ふぁみりーすまいる

ふぁみりーすまいる アルコール依存症者を抱える家族は、依存症者の言動により様々な問題に巻き込まれていき、家族自身も病気になります。その病気からの回復を、私たち経験者が寄り添いながら共に回復を目指します。

★本日の「LOOK in カルデモンメ」は【外在化の力】がテーマ👆★私たちの心は、形を持たない感情や思考が渦巻く「混沌のるつぼ」です。言葉にする本当の力は、単なる伝達ではなく、未分化の心のエネルギーに形と名前を与え、自分で認識できるようにす...
09/08/2025

★本日の「LOOK in カルデモンメ」は【外在化の力】がテーマ👆

★私たちの心は、形を持たない感情や思考が渦巻く「混沌のるつぼ」です。言葉にする本当の力は、単なる伝達ではなく、未分化の心のエネルギーに形と名前を与え、自分で認識できるようにすることにあります。

★語ることは、溜まった心のエネルギーを外に出して心を軽くし、感情を明確にします。聴くことは、相手の物語を受け入れるだけでなく、自分の語りを聴き直し、新たな気づきを得る機会にもなります。

★語り続けることで心のエネルギーを外に置く「外在化」が起こり、過去の意味が変化します。生き延びるための戦略を振り返り、それが不要だと気づくことで「生き直し」へとつながります。

★ただし、語っても苦しみが増す場合があります。これは感情がまだ語り尽くされていない、自分責めの癖が強い、防衛機制を手放す途中で傷つきやすくなっているなどが原因です。そんな時は、安心できる場や整理の枠組みを持ち、必要なら医療の力を借りることが大切です。

★外在化は、感情を自分の外に置き、客観的に見つめ直すための方法であり、心を整理し、過去の意味を変え、生き直すための力となります。

☆毎月第2土曜の「LOOKinカルデモンメ」は、自分の心の中を見つめる作業を重視しております。皆様のご参加をお待ちしております🙇‍♀️🌿

★本日、3か月に一度の開催「地域支援ネットワークふぁみプラッと」の勉強会でした!地域の支援者の皆様に集まって頂き、今日は「女性とアルコール依存症」をテーマに理解を深めて頂きました。★「元始、女性は太陽であった」は、女性の本来の力強さと尊厳を...
23/07/2025

★本日、3か月に一度の開催「地域支援ネットワークふぁみプラッと」の勉強会でした!地域の支援者の皆様に集まって頂き、今日は「女性とアルコール依存症」をテーマに理解を深めて頂きました。

★「元始、女性は太陽であった」は、女性の本来の力強さと尊厳を象徴しますが、しかし現代社会では、女性がその光を発することが困難な現実があります。とくにアルコール依存症の問題は、女性の生きづらさやジェンダー格差の深層を浮き彫りにします。

★アルコール依存症の女性は少数とされますが、実際には「見えない」だけで、表面化していないケースが多いと感じます。女性はアルコールに対する身体的影響を強く受け、肝障害の進行も早い。また、社会的・経済的に弱い立場に置かれがちで、治療や支援の前に社会から排除されることすらあるのです。

★依存症からの回復支援は、今なお男性基準で作られており、過去には女性専用の施設がほとんど存在せず、現在でも十分とは言えません。さらに、社会に染み込んだ「男尊女卑」的価値観を内面化した女性たちは、自らを責め、周囲からも認められず、孤立しやすいのです。

★依存症患者の家族のうち、約半数は女性であり、支える側であっても、女性たちは精神的・社会的負担を抱え、性被害や家庭内暴力といった問題も見過ごされがちです。

★「男らしさ」「女らしさ」は本来、人間に備わったものではなく、社会構造が作り出した幻想であり、ジェンダー格差や男尊女卑の根底には、人が人を支配しようとする「コントロール」や「疎外」の構造が存在します。男性もまた「男らしさ」に縛られ苦しんでいるのです。

★女性や子ども、依存症者など、生きづらさを抱える人々の声を無視することは、社会の優しさの欠如を示しており、アルコール依存症の女性を見つめることは、単なる医療問題ではなく、人と社会のあり方を問い直す行為なのです。

★結びとして、、、
「人はみんな、太陽じゃないといけないネ」──その言葉の通り、誰もが尊厳を持って輝ける社会を目指すには、弱い立場の声に目を向けることが出発点です。

