訪問看護リハビリステーションsora

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SORAには精神疾患を抱える利用者様も数多くいらっしゃいます。 お子様~高齢者まで年齢も、お悩みも様々です。 そんな利用者様たちと看護師のかかわり方をご紹介する ”ゆるり精神科訪問看護”。 精神科訪問看護と聞くと気構えてしまう方もいらっしゃ...
22/09/2025

SORAには精神疾患を抱える利用者様も数多くいらっしゃいます。 お子様~高齢者まで年齢も、お悩みも様々です。 そんな利用者様たちと看護師のかかわり方をご紹介する ”ゆるり精神科訪問看護”。 精神科訪問看護と聞くと気構えてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、ここではかしこまらずに”ゆるり”と読める・知れる情報をお伝えしていきます。 自分の症状に気づくのがむずかしく、頑張りすぎてしまう方、症状が安定しない方へ 【クライシスプランの作成】 クライシスプランとは、 「自分の調子が悪い時はどういう時?」 「調子が悪い時の対処法は?」 「支援者にしてもらいたい対応は?」 といった患者さんそれぞれの「病状悪化のサイン」と、その対処方法などを一覧表にしたものです。 クライシスプラン使用に特におすすめの方 ・症状の波がある方 ・自分の症状に気づきにくい時がある方 ・就労など新たなチャレンジをしたい方 ・病状悪化を防ぎたい方 ・具合が悪いときにどうしたら良いか分からない方 こちらはクライシスプラン用紙の一例です。 (参照)住友ファーマ医療関係者向けサイトより 医療者は無料でダウンロード可能 病院で既に作成されている方もいらっしゃるかと思います。 その場合は既存のものを使用しながら、生活の中でアップデートしていきます。 クライシスプランを作成する上で大切なのは、「利用者様本人と共につくっていく」ということです。 一例として上記のものを挙げましたが、形は様々であり、利用者様にフィットしたものを使用していきます。 最近はその日の気持ちを日記や絵文字で記録するスマホアプリなどもあります。 クライシスプランの良いところ ・「症状を視える化」することで、対処法が明確になり、スムーズな対応につながる。 ・具合が悪く、自分自身では対処しきれない時に、あらかじめ支援者の対処方法を決めておくことで本人の希望を尊重することができる。 ・主治医への症状の報告がより詳細なものとなり、自分に合った治療を受けやすくなる。 上手く自分で伝えられない場合は、クライシスプランを元に看護師と一緒に受診メモを作ったり、必要時には看護師と病院が直接やりとりをして受診のサポートを行なっています。 以下では、起こりえるストレスの原因と対処方法の一例を挙げてみます。 ご自身では気づきにくい部分のサポートになればと思います。 病状悪化に関するストレスの例 身体面:体の病気 疲れ 睡眠不足 痛み 心理面:不安 恐れ 劣等感 焦り 社会面:人間関係 役割 初めての場面 孤立 経済面:お金がない 急な出費 家族面:家族の病気 家族関係 就職や自立の圧力 その他:気温(暑さ・寒さ) 引っ越し 騒がしい環境 対処(行動系) ・散歩▶お部屋からでるだけでも思考のループから抜け出せることがあります。 ・好きな音楽を聴く▶音楽に乗って身体を揺らしてみるとさらにgood。 ・読書▶本に触れるだけでもOK、絵本もおすすめ。 ・意識してのんびりする▶のんびりしてもいい時間だと感じることが大切。 ・リラクゼーション(呼吸法、ストレッチなど)▶体の力を抜きましょう。 ・支援者に相談、気持ちを話す▶話しにくかったら、紙に書きだすだけでもOK。 対処(認知系/考えること) ・楽しかった記憶や安らげる場所を思い出す▶今の自分が幸せな自分から繋がっていることを認識し、自己喪失感を和らげます。 ・「最低限で良い」と考えるようにする▶エネルギーがあるときに、最後までやり遂げましょう。 ・ストレスについて、自責・他責になりすぎないようにバランス良く考えようとする▶自己嫌悪をしすぎても、他人のせいにしすぎても、いい解決方法は見つかりにくいです。 ・とりあえず、問題を棚上げにする▶そして休む、眠る。「とりあえず今はいっか♪」の精神は意外と必要です。 ★おわりに 大切なのは、自分の辛さや悲しみの底で何が起こっているのかを気づくこと、それを表に出して、サポートを受けながら自分で対処できるようになっていくこと です。 時々、「元気になったら、看護師さんたちは離れて行ってしまうんでしょう?」と不安を伝えて下さる方もいらっしゃいます。 私たちは、あなたが望む限り訪問を続けていきます。 元気な時でも、落ち込んでいる時でも、いつも通りに訪問を続けます。 たくさん思いの詰まった言葉を伝えていただけると、私たちもサポートの方法が見えてきますし、あなた自身の気づきにも繋がっていきます。 どれもこれも、焦らずゆる~りと、進んでいきましょうね。

