医療生協さいたま 所沢診療所 通所リハビリテーション「結」

23/09/2025

🥇長寿をお祝いして🥇

先日、『結』のご利用者であるY様（99歳、来年1月に100歳を迎えられます）が、実習生さんにふと「メダルをもらいました。まだ誰にも伝えていないんだけど」と少し恐縮されたご様子でお話しくださいました。

その後、実習生さんが報告してくれたことで、このように記念のお写真を撮らせていただくことができました。

✨この度は、誠におめでとうございます✨

Y様には、所沢市より敬老祝品として記念メダルが贈呈されました。

戦争の真っ只中を生き抜かれ、数々のご苦労を重ねてこられたY様。

そして戦後の日本を今日の姿へと築き上げてくださったお一人でもあります。

その歩みに深い敬意を抱かずにはいられません。

『結』の最年長であられるだけでなく、現在も週2回ほとんど休まずに通ってくださり、いつもお元気なお姿を見せてくださっています。

その凛としたお姿は、他の利用者様にとっても大きな勇気と元気の源になっています。

📝さらに、9月19日のマイライフノートには、

「リハビリ・目標の100歳は達成出来そうなので、残りの人生の一年々を大切に。最後まで自分の足で歩く様にしたい」

と力強く書かれていました。

その前向きなお言葉に、スタッフ一同も深く励まされております。

スタッフ一同、これからもY様が健やかに『結』での時間を重ねていただけるよう、心を込めてお手伝いしてまいります。

Y様、これからもどうぞお元気でいてください。✨

22/09/2025

🥇長寿をお祝いして🥇

先日、結のご利用者であるY様（99歳、来年1月に100歳になられます）が、ふと実習生さんに「メダルをもらいました。まだ誰にも伝えていないんだけど」と、少し恐縮されたご様子でお話しくださいました。
その後、実習生さんが報告してくれて、このように記念のお写真を撮らせていただくことができました。

この度は、おめでとうございます。✨
Y様には、所沢市から敬老祝品として記念メダルが贈呈されました。

戦争の真っ只中を生き抜かれ、数々のご苦労を重ねてこられたY様。
そして、戦後の日本を今日の姿へと築き上げてくださったお一人でもあります。
その歩みに深い敬意を抱かずにはいられません。

『結』の最年長であられるだけでなく、現在も週2回ほとんど休むことなく通ってくださり、お元気なお姿を見せてくださっています。
その凛としたお姿は、他の利用者様にも勇気と元気を与えてくださっています。

スタッフ一同、これからもY様が健やかに結での時間を重ねていただけるように、心を込めてお手伝いしてまいります。

Y様、これからもどうぞお元気でいてください。✨

18/09/2025

📊痛みの研究　～神奈川県立保健福祉大学との共同研究～📊

責任者の山口です。
このたび「通所リハビリテーション結」は、神奈川県立保健福祉大学の平瀬達哉准教授（理学療法士）、大学院生の石坂菜々子さん（理学療法士）と、共同研究を進めていくこととなりました。

↓↓↓平瀬先生の研究室
https://www.kuhs.ac.jp/department/graduate_school/professors/details_01454.html?l=professors_rehabilitation_pt

私にとって平瀬先生とのご縁はとても特別なものです。
前職である青梅慶友病院では、終末期リハビリテーションの一環として関節拘縮（関節が固まってしまうこと）の対策に取り組んでおりました。
その際、共同研究でご指導をいただいたのが長崎大学の沖田実教授です。
そして今回、その沖田教授の教え子でいらっしゃる平瀬先生とご一緒できることとなり、私自身の人生の中でも大変うれしく、思っております。

なぜ、痛みについて研究することになったのかをお話します。

高齢期に多い慢性的な痛みは、活動量の低下を招き、筋力低下や転倒のリスクを高めるだけでなく、不眠や気分の落ち込み、記憶力の低下など生活全体に広く影響を及ぼします。
薬に頼りすぎることで通院や費用の負担が増え、ご本人だけでなくご家族にとっても大きな問題となります。

