10/02/2025
「老化って何でしょう?」
こう訊かれたとき、医師として一番簡単に答えるのなら、
「血流が悪くなること」
の一言に尽きます。
血流が悪くなると、体のさまざまな機能が働きにくくなります。自律神経にも影響があり、モチベーションが上がらなくなって、何となく気分もどんよりとしてきます。
(中略)
生命維持活動を司る自律神経は年齢とともに徐々に衰え、50歳を過ぎると、野生動物であれば自然界で生きられないレベルまで下がる、といわれており、何らかの対策をとらない限り、気持ちがしずんでしまうのは、実は当たり前のことなのです。
順天堂大学医学部教授 小林弘幸著「老いが逃げていく10の習慣」(講談社)