SORAには精神疾患を抱える利用者様も数多くいらっしゃいます。お子様~高齢者まで年齢も、お悩みも様々です。 そんな利用者様たちと看護師のかかわり方をご紹介する ”ゆるり精神科訪問看護”。 精神科訪問看護と聞く.....

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第37回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 80代後半の男性で、奥様とお子様たちと同居されていました。 以前より、奥様には持病があり、リ...
10/09/2025

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第37回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 80代後半の男性で、奥様とお子様たちと同居されていました。 以前より、奥様には持病があり、リハビリを中心に介入させていただいておりました。 ご本人も肺炎により在宅酸素を導入されることになり、呼吸リハビリテーションの資格を持ったスタッフが対応させていただきました。 しかしながら、数か月の間に状態は急速に悪化しました。 ある時ご家族からのご連絡で看護師が緊急訪問しましたが意識が朦朧としており、救急搬送され、翌日搬送先にてお亡くなりになりました。 (最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?) 最後の訪問の日は、リハビリ訪問前に呼吸困難感が強くなっていて、主治医の先生の往診を受けらて、お薬を変えて様子をみるというお話になっていました。 その日は活動的な運動プログラムは行えず、ベッドに座り、鼻からの吸気と軽く口をすぼめた呼気の練習を中心に行いました。 移動に関しても、なんとか歩いてトイレまで移動されている状況でした。 (ご本人との想い出は?) ご本人のリハビリが開始される前は、ご家族のリハビリとして訪問させていただいていました。 ご家族のリハビリの休憩時間になると、ご本人にお茶の差し入れをお盆にのせて運んでいただいていました。 そのころは、釣りがお好きだったので、お一人で西武線を使って、埼玉の穴場の釣り場まで行かれているお話を伺っていました。 釣り場は何度も通い、人が少なく魚が多い場所をご自身で探されたそうです。 リハビリが始まってからは、呼吸方法を覚えていただき、お一人で歩行練習を実施させるほど回復がみられました。 呼吸練習や自主的に筋力トレーニングを積極的にされていました。 (ご本人、ご家族にお伝えしたいこと) 大変長くお世話になりました。 ご本人のリハビリが開始される以前、ご家族のリハビリのため訪問すると玄関まで出迎えて頂いていました。 ご家族の血圧測定前に天気の話題などのお話ができ、リハビリ前の緊張感が和らいでいたと思います。 ご本人のリハビリが開始してからは、自主的な呼吸練習や歩行練習にも取り組んで頂き、ありがとうございました。 ご家族は、急な容態の変化があり、ほんとうに大変だったと思います。 そのような状況で、ステーションへの連絡の等、迅速に行なって頂きありがとうございました。 心より御冥福お祈りいたします。

スタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する”贈る言葉シリーズ”。第37回。80代後半の男性で、奥様とお子様たちと同居されていました。以前より、奥様にリハビリを中心に介入させていただいておりました。ご.....

