
01/07/2025
無病息災を願って・・・祈りの麻生めし
6月30日の麻生めしは「夏越ごはん」でした。
あまり耳馴染みのない行事ですが、皆さんはご存じでしょうか?
毎年6月30日は「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」の日です。ご近所の神社に大きな茅の輪(ちのわ)が作られているのを目にした方もいるのではないでしょうか。
大祓(おおはらえ)は701年、大宝律令の時に宮中で正式に始まった伝統行事で、夏越の大祓と年越の大祓があります。半年間に溜めた心身の穢れや諸々の罪や過ちを祓うという儀式です。興味のある方は年越しの大祓に注目してみてくださいね。この行事は厄難消除以外にも、無病息災や交通安全といったご利益があるとされています。
夏越の祓(なごしのはらえ)という行事では、病気をしないで元気に過ごせるように願って特別な食べ物を食べる風習があり、地域によって様々あるようです。当院ではランチに「夏越ごはん」が提供されました。
【夏越ごはん】
雑穀(ざっこく)ごはんの上にカラフルなかき揚げを乗せたもの。かき揚げの形は、茅の輪(ちのわ)という輪っかをイメージして作られています。お米はお腹にたまりやすく、エネルギーが長持ちするので、暑い夏でも元気に過ごせるようになります。
かき揚にはゴーヤ、パプリカ、たまねぎなどの夏野菜が使われていて、見た目にもカラフルで食欲をそそります。大根おろしの柑橘タレの効果でさっぱりとした後味に。かき揚なのに、なんとも爽やかです。
わかめの卵豆腐、茄子と胡瓜の梅肉和えも、ひんやりと冷えていて暑さに疲れた身体を癒してくれました。
入院患者さんと、我々職員の無病息災を願ったランチ。とっても美味しかったです。これでまた半年、元気に働けます。栄養科の皆さんありがとうございました。今回もご馳走様でした!