22/12/2025
【睡眠は貯金できない?「寝だめ」の落とし穴】
50代からの眠りの質を改善させるSeren Sleep Refineです。
「平日は忙しくてあまり眠れないから、週末にまとめて寝れば大丈夫」
そんなふうに考えている方は多いのではないでしょうか。
いわゆる“寝だめ”ですが、結論から言うと 睡眠は貯金できません。
できるのは「睡眠不足を一時的に補うこと」だけです。
日々の睡眠不足が積み重なった状態を表す言葉として、「睡眠負債」という言葉があります。
これは、スタンフォード大学に睡眠研究所を創設したウィリアム・C・デメント教授が用いた言葉です。
では、週末にたくさん寝れば、この睡眠負債は解消されるのでしょうか。
実は、そう簡単ではありません。
ある実験では、若く健康な被験者8名に、4週間にわたり毎日14時間ベッドに横になってもらいました。
眠れても眠れなくても、必ず14時間ベッドにいる、という条件です。
実験前、被験者の平均睡眠時間は約7.5時間。
ところが実験初日は13時間近く眠り、2日目も同様に長時間眠りました。
しかしその後、睡眠時間は徐々に減少し、1週間後には約10時間、3週間後には約8.2時間で安定しました。
この結果から分かったのは、
普段は健康に見える人でも、実は毎日約40分の睡眠不足を抱えていた ということです。
しかも、その不足分を完全に埋めるには、毎日しっかり寝続けても 3週間 かかったのです。
つまり、週末に1~2日長く寝るだけでは、平日に積み重なった睡眠不足は返済できません。
休日の睡眠時間が平日より2時間以上長い人は、すでに睡眠負債を抱えている可能性が高いとも言われています。
世界的に見ても、日本人は睡眠時間が短い国です。
その分、慢性的な睡眠不足を抱えやすく、放置すれば生活習慣病やメンタル不調など、さまざまな健康リスクにつながります。
睡眠は「後でまとめて取り戻す」ものではなく、
毎日きちんと確保するものです。
まずは、自分にとって本当に必要な睡眠時間を知り、それを大切にすることが、健康へのいちばんの近道です。