厚労省の推計では、高齢者における認知症と軽度認知障害(MCI)の有病率の合計値は約28%(2022年時点)であり、「誰もが認知症になり得る」という認識のもと国としての施策が進められています。 SORAでも認知症の利用者様は増えていますが、症...
03/09/2025

厚労省の推計では、高齢者における認知症と軽度認知障害(MCI)の有病率の合計値は約28%(2022年時点)であり、「誰もが認知症になり得る」という認識のもと国としての施策が進められています。 SORAでも認知症の利用者様は増えていますが、症状や行動は様々であり、その方にあわせたケアを検討して実施しています。 今回は認知症の特徴について簡単にお伝えします。 認知症とは 一度正常に発達した認知機能が、様々な原因によって後天的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態をいいます。 加齢によるもの忘れとは違い、大脳に明らかな機能的、器質的障害が現れるため症状が進行します。 例えば加齢によるもの忘れの場合、朝ごはんを食べたことは覚えているが何を食べたかは忘れてしまうという体験の「一部」を忘れる状態ですが、認知症の場合は朝ごはんを食べたこと自体を忘れてしまうという体験の「全体」を忘れる状態となります。認知症は物忘れをしているという自覚がありません。 また、認知症との違いがわかりにくいもののひとつにうつ病があります。 うつ病は意欲が低下することにより、記憶力や注意力が低下するという症状を生じるため一見すると認知症と似ている部分があります。 二つの違いは質問に対して、うつ病は「わかりません」を繰り返すのに対し、認知症は答えを取り繕うという行動に現れます。 中核症状と周辺症状 認知症の症状は大きく二つに分類され、中核症状と周辺症状(BPSD)と呼ばれます。 BPSDは生活環境や個人に大きく影響されるため、環境や周囲の人の対応を工夫したり、薬の調整など適切な治療を行ったりすることで改善が期待できます。 認知症の種類 認知症には脳の神経細胞が変性する変性性認知症と、脳血管が障害されることで起こる血管性認知症の2種類があります。 下記が代表的な認知症ですが、①~③は変性性認知症、④は血管性認知症に分類されます。 ① アルツハイマー型認知症 全認知症の中で2/3を占めています。特徴的な症状としては記憶障害、見当識障害、物盗られ妄想などがあります。 病識は初期にはあることが多く、認知機能の低下はゆっくりと進みます。 記憶障害は初めは新しいことを覚えることが難しくなり、症状が進むにつれて古い記憶も思い出すことが難しくなります。 見当識障害は日時や場所、人が分からなくなり、例えば受診の予約がわからなくなる、外出先で迷子になるなどの症状が現れます。 ② レビー小体型認知症 αシヌクレインを主成分とするレビー小体が大脳皮質など中枢神経系に広汎に蓄積することが原因です。 前回まで連載していたパーキンソン病も原因物質は同じですが、パーキンソン病はレビー小体の蓄積が脳幹部の中脳黒質に限局しています。 両者ともパーキンソニズム(安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢保持障害)が共通しています。 他の認知症と比較すると幻視や妄想(知らない子供が部屋で遊んでいるなど)が特徴的な症状としてみられます。 また認知機能の日内変動が大きいことも特徴のひとつです。 ③ 前島側頭型認知症 初期には人格変化や行動異常がみられます。 また行動にブレーキが効かなくなったり(ものを盗んでしまう)、同じ行動や言葉を繰り返したりといったことも特徴のひとつです。 病気の進行に伴い段々と自発性が低下していきます。 ④ 血管性認知症 脳梗塞や脳内出血など脳血管障害によって生じる認知症で、全認知症の中でアルツハイマー型に次いで二番目に多い認知症です。 脳血管障害に伴う認知症のため、基礎疾患に高血圧、糖尿病、心疾患がみられることが多く、基礎疾患のコントロールも重要です。 特徴としては血管が障害された部位のみに機能低下が起こるため、新しいことを覚えることは難しくても、日常的な判断力や専門的な知識は保たれているなど「まだら認知症」と呼ばれる症状がみられます。 また感情を抑制する部位に梗塞が起こりやすいため、アルツハイマー型に比べて感情が不安定になりやすいです。 ⑤ その他 混合型認知症という、アルツハイマー型認知症と血管性認知症が共存し同程度に認知症症状に関与しているケースもあります。 その場合治療法としてアルツハイマー型認知症の薬を使用することで認知機能の進行を抑制できる可能性があります。 認知症の治療 認知症の治療は大きく薬物療法と非薬物療法に分けられます。 薬物療法は認知症の種類によって薬剤は異なりますが、内服、貼付剤、点滴など様々な形態があります。 それぞれに特徴があるため生活状況や進行度、副作用などを考慮したうえで医師から処方されます。 一方で非薬物療法は運動療法、回想法、レクリエーション、音楽療法などがあります。 またご本人の悩みやご家族様の介護負担軽減のために生活、療養環境を整えることも重要となってきます。 脳腫瘍や正常圧水頭症などを原因とする認知症の場合は、原因疾患の治療により認知機能の改善が期待できます。 次回は実際にSORAで行っている、認知症の方への介入事例をご紹介していきたいと思います。 参考資料 ・厚生労働省「認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計」 ・医療情報科学研究所編集「病気がみえる vol.7 脳・神経 第2版」