★次回のふぁみプラッと勉強会は、10月の第4水曜日です。
 詳細が決まり次第お知らせ致します。

本日の「LOOKin奈良」は、【12ステップとは?】をテーマに理解を深めました。~AAと断酒会を通じて見える「回復」の本質~12ステップは、AA(アルコホーリクス・アノニマス)で用いられる依存症からの回復プログラムで、「認め、信じ、委ねる」...
15/07/2025

本日の「LOOKin奈良」は、【12ステップとは?】をテーマに理解を深めました。

~AAと断酒会を通じて見える「回復」の本質~

12ステップは、AA(アルコホーリクス・アノニマス)で用いられる依存症からの回復プログラムで、「認め、信じ、委ねる」ことから始まり、自分自身の内面と向き合い、生き方を見直していくプロセスです。

AAは「語り」を中心に回復を進める点で断酒会と共通していますが、内容のブレを防ぐために「ビッグブック」として体系化され、12ステップが生まれました。

一方、断酒会の中にはAAや12ステップを否定的に見る声もありますが、その創設者・小林哲夫氏も実は12ステップを参考にしており、両者には共通する思想があります。

12ステップは単なる断酒ではなく、自己中心性を手放し、「つながり(コネクション)」を取り戻すことで「生き直す」ための方法論です。

「Addictionの逆はConnection」
心の整理と仲間との支え合いで、人は回復し、成長できる。

LOOKのような心理的サポートと併用することで、家族や過去の呪縛も乗り越えやすくなります。

◆結論:
使えるものは何でも使う。
回復に必要なのは、自分にとって役立つ考え方・方法を柔軟に取り入れる姿勢です。

本日は、家族の回復・成長のための勉強会「LOOK・カルデモンメ」です。今日のテーマは、「自分を大切にして」って、どういうこと?です。困っている人に向けてよく言われる言葉。「ムリしないで」「自分を大切にしてね」でも、当事者にとっては、その言葉...
05/07/2025

本日は、家族の回復・成長のための勉強会「LOOK・カルデモンメ」です。今日のテーマは、「自分を大切にして」って、どういうこと?です。

困っている人に向けてよく言われる言葉。
「ムリしないで」「自分を大切にしてね」
でも、当事者にとっては、その言葉が逆につらく響くことがあります。

「ムリしないと生きてこれなかった」
「どうやって自分を大切にしたらいいの?」
――そう思いながらも、「ありがとうございます」としか言えない。本音は、言葉にする場所さえ見つけられないまま、心にフタをしてしまう。



そもそも、「自分を大切にする」って何なのか?

「人を大切にするには、自分を犠牲にしなければいけない」
そんな価値観に縛られていませんか?
でも本当は、自分を大切にできるからこそ、人も大切にできるんです。

依存や苦しみの中にある人が「自己中心的」と言われることがあります。でも、それは“わがまま”という意味ではなく、
傷つかないように人とのつながりを断ち、自分を守ろうとしている姿でもあります。

苦しい状況で生き抜くために身につけた「クセ」や「思い込み」。恨み、罪悪感、自己憐憫――言葉にできない“負の感情”。
それらが、自分を大切にすることを難しくしているのかもしれません。


じゃあ、どうすればいいのか?

✔ 正しい情報を知る
✔ 自分の心のクセや思い込みに気づく
✔ 仲間とつながる
✔ 過去の自分と和解する
✔ 安心できる場所で、正しく「甘える」

「甘ったれ」ではなく、弱さを見せられる強さこそが、人とつながる力になります。



「自分を大切にする」とは、
自分と和解すること。
そして、自分を大切にできる分だけ、
誰かを心から大切にできるようになっていくものだと思います。

木津川市「広報7月号」にも掲載して頂きました!
05/07/2025

木津川市「広報7月号」にも掲載して頂きました!