実際に結の利用者様の中にも、慢性的で長引く痛みを抱えていらっしゃる方が非常に多く見られます。
そうした痛みを、ただ「高齢だから仕方がないですね」と片づけてしまってはいけない...
そのような想いから、スタッフ一同、少しずつ学びを深めてまいりました。

痛みと不活動には深い因果関係があります。
痛みが続くことで「動きたくない」という気持ちが生まれ、活動量が減り、筋力が落ち、さらに痛みが増すという悪循環に陥ります。
しかも痛みには、身体面だけでなく心理的・社会的な要素も重なり合っているため、多面的な視点から早期に予防していくことがとても大切です。

私が終末期の現場で多くの患者様と関わって参りましたが、四肢の関節拘縮を抱える方が非常に多くいらっしゃいました。
日常のケアは介護職にとって大きな負担となり、また、そのような拘縮を抱えたままお亡くなりになる方々も数多く看取らせていただきました。

そのたびに「リハビリ専門職として、果たすべき責任を本当に全うできたのだろうか？」と自分自身に問いかけてきました。
苦痛や不自由さを少しでも和らげられたのか、本当にその人の尊厳を守るケアができていたのか…
自らに問い直す日々を過ごした思い出があります。

そして現在、介護保険の入り口でもあるこの「結」の現場に身を置くようになり、改めて強く感じたことがあります。
それは、終末期の場面だけでなく、もっと早い段階から「痛み」に向き合い、予防に取り組まなければならないということです。
私が結に転職してから、真っ先にこの課題を解決していかなければならない、と思いました。

だからこそ、動けるうちから痛みの発生を予防し、活動性を維持することがいかに重要かを痛感しています。
それは単なる身体機能の維持ではなく、健康寿命を延ばし、人生の最期まで苦痛なく生活するために欠かせない取り組みであると強く感じています。

今回のご縁は、私にとって大きな喜びであり、結のスタッフにとっても新しい挑戦の第一歩です。
研究と臨床を結びつけ、一人でも多くの方々に貢献できるよう、スタッフ一同精進してまいります。

そして、誰にでも訪れる人生の最期の時を、「美しい姿で最期を迎えていただく」「終わりよければすべてよし」…。その言葉を大切にしながら…。

どうぞ、皆さまの温かいご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

●写真1枚目
結でリーダーを務めている「理学療法士の遠藤」とご挨拶に伺いました。

●写真２枚目
『エンド・オブ・ライフケアとしての拘縮対策』
福田卓民・沖田実 編著（2014年、三輪書店）

●写真３枚目
『フレイル高齢者の関節可動域　ケアの指標としての活用』
福田卓民・沖田 実 編著（2023年、三輪書店）

04/09/2025

✨今日の一シーン✨

今週のポイントは、「集団体操以外の目的を持った活動」についてのお話です。

いつも元気に取り組んでいる集団体操の合間に、「せっかくなら、何か目的を持った活動にも取り組んでみましょう」とお声かけをしました。
日常の中で楽しみにできる活動や、自分らしさを発揮できる時間をどう作っていけるか、一緒に考える時間となりました。

さらに、ロッカーに活動例のイラストを貼り、見える化を進めたところ、本日さっそく自らマシントレーニングに向かわれる方もいらっしゃいました。
10分という短い時間でしたが、その行動により結の中の雰囲気ががらりと変化しました。

体操だけでなく、好きな音楽を聴くこと、手先を動かす作業、季節を感じる散歩など、少し視点を広げると毎日の過ごし方が豊かになります。
実際にご利用者さまからも「なるほど」「やってみたい」といった声が聞かれ、体操の時間とはまた違う、活き活きとした表情が見られました。

02/09/2025

休まずに通い続ける意味を考える

皆さん、こんにちは。責任者の山口です。
「結」では、約4年間にわたり、毎週集団体操の前に「今週のポイント」として健康や生活に役立つ情報をお伝えしてきました。
これからは、その内容をさらに体系的に進めていきたいと思います。

