25/11/2025
宮下裕志です。
一般的には行われていないでしょうけど、根管治療の際の細菌検査。私はこの検査をやらずには治療を終えることは難しい。細菌検査は1つの診断方法ですから、1枚レントゲンを撮影するのと同じこと。少なくとも、見つからない状態で根管治療を終えた方が、気が楽。このケースは治療中に多くの細菌が根管内にあったことがわかるし(左半分)、治療後に、非常に少なくなり根管治療が効果的なこともわかる。そして、それでも少し残っていたこともわかる(右半分)。
黒い小さな点、まあまあ大きな点、いくつか異なる細菌が存在していることもわかる。黒く大きいのはporphyromonas かもしれません。歯周病の患者さんに良くみられます。
簡易な方法だけど、次の治療方針の助けとなると思う。もちろん、ラバーダムがきちんと装着されていないと、いつまでも細菌がみつかることもあります。基本が一番重要です。