★第3火曜日は「家族の回復・成長のための勉強会LOOKin奈良」です。依存症のある人の家族として、私たちはどこに向かえばいいのか?をテーマに理解を深めていきました。★「回復」という言葉があちこちで聞かれるけれど…実はこの言葉ほど曖昧で、人そ...
18/06/2025

★第3火曜日は「家族の回復・成長のための勉強会LOOKin奈良」です。依存症のある人の家族として、私たちはどこに向かえばいいのか?をテーマに理解を深めていきました。

★「回復」という言葉があちこちで聞かれるけれど…
実はこの言葉ほど曖昧で、人それぞれ意味が違うものはないと思う。笑顔になる? 幸せになる? それも確かに“正しい”けれど、
そんなに簡単じゃない。

★誰かが回復させてくれるわけでもないし、
笑顔の練習をすれば回復できるわけでもない。

★だから私は、「回復とは何か?」を自分の言葉で探していきたい。

★私にとっての回復とは、
「よりよく生きること」
「健康な関係性をつくること」
「自分の人生を、自分の足で歩くこと」

★回復を阻むものはたくさんある。
古い呪縛、誤解、負の感情、過去の痛み。
でもまずは、それに気づくことから始まる。

★そして少しずつ、
耳で「聴き」、口で「語り」、目で「見て」、足で「歩く」。
ときにはただ「漂う」時間も必要。

★過去の自分とも、ゆっくり和解していく。
自分の言葉で語ること、自分の感情を出し切ること、
それが「回復」の第一歩かもしれない。

★回復に終点はない。
だからこそ、「今日一日を生きる」覚悟が大切だと思う。

🌸人は、“いま、このとき”にしか生きられないから。

★依存症者を抱え、悩む家族の方のご参加をお待ちしております。

伝えたいことって、うまく言ったつもりでも相手に全然届かなかったり、逆に伝わってほしくない気持ちだけが伝わってしまうことってありますよね。たとえば「Iメッセージ」で自分の気持ちを伝えても、実は「相手を変えたい」って気持ちがにじみ出てたら、それ...
07/06/2025

伝えたいことって、うまく言ったつもりでも相手に全然届かなかったり、逆に伝わってほしくない気持ちだけが伝わってしまうことってありますよね。たとえば「Iメッセージ」で自分の気持ちを伝えても、実は「相手を変えたい」って気持ちがにじみ出てたら、それが伝わってしまう。そうなると、相手は素直に聞いてくれなくなるんです。

実は、言葉だけで伝わるのって全体のほんの一部で、声のトーンや表情、態度の方がずっと影響力があるんです。だから、言葉よりも「どういう気持ちで言ってるか」の方が相手に伝わりやすい。

それに、人ってコントロールされるのが嫌いなんです。だから、無意識に相手を動かそうとするような言い方をすると、かえって関係がこじれてしまう。相手のペースに巻き込まれて、気づいたら自分が背負わなくていい責任まで抱えてることもあります。

結局、自分の中のモヤモヤ――怒りとか、悲しさとか――に気づいて、それをちゃんと感じて手放していくことが、うまく伝えるための第一歩なんです。

根本的に、人は誰でも自分の思い通りに他人を動かそうとする性質を持っています。その背後には、恨みや自責、自己憐憫などの負の感情が潜んでいることが多く、これらが強ければ強いほど、相手との関係にも悪影響を及ぼします。だからこそ、自分の心の動きに気づき、それを見つめること――だから「LOOK」が大切になってくるのです。

今日のLOOKカルデモンメでは、「コミュニケーションの不思議」と題して理解を深めていきました。

いつも、沢山のお菓子を持ち寄り分かち合っています🥧🍪🍿🍫🍩🍡

6月号の広報木津川にも 掲載させて頂きました!
31/05/2025

6月号の広報木津川にも
掲載させて頂きました!

家族の回復・成長のための勉強会「LOOK」inカルデモンメも、はや1年が経ちました!当初よりも参加者が定着しており、「ここに来て楽になれる」というお言葉も頂いて、やってきて良かったなと実感しています。皆でお菓子を持ち寄り、ホッとできる時間と...
17/05/2025

家族の回復・成長のための勉強会「LOOK」inカルデモンメも、
はや1年が経ちました!

当初よりも参加者が定着しており、
「ここに来て楽になれる」というお言葉も頂いて、
やってきて良かったなと実感しています。

皆でお菓子を持ち寄り、
ホッとできる時間と場所を提供できること、
また会場を無償でお貸し頂けていること、
本当に感謝に気持ちでいっぱいです。

参加者の皆さんが来て良かったと思ってもらえるよう、
今後とも継続していけるよう努力していきたいと思います。

★第4木曜日は、支援者へ向けた「ふぁみプラッと」勉強会の日です。★今日のテーマは「生き直し」ということで、依存症当事者の方や、ご家族の体験をお聞きしてもらい、講師のお話しと共に知識を深めて頂きました。★依存症と関わることは、自身の生き方につ...
24/04/2025

