに。
そこで開催間近に迫っていた「まちだづくりカレッジ」に参加させていただくことになりました。そこからふたたび学びの時間を手に入れることができたのです。
それからというもの、町田という地域を核としてさまざまな活動をされている方々と出会いと交流を重ねながら、妻の貴子さんとともに開発し続けてきたTrilogue(トライローグ)、そして当事者研究やオープンダイアローグを実践する機会に恵まれて、私たちの活動は東京新聞でも記事にしていただきました。
つながりがこれほどまでに自分たちの生活や仕事に影響を及ぼすものか。驚き、しかしそうして感慨にふけっている間にも絆はまたあらたなネットワークを紡ぎだしていくのです。
9月からは横浜市中区寿町に小さな事務所を構える就労継続支援B型事業所「ぷれいす」で週三回お仕事をさせて頂きながら、町田でも、寿町でも、それぞれの環境と風土が求める対話の場を作っていこうと試行錯誤しています。
地域の絆は、こうしてつながってみるととてもきめが細かく、多様性にあふれています。そして、絆だけあってそのネットワークはあちこちで新たな出会いをもたらします。
これを読んでいただいている方たちのなかにも、この半年ほどで知り合うことのできた方々が多くいらっしゃるでしょう。その出会いはもちろんのこと、知り合ってしまった以上、お互いに成し遂げたいことを尊重しあいながら、助けあい、励ましあい、次のステップをともに見つめつつ歩んでいるような一体感に包まれています。