厚労省の推計では、高齢者における認知症と軽度認知障害(MCI)の有病率の合計値は約28%(2022年時点)であり、「誰もが認知症になり得る」という認識のもと国としての施策が進められています。SORAの利用者様でも、主な....

SORAには精神疾患を抱える利用者様も数多くいらっしゃいます。 お子様~高齢者まで年齢も、お悩みも様々です。 そんな利用者様たちと看護師のかかわり方をご紹介する ”ゆるり精神科訪問看護”。 精神科訪問看護と聞くと気構えてしまう方もいらっしゃ...
19/08/2025

SORAには精神疾患を抱える利用者様も数多くいらっしゃいます。 お子様~高齢者まで年齢も、お悩みも様々です。 そんな利用者様たちと看護師のかかわり方をご紹介する ”ゆるり精神科訪問看護”。 精神科訪問看護と聞くと気構えてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、ここではかしこまらずに”ゆるり”と読める・知れる情報をお伝えしていきます。 一人では外に出にくい、誰かとの自然な会話や気分転換がしたい方へ 【外出同行(お散歩同行)】 気分の落ち込みなどで外に出られない、自宅の中では緊張して会話がうまくできないこともあると思います。 そんな方へ、「一緒にお散歩に出てみませんか?近くの公園でも、家の前まででも。」というお声掛けをさせていただいています。 日光を浴び、外の空気に触れるだけでも呼吸が深くなりリフレッシュできます。 お部屋に籠りきりだと、どうしても体力や筋力が落ちてしまいます。(もちろん十分に休むべき時もあります。) 訪問で定期的に一緒に外に出ることで、リフレッシュとリハビリ、どちらも取り入れることができます。 「リハビリ」と聞くと、体をしっかり動かすイメージがあるかもしれませんが、精神科訪問看護では一概にそうではありません。 のんびり歩く事、移り行く季節や街の雰囲気をみて「あんなものやこんなものがある」と自然な会話をすること、ベンチに座って一息ついたりすること、どれも体と心のリハビリです。 皆さん最初は緊張の面持ちでも、回数や時間を重ねることで見える景色が広がっていきます。 例えば、公園で安らぐ人たちを眺めたり、季節の花に目を凝らしたり、思いがけず素敵なカフェを発見したりと、思い思いの時間を過ごされています。 外には優しい刺激がたくさんあります。 もちろん、「散歩に行く」と決めたから「行かなくてはいけない」ということはありません。 心身の状態に合わせてその日その時にできることを一緒に考えていきます。 会話も無理してすることはありません。 無言の時間があっても、一緒にいるその空間を共有します。 看護師はその中で、利用者様の感じていることを聴いたり・見たり・無理なく質問しながら、抱えている症状とゆっくり真摯に向き合っていきます。 SORAでは基本的に看護師全員がローテーションで訪問に伺っています。 複数の看護師で対応することでたくさんの視点を持ち、より利用者様と深く関わっていくことができます。 問いに対しては出来る限りの最適解が出せるように、看護師全員がひとつになってお手伝いしていくことを大切にしています。

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今回はパーキンソン病の最終回として、ご家族の利用者様に対する支援内容、実際に訪問看護で行うご家族への指導内容と、早めのサービス介入が必要である利点、実際に利用者様から頂戴したお声についてもご紹介させていただきたいと思います。 はじめに ‘’...
24/07/2025

