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大学からの友人の会社の企画で、協力していたオンライン講義の内容が今回本になりますプライマリケア医、後期研修医に向けた内容となっています。自分の名前が本に載っているのは不思議な感じですが、Amazonでも売っていますので皆様ぜひ。https:...
10/12/2024

大学からの友人の会社の企画で、協力していたオンライン講義の内容が今回本になります
プライマリケア医、後期研修医に向けた内容となっています。自分の名前が本に載っているのは不思議な感じですが、Amazonでも売っていますので皆様ぜひ。

https://www.amazon.co.jp/dp/4296205803/

当科の医師が昨年度から取り組んでいた論文がacceptされました。昨年度ベスト指導医にも輝いており、臨床、教育、研究の3本柱を体現してくれています。医療センターでは大学病院以外では珍しく、隣に臨床研究センターがあり臨床研究のサポートも行って...
03/02/2023

当科の医師が昨年度から取り組んでいた論文がacceptされました。
昨年度ベスト指導医にも輝いており、臨床、教育、研究の3本柱を体現してくれています。

医療センターでは大学病院以外では珍しく、隣に臨床研究センターがあり臨床研究のサポートも行ってくれています。
最近は昼に行われている研究相談などにも研修医や専攻医も参加してくれることもありますので興味ある方はぜひ。

To evaluate the relationship between the change of titer and adverse events after the third vaccination for COVID-19 among healthcare workers.Design a…

今回は少し古い論文ですが、、つい先月。高齢者の肺炎(おそらく誤嚥)が改善が悪く、一部限局的なcrazy paving pattern or diffuse alveolar damage (DAD)のような所見になり改善に少し時間を要した症...
27/01/2023

今回は少し古い論文ですが、、
つい先月。高齢者の肺炎(おそらく誤嚥)が改善が悪く、一部限局的なcrazy paving pattern or diffuse alveolar damage (DAD)のような所見になり改善に少し時間を要した症例を経験。
その時に思い出して、もう一度確認。
多分細菌性というより誘発されが炎症による肺障害なんだろうなあと。
ステロイド使ったらもう少し早く良くなったかもしれません。

肺炎は、米国における65歳以上の死因の第6位

髄膜炎、ニューモシスチス、結核など、他の感染症におけるこれまでの有益な結果に基づいて、副腎皮質ステロイドが補助薬の一つとして提案
Antiinflammatory action of glucocorticoids—new mechanism for old drugs. N Engl J Med. 2005;353:1711-1723.

サイトカインが過剰に放出されると、肺の炎症、敗血症、急性呼吸促迫症候群などの有害な症状を引き起こす

目的としてはJarisch-Herxheimer様反応を緩和すること

2016年に行ったシステマチックレビューでは副腎皮質ステロイドで治療した患者の機械的人工換気の必要性、急性呼吸窮迫症候群への進行、および総入院期間の減少を認めた
Do corticosteroids provide benefit to patients with community- acquired pneumonia? Ann Emerg Med. 2016;67:640-642.

ただし、前回のレビューでは、死亡率やICUへの入室に有意差は認められなかった

繰り返し行われているメタ解析
今回の結果ではやっぱり臨床的改善良いかも。死亡率も少し改善させるかも

今までも重症肺炎の方では使うこともたまにはあったけど。。
そいうったアプローチが今後より一般的になるかも。

治療により臨床的な治療の失敗の減少、入院 期間の短縮および重症肺炎の成人では死亡率の低下が見られる

またまたHIVの最近のトピックスの話①PrEP 曝露前予防内服HIV感染リスクの高い性交渉や行為のある人々に対して感染リスクを軽減するために抗HIV薬を予防的に内服すること愛知県で行われている医療機関はありませんが、東京の方ではいくつか行っ...
05/01/2023

またまたHIVの最近のトピックスの話
①PrEP 曝露前予防内服
HIV感染リスクの高い性交渉や行為のある人々に対して感染リスクを軽減するために抗HIV薬を予防的に内服すること

愛知県で行われている医療機関はありませんが、東京の方ではいくつか行っているようです。感染予防効果はかなり高いこともあり、HIV感染を予防する目的としてはいいと思いますが、すでにHIV感染していることに気づかず、PrEP内服されている方も散見されます。そういった方は診断までに時間がかかってしまいます。
また、PrEP服用者はHIV以外の性感染症が増加しているという報告もあり、メリット・デメリットがあります。

②持効型注射製剤
毎日の錠剤内服から1か月もしくは2か月に1回の注射のみでHIVがコントロール可能に

普段から服用することを苦痛に感じている人や内服困難な人にとって新しい選択肢となります。ただ実際のところは3か月に1回の通院が2か月に1回になったり、毎回筋肉注射を行うということで忌避的な方も多い印象ではあります。

診断90%以上、治療90%以上、ウイルス抑制90%以上(90-90-90)が国際的に目標とされていましたが、現在はHIVとともに生きる人々(PLWH)にとっての生活の質を上げることも90%以上という新たな目標があるようです。
治療は進歩しているため、生命予後は長期的となっていますが、逆にHIV患者の高齢化は進んでいるため、HIV拠点病院以外の様々な医療施設の協力が必要です。4つの90を達成するためにも、HIVという疾患への理解がいただけることを望みます。

13/11/2022

少し遅くなりましたが、激寒の青森より10月後半の文献紹介をお送りします。 仕事を終えたら、こたつに籠って論文を読むのにいい時期になりましたね。。

HIVの最近の知見のお話HIV患者さんの数は薬剤のおかげで予後が良くなっているため年々増加傾向です。薬がしっかり飲めれば普通の人とほとんど寿命も変わりません。無症状のこともあり曝露などに気付かずに過ごしている人が多い可能性もあり、海外ではM...
02/11/2022

HIVの最近の知見のお話
HIV患者さんの数は薬剤のおかげで予後が良くなっているため年々増加傾向です。

薬がしっかり飲めれば普通の人とほとんど寿命も変わりません。

無症状のこともあり曝露などに気付かずに過ごしている人が多い可能性もあり、海外ではMSMなどの人は少なくとも年1回HIV検査を受けることを推奨されています。
https://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr5514a1.htm.

検査には昔からwindow periodがあり急性期のみではわからないこともあります
メインのup dateは、昔は確認検査としてウエスタンブロットがされていましたし、皆さんもそれで勉強したのでは??
第4世代のキットでは以前からあるWBなどで発見できない期間の症例も判定できることもあり確認検査として判断が難しい場合が多く出現するためWBは近年では使用されなくなっています。
なんならWBの受注もやめているようです
それに代わって確認検査は別の抗体検査Geeniusが主流に。

海外でも第四世代 一般的に使用されているみたいです
J Clin Virol. 2017 Sep;94:15-21.

それ以外に自分が診療していた頃との違いは
以前よりPCP 結核発症AIDSの際のARTの導入タイミング少し早めの流れに。

なんだかこの辺りはデータの蓄積というより抗生剤の使用期間のような流行り廃りのようなかんじも。。。

東海地区の症例は基本的に当院が多く対応していますし、外来研修なども受け入れていますのでぜひ興味がある方はぜひ。

住所

名古屋市中区三の丸
Sakae, Aichi

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