●休まずに通うことの大切さ
年齢が上がるにつれて要介護になる人の割合は増加し、それに伴い介護給付費も年々高くなっています。
だからこそ重要なのは「予防」です。定期的に通所し、リハビリを継続することが、介護をできるだけ遅らせる一番の方法となります。これはご自身のためであると同時に、ご家族の負担を軽減することにもつながります。

●認知症予防にもつながるリハビリ
認知症は誰にでも起こり得るものですが、進行を遅らせることは可能です。
「結」での運動、頭を使う活動、人との交流は、認知症を防ぐ力となります。休まず通うことが、最大の予防になるのです。

●社会全体の背景と「結」の役割
一方で、介護の現場は人手不足が深刻化しています。生産年齢人口が減少し、施設によっては半数以上が外国人職員というケースもあるほどです。
そうした時代だからこそ、私たち自身が健康を維持し、元気を保つことが未来の自分を守る最良の方法です。

●通所リハビリテーションの現状について
全国的に見ると、通所リハビリテーション事業所の数は 2020年をピークに減少傾向 にあります。
高齢化によってリハビリを必要とする高齢者はますます増えているにもかかわらず、施設の数が逆に減っているというのが現状です。

その背景には、以下のような課題があります：
●スタッフ不足
理学療法士や作業療法士などの専門職が十分に確保できない。
●介護現場の人手不足
介護職員の低賃金や重労働が大きな課題となり、担い手が減っている。
●経営的な困難
利用者数の変動や報酬制度の影響で、安定した運営が難しい施設もある。

こうした状況の中で、「結」は今も安定して利用者が増えている数少ない事業所のひとつです。
つまり、皆さんが通い続けてくださること自体が、「結」の存続を支える大きな力になっています。

●「結」のこれまでとこれから
2015年の開設以来、利用者数は少しずつ増加し、2025年もありがたいことに増加傾向にあります。
これはスタッフだけでなく、利用者の皆さんとともに育んできた成果です。

一方で、キャンセル日数の増加は、体力低下や生活リズムの乱れにつながります。
体調不良の際は無理をせず、どうしても外せない予定がある場合は「休む」ではなく「日にちを変えて通う」という工夫をお願いしています。

●「自分らしい生活」を取り戻すために
リハビリテーションの本来の意味は「からだを治すこと」だけではなく、「自分らしい生活を取り戻すこと」です。
買い物に行くこと、孫と遊ぶこと、趣味を楽しむこと――「結」に通う目的はまさにこうした日常を守ることにあります。

そのために…
■自主トレーニングの実施
■マイライフノートの活用
■3か月ごとの目標設定
を取り入れながら、皆さんと一緒に歩んでいきたいと思います。

「今週のポイント」を通じて、利用者様やご家族の皆さんにとっての学びや気づきが少しでも増えていけば嬉しいです。

24/08/2025

📖 利用者様のマイライフノートより

先日、ある利用者様が「マイライフノート」にこのような出来事を書いてくださいました。

所沢の元ダイエーの地下で買い物をしていた時のこと。
ザックに商品を詰め、さらに重い荷物を持って歩いていたら、ふらついてしまいました。
その時、近くにいた女性がカートを用意してくださり、声をかけて助けてくださいました。
本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
無事に買い物を終えることができた一方で、水分をしっかり摂らずにいたため、軽い熱中症になりかけてしまったそうです。
利用者様は「もう少しで倒れるところだった」と振り返り、「人の親切に支えられて生きていること」「水分補給の大切さ」を実感されたとのことでした。

日々の暮らしの中には思いがけない困難もありますが、誰かの温かい心遣いで救われる瞬間があります。また、この暑い季節には熱中症予防のためにも「こまめな水分補給」を改めて意識していきたいと感じました。

そして、我々も地域の中で、このような場面に出くわしたら、迷わず手を差し伸べられる存在でありたい、そう強く思います。

16/08/2025

https://yuitotomoni.blog.jp/archives/32751342.html

『結だより vol.49』8月号↓　↓　↓下記よりファイルのダウンロードができます！！『結だより vol.49 2025年8月号』

13/08/2025

✨conomi森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房✨

地域に広がる温かいご縁 ― 森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房

今月から、月に一度「森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房」の皆さんが、当診療所にお菓子の販売に来てくださることになりました。