今回はパーキンソン病の最終回として、ご家族の利用者様に対する支援内容、実際に訪問看護で行うご家族への指導内容と、早めのサービス介入が必要である利点、実際に利用者様から頂戴したお声についてもご紹介させていただきたいと思います。 はじめに ‘’病気を患ったら入院生活が当たり前‘’の時代から近年では訪問診療、訪問看護、訪問介護などの充実により 病気を抱えていても在宅での生活が可能な時代へと移り変わりました。 難病指定とされているパーキンソン病でも、住み慣れたご自宅で過ごす利用者様は増えており、SORAでもご依頼を受けることが大変多くなっています。 ご家族にご協力いただきたいこと ご家族には大まかに以下の点をご協力いただくと、利用者様が住み慣れたご自宅で長期療養を送りやすいと考えます。 ご家族による励まし、できないことへの理解と援助。 ご家族は訪問看護師、リハビリ職員、ケアマネージャー様と相談して生活環境の実態に見合った福祉用具の導入などを考慮する。 ご家族も病気の知識を深め、助言、支援が受けられる環境作りとご家族自身の休息を考えること。 これらを実現するために、SORAがご家族への適切な介護指導を行ったり、環境調整の支援、また、ご家族の介護疲労の状態を確認していきます。 よくあるご家族からの質問 Q、どの程度、手を貸してあげたらいいですか? A、明らかにご自分でできることに手を貸す必要はないと思います。 むしろ病気の初期は時間がかかってもご自分でできることはやってみるように励まして、勧めてみて下さい。 治療開始により徐々にご自分でもできることを自覚できるようになり、日々の生活に自信が持てるようになると思います。 ただし、転倒の傾向がみられてきたときは注意が必要です。手を引いてあげたり、そばに寄り添うことでご本人の注意力が高まると考えています。 Q飲み込む力が弱くなってしまい、よくむせ込むようになりました。 A、嚥下障害が進行すると、嚥下の力が弱くなり飲食時にむせ込むようになります。 SORAでは嚥下テストを実施して、嚥下の評価を行い、早期からトロミ剤の使用を勧めています。 また、服薬時にも同様に飲み込むことが困難になるため内服を少量ずつ小分けにすることや、少し上を向いた状態での飲み込みを指導させていただいています。 現在では服薬補助ゼリーの市販もあるため使用を勧めたり、医師の判断で内服から貼付剤に変更することもあります。 Qパーキンソン病が進行すると、通院できなくなるのではないかと不安になります。 A、かかりつけ医への通院が困難になることを想定して、早い段階で訪問診療医の選定と介入を検討させていただいています。 ただし、かかりつけ医から訪問診療医に移行した場合でも、かかりつけ医との付き合いは続けていただきたいと思います。なぜなら、まったく無関係の他の病気を患う可能性が考えられるためです。 気軽に相談できる医師が近くにいるということは心強いことと思われます。 SORAでの支援の進め方と、早めのサービス介入の利点 一概にパーキンソン病といっても症状の出方は十人十色であるのが実際です。 そのため日常生活において、どのようなところが障害されているかを評価し、個別性のある計画を立案して、それに沿って支援を進めていきます。 SORAでは病状が初期のうちからサービス介入を始め、パーキンソン病の進行による生活障害を未然に予防できるように関わっていくことが必要であると考えています。 支援の中で、通院が難しくなってくれば訪問診療の勧め、転倒の傾向が見られ始めたら福祉用具(手すりやベッド柵、車椅子など)の利用の必要性を評価して、ケアマネージャー様に繋げることができます。 実際の利用者様、ご家族、ケアマネージャー様からの嬉しいお声 70代 女性より。 最初の一歩が出にくくて、バランスを崩していつ転ぶか不安だったんですけど、一旦座ってみることや足を擦ってみる方法を教えてもらったので足を出すコツが分かってきました。 80代 女性より。 下剤を飲むタイミングを教えてもらったから、お通じの時に息まなくてもスムーズに出るようになったみたい。どうしても出ない時には浣腸もしてもらえるから安心なの。 70代 男性のご家族より。 歩行器を導入してらったら方向転換の時に転びにくくなりました。歩行器を使うことに最初は抵抗があったみたいなんですけど、使い方を教えてもらったら扱いに慣れて本人も安心して使ってます。 Sケアマネージャー様より。 ○○さんに担当してもらうと、Aさんの意欲が高まって良い状態を維持することができているようです。精神的にも落ち着いているのでこちらとしても関わりやすくて助かってます。いつもありがとうございます。 などの、お声をいただきました。それが私たちのやりがいに繋がっています。 最後に SORAではパーキンソン病の事例に経験豊富な職員が対応いたしますので、ご本人を初め、ご家族とも信頼を築きやすく、安心できる支援が望めるのではないかと思います。 また、24時間緊急対応も行っておりますので、‘’こんな症状が出たんだけど、どうしよう?‘’など、不安なことに対してお電話いただければ適切な助言で対応させていただきます。 訪問看護介入前のお電話でのご相談やご面談だけでも随時、受け付けておりますので是非ともSORAにご相談ください。 パーキンソン病に関するSORAの支援のご紹介はこの回が最後となります。 ご清覧いただきありがとうございました。