★第4木曜日は、支援者へ向けた「ふぁみプラッと」勉強会の日です。

★今日のテーマは「生き直し」ということで、依存症当事者の方や、ご家族の体験をお聞きしてもらい、講師のお話しと共に知識を深めて頂きました。

★依存症と関わることは、自身の生き方について見つめ直すいい機会を与えられ、「生き直し」できるものでもあるのですというお話をさせて頂きました。

★参加くださった支援者の方の中には、これまでの自身の人生を振り返りながら、お話を聴かせて頂きましたとのお声もありました。

★そう!これが大事で、参加下さる支援者の方にも、自身に目を向ける機会を作って頂くことも狙いとしています。

★支援をする側が自身のケアができていなければ、支援の対象者への関わり方も影響してくるのではないかと考えます。

★それから、勉強会を継続していく中で自助グループの必要性は十分に感じては下さっているのは分かりましたが、その自助グループへどう繋げていくのか?が難しいとの意見もございました。

★ここぞ!というタイミングを見計らい、そのタイミングで「ポン!」と肩をたたけるようになること。それには、まずじっくり話を聴くことが大切であることをお伝えしました。

★そうはいってもなかなか難しいことだと感じます。だからこそ、今後も勉強会へ参加しながら、またどう対処していいか?迷った時の為に支援者へ向けた相談会も利用をしてくださいとお伝えしました。

★今日も本当に貴重な体験談をお聴きし、参加者の皆様とともに知識を得ることや、自身の振り返りも出来ました。今後も、継続していけるよう取り組んでいきたいと思います。

★次回は「依存症と女性」をテーマに知識を深めていきたいと思います。支援者で、依存症の問題を抱えておられるケースをお持ちの方のご参加をお待ちしています。

★第2土曜日は、家族の回復・成長のための勉強会「LOOK」inカルデモンメです。★今日は「家族の回復」とは?を、参加者のみんなで分かち合いました🌿★依存症者を支えるという美談や、 「許すことができなければ、回復とは言えない」という誤解をほど...
12/04/2025

★第2土曜日は、家族の回復・成長のための勉強会「LOOK」inカルデモンメです。

★今日は「家族の回復」とは?を、
参加者のみんなで分かち合いました🌿

★依存症者を支えるという美談や、 「許すことができなければ、回復とは言えない」という誤解をほどき、まず、依存症者を含めて、人との関係性として「コントロールしない、されない関係性」を目指す。

★「自分の人生の責任は自分にある」ということ、自分を生きるということ、自愛を取り戻すことなど、時間いっぱい家族の回復について大事なことを取り上げました。

★また、先日できた家族のテキストの読み合わせもし、
家族の回復についての理解も深めることができました。

★参加されていたお一人が、このテキストは「すーっと頭に入る」と言ってくださり、何度も確認することができると喜んで頂きました。

★ふぁみりーすまいるでは、家族の回復について徹底的にこだわっていきたいと思って集まっています。

★ぜひ、ご興味のある方は参加してみてください🙇‍♀️🌿

★従来の依存症回復支援は、どうしても依存症本人だけに目が行きがちでした。★しかし、家族には家族独自の回復課題があり、家族自体が回復支援の対象なのです。これまでの家族支援テキストは、このような観点で作られていないとの思いを持つ同志が集まり、約...
31/03/2025

★従来の依存症回復支援は、どうしても依存症本人だけに目が行きがちでした。

★しかし、家族には家族独自の回復課題があり、家族自体が回復支援の対象なのです。これまでの家族支援テキストは、このような観点で作られていないとの思いを持つ同志が集まり、約2年かけて作成に取り組んできました。

★テキスト作成に取り組む中で、ジェンダーと依存症との関係も浮かびあがり、家族にとっての回復とは何かを存分に話し合う場にもなりました。

★また、本人が断酒した後も家族がなぜこんなに苦しいのか?を考え続けた時、もっと以前の自分の育ちから物語が始まっていることに気づき、自身に目を向けることの大切さを改めて感じることができました。

★今、身近な人のお酒で困っている方が、このテキストを手に取り、自身に目を向けるきっかけになれば嬉しいです。

住所

Nara-shi, Nara

ウェブサイト

アラート

ふぁみりーすまいるがニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

共有する