この工房は、障害をお持ちの方々が働く作業所です。

丁寧にお客様と向き合う姿からも、あたたかな気持ちが伝わってきます。
地域で支え合い、つながりを大切にしながら働く姿は、私たちにとっても大切な学びです。

これから毎月、この出会いと美味しさを楽しみにしています。

https://morinokashi.storeinfo.jp/

05/08/2025

【熱中症警戒】結・所沢 13時の気温は…なんと39度！

本日13時現在、所沢の外気温は39℃を記録しました。

外に設置している温湿度計も、危険レベルを振り切る勢い…
まさに「命に関わる暑さ」です。

結では、このような状況を受けて、すぐに室内の熱対策を強化しています。

各所に扇風機を配置し、室内の空気を循環…。
急遽、特に熱がこもりやすい場所には、ポータブルクーラー（移動式冷房機）を設置…
排気ダクトを窓にしっかりと接続し、熱がこもらないよう外へ逃がす工夫をしました。

☀️ 命を守るためにできること
この暑さでは、ちょっとした油断が体調不良につながりかねません。
ご自宅でも、以下のような対応を心がけてください。

●エアコンや扇風機を我慢せずに使う
●のどが渇いていなくても、こまめに水分をとる
●高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では、室温の定期的なチェックを

引き続き、「結」では利用者様の安全と快適な環境づくりのために、スタッフ一同で全力を尽くしてまいります。

皆さまも、くれぐれもご自愛ください。

15/07/2025

https://yuitotomoni.blog.jp/archives/32535484.html

『結だより vol.48』7月号↓　↓　↓下記よりファイルのダウンロードができます！！『結だより vol.48 2025年7月号』

09/07/2025

🌼 実習生への思い、またひとつ🌼

先日ご紹介した、Y様のマイライフノートの一節——
今回、そのブログをご覧になった別の利用者様から、こんな素敵な感想をいただきました。

👇👇👇
私も「結」の利用者です。
もうかれこれ6年、お世話になっています。
毎週水曜日と土曜日の午前中、私にとっては貴重な生活の場です。
加えて御年92歳、足腰が不自由で一人での外出、ままならぬ身とあっては、家までの送迎も含め、私にとっては「結」は欠かせない存在です。
生活の大切な部分です。
「結」での時間は欠かすことのできない貴重な時間なのです。
ですから「結」での生活を楽しく有意義なものにしたいと願っています。
Yさんの感想、拝見。
私も実習生の皆さんとお会いし、お話をしたり、体操のお世話になったりしています。
若い実習生の皆さんが介護・福祉という、生きることに直接深くかかわるお仕事を目ざして頑張っておられる姿に接して、心強く思い、感謝しています。
「結」のスタッフの皆さん、そして若い実習生の皆さんに心からの感謝を申し上げます。
👆👆👆

このような感想をいただき、職員一同、心から感激しています。
利用者様同士がお互いを思いやり、実習生の頑張りを支えてくださる「結」のあたたかさ。
私たちが日々大切にしている“人と人とのつながり”そのものです。

Y様、そして感想を寄せてくださった利用者様、本当にありがとうございます。
これからも、実習生にとっても、皆様にとっても「意義ある時間」となるよう努めてまいります。

05/07/2025

💬Y様の優しさに感謝💬

Y様のマイライフノートには、心が温かくなる一言が綴られていました。

「前の実習生に劣らず、今の実習生もよくがんばっていると感じる。
人が努力している姿は、見ていて気持ちがよい。結の職員の指導の賜物と思う。感謝！！」

日々、実習生の方にさりげなく声をかけ、努力を認めてくださるY様。
そのまなざしは、実習生にとって大きな励ましであり、私たち職員にとっても学びの姿勢を再確認させてくれます。

こうした一言一言が、「結」のあたたかい空気をつくってくださっているのだと、改めて感じます。
Y様、心より感謝いたします。