SORAではパーキンソン病の方へ看護とリハビリで連携してアプローチを行っています。初めに、看護のアプローチについてご紹介させていただきます。日々関わらせていただいているAさんへの看護を通して、どのような支援....

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第36回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 90代後半の女性です。息子様とお二人で過ごされていました。 大腿骨骨折後に歩行が不安定になり...
08/07/2025

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第36回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 90代後半の女性です。息子様とお二人で過ごされていました。 大腿骨骨折後に歩行が不安定になり、ご家族の介護負担が大きくなったため、 訪問診療と連携して介入開始しました。 定期的にショートスティを利用されながら、およそ2年間ご支援させていただきましたが、 ショートスティ先で転倒され入院となりました。 入院後数ケ月間リハビリも継続されていたようですが、 残念ながら入院先でお亡くなりになりました。 (最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?) 最後は入院前の訪問でした。 転倒を起こし、身体を動かすと痛みの訴えがありました。 そんな中でも、大好きな息子さんに、「そばにいて欲しい」とお願いされていました。 (ご本人との想い出は?) 息子さんのことが大好きで、息子さんもまた、〇〇さんのことが大好きでした。 苦手な処置も、いつも息子さんがそばで寄り添い、「がんばれ、がんばれ」と応援して下さいました。 お二人の優しさのおかげで、いつも安全にケアをすることができていました。 耳が聞こえにくくなってしまった〇〇さんは、好きだった時代劇を見ることが難しくなっていました。 そんな中息子様が、テレビで歌謡ショーを流して下さると、音楽のリズムに合わせて楽し気に体を揺らす〇〇さんの姿が見られました。 その時の〇〇さんの笑顔は、楽しさと息子さんからの愛を受けてとても美しく輝いて見えました。 訪問が終わると、いつも家の外までお見送り下さり、看護師が道の角を曲がって見えなくなるまで大きな声で 「おバイバイ!(さようなら)」を伝えて下さったことも、とても嬉しく、微笑ましい想い出です。 (ご本人、ご家族にお伝えしたいこと) ご家族様は長く介護にあたられ、〇〇さんが入院してからも毎日のようにお見舞いに行かれていました。 看護師のケアもたくさん助けて頂きました。とても感謝しています。 〇〇さん、しばらくは息子さん達も寂しいと思います。そばで見守っていてくださいね。 それでは、また逢える日まで、「おバイバイ!」 心よりご冥福をお祈りいたします。

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する”贈る言葉シリーズ”。第36回です。90代後半の女性です。息子様とお二人で過ごされていました。大腿骨骨折後に歩行が不安定になり、ご家族の介護負担が大きく....

パーキンソン病の在宅療養~その2
01/07/2025

パーキンソン病の在宅療養~その2

SORAではパーキンソン病の方へ看護とリハビリで連携してアプローチを行っています。初めに、看護のアプローチについてご紹介させていただきます。日々関わらせていただいているAさんへの看護を通して、どのような支援....

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第35回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 90代の女性です。介入前はご主人とお二人で過ごされていました。 外出時に尻もちをついて坐骨骨...
07/05/2025

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第35回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 90代の女性です。介入前はご主人とお二人で過ごされていました。 外出時に尻もちをついて坐骨骨折で入院され、 退院後から看護とリハビリで介入させていただきました。 実は、ご本人の入院中にご主人が寝たきりの状態になりご支援を開始し、 一時はご夫婦一緒にかかわらせていただきました。 ご主人がお亡くなりになってからはお一人暮らしでしたが、 近所にお住いの息子様が毎日のように様子を見に来られていました。 しかしながら、クリニックの往診時に心不全悪化のため救急搬送され、 その翌日に病院でお亡くなりなりました。 (最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?) お部屋に入るといつものニコニコした笑顔で出迎えて下さいました。 今年に入ってから動作後の息切れや疲労感が強まったため、 リハビリではベッド上でお話ししながらストレッチや簡単な運動を行いました。 (ご本人との想い出は?) テレビニュースやドラマを観て時折毒舌を吐いていた場面が印象に残っています。 どんな時も素敵な笑顔でいつも穏やかに過ごされている方でしたが、 その時もふいに仰っるため驚きと面白さで2人で笑った思い出があります。 また、リハビリを楽しみにしてくださっており、 毎週様々なお話をしながら介入していました。 運動意欲はある方で、 休憩時間と運動する時間をしっかりと切り替えてやっていたのも印象に残っています。 (ご本人、ご家族にお伝えしたいこと) 毎週しっかりとリハビリに取り組んで下さり、本当にありがとうございました。 私も一緒にリハビリをするのが楽しみで、 いつもと変わらない笑顔を見ると安心し疲れも吹き飛びました。 息子さんも毎日顔を出して下さっており、 安心されていたことと思います。 心よりご冥福をお祈りいたします。

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する”贈る言葉シリーズ”。第35回です。90代の女性です。介入前はご主人とお二人で過ごされていました。外出時に尻もちをついて坐骨骨折で入院され、退院後から看....

SORAのスタッフが日々の生活で”ほっこり”したエピソードをご紹介する 『月刊ほっこりSORA』シリーズ。第28回です。 先月で各スタッフがおよそ2周しましたので、 今後は不定期での掲載にさせていただきます。 今回は利用者様からいただいた「...
24/04/2025

SORAのスタッフが日々の生活で”ほっこり”したエピソードをご紹介する 『月刊ほっこりSORA』シリーズ。第28回です。 先月で各スタッフがおよそ2周しましたので、 今後は不定期での掲載にさせていただきます。 今回は利用者様からいただいた「ほっこり」の話題です。 認知症ケアで介入している利用者様から、 ご本人が普段お手入れされているお庭のお花をいただきました。 数年前から見当識の混乱や料理、外出、入浴をしなくなったことで、 ご家族が心配され、認知症ケアが始まった方です。 当初は、ちぎり絵などのレクレーションをしながら、 清潔ケアや入浴介助につなげていくことを目標に介入開始しました。 もともと入浴がお嫌いだったようで、 足浴、清拭は受け入れていただけたものの、 入浴していただけるまでには半年以上かかりました。 今では看護師訪問時にお湯を張って待って下さっています。 また、この春からはリハビリにも取り組んでいただくことになり、 外出することにもチャレンジしていただく予定です。 そんな春らしい前向きな気持ちと、 きれいなお花に「ほっこり」です♪

SORAのスタッフが日々の訪問の中で”ほっこり”したエピソードをご紹介する『月刊ほっこりSORA』シリーズ。第28回です。今回は利用者様からいただいた「ほっこり」の話題です。認知症ケアで介入している利用者様から、.....

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第34回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 90代の女性です。 お一人暮らしでしたが、同じマンションの別室に息子様ご家族が暮らしておられ...
15/04/2025

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する ”贈る言葉シリーズ”。第34回です。 (利用者様について簡単なご紹介をお願いします。) 90代の女性です。 お一人暮らしでしたが、同じマンションの別室に息子様ご家族が暮らしておられ、 一緒にお食事をとられるなど安心して過ごされていました。 既往症の心配と少し認知面の低下が見られたことから看護師が介入し、 その後リハビリにも取り組んでいただきました。 ある日スタッフが訪問すると応答がなく、合鍵で入室したところ、 浴室でお亡くなりになっていました。 その後お聞きしたところ、ヒートショックが原因だろうとのことでした。 (最後の訪問時のご様子はいかがでしたか?) 最後の訪問は、いつものようにご本人のお部屋に入るとベッドで休まれていました。 「こんにちは、今日もよろしくお願いします。」と声掛けすると、 すぐに「こんにちは。」と返答していただきました。 お一人でベッドから起き上がり、歩行器を使用してダイニングテーブルまで移動していただきました。 膝の痛みがあるため、体調を伺ってから、足のストレッチと筋力トレーニングを行いました。 疲れやすい様子がみられやすいため、休息をとっている間は昔の思い出などをお話ししていただいていました。 (ご本人との想い出は?) ご本人のとのお話の中で、お父様が教員熱心と話されていました。 高校卒業後の進路を考えている際、「行きたいなら大学に行って良い」と言われたことで、 大学の英文科への進学を決心されたとのことでした。 教養のある方で、社会奉仕活動にも参加されていました。 (ご本人、ご家族にお伝えしたいこと) 訪問すると丁寧にあいさつしていただき、 前向きな気持ちでリハビリに取り組んでいただきありがとうございました。 左膝関節に痛みがありながらも、下肢筋力トレーニングや歩行練習を行っていただけました。 ベッドからトイレへの移動もお一人で行って頂けました。 ご冥福をお祈り申し上げます。

SORAのスタッフの心に残った利用者様の想い出をご紹介する”贈る言葉シリーズ”。第34回です。90代の女性です。お一人暮らしでしたが、同じマンションの別室に息子様ご家族が暮らしておられ、一緒にお食事をとられるな....

今年はお花見のタイミングがなかなか難しかったですね。 開花宣言が出てからも寒い雨の日が続き、 今年はダメかと半分あきらめていましたが、 なんとか恒例の集合写真が撮れました。 撮影の合間に風が吹き、花びらが舞いました。 それはそれで風情があり...
07/04/2025

今年はお花見のタイミングがなかなか難しかったですね。 開花宣言が出てからも寒い雨の日が続き、 今年はダメかと半分あきらめていましたが、 なんとか恒例の集合写真が撮れました。 撮影の合間に風が吹き、花びらが舞いました。 それはそれで風情がありますね。 春からまた頑張りましょう! ****************************************** 訪問看護リハビリステーションSORA 豊島区・板橋区・新宿区・練馬区に訪問中! お気軽にお問合せください。

今年の桜は遅咲きでした。 しかも、開花宣言が出てからもお天気が安定せず、 雨で散ってしまわないかヤキモキしながら、 雲の合間をぬって無事撮影。 春からまた頑張りましょう!

SORAのスタッフが日々の生活で”ほっこり”したエピソードをご紹介する 『月刊ほっこりSORA』シリーズ。第27回です。 みなさん、こんにちは。ケアマネAです。 気温差が激しい今日この頃、如何お過ごしでしょうか? 春らしく暖かさを感じるよう...
31/03/2025

SORAのスタッフが日々の生活で”ほっこり”したエピソードをご紹介する 『月刊ほっこりSORA』シリーズ。第27回です。 みなさん、こんにちは。ケアマネAです。 気温差が激しい今日この頃、如何お過ごしでしょうか? 春らしく暖かさを感じるようになったな と思った翌日は雪が降り、 気温もテンションも急降下! 3月に入ってすぐ、冬の結晶が白く舞う隙間に きれいな色がちらほら見え隠れしました。 そうかと思えば、夏のような20度越えの気温に、 何を着たらいいのかも迷う気持ちは、 乙女心のようでもあります?! そんな中、とうとう桜の開花宣言がきかれました。 空色の間に、ちらりとのぞかせるピンク色。 その姿は、春の日差しに誘われて、 なんとなく照れている小さな花の精の様でした。 かわいらしい姿にほっこり、 あたたかい日差しにほっこり。 寒さ暑さも彼岸まで。 今年は梅と桜の競演もあり、特別豪華な季節です。 さあ、これからどこにほっこりしに行きましょうか?

SORAのスタッフが日々の訪問の中で”ほっこり”したエピソードをご紹介する『月刊ほっこりSORA』シリーズ。第27回です。みなさん、こんにちは。ケアマネAです。気温差が激しい今日この頃、如何お過ごしでしょうか?春ら....

住所

千早3-24-3
Toshima, Tokyo
1710044

営業時間

月曜日 08:45 - 17:30
火曜日 08:45 - 17:30
水曜日 08:45 - 17:45
木曜日 08:45 - 17:30
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