上野ファミリークリニック

上野ファミリークリニック クリニック 鶴岡市のファミリークリニック
内科 | 外科 | 整形外科

04/04/2026

【これからの医療について】

医学部は、これからどうなっていくのだろうか。そんなことを、ふと考えることがあります。

AIやテクノロジーの進歩により、診断や治療の一部は、これから大きく変わっていくのだと思います。

これからの医療は、技術とどのように向き合い、どのように活かしていくかが問われる時代になっていくのでしょう。

次の世代は、医療だけでなく、テクノロジーの視点からもこの世界に関わっていくのかもしれません。

実際に、身近なところでもその流れを感じています。息子もまた、医療とは異なる形で、DXという側面から関わっていきたいと考えているようです。

それでも日々の診療の中で感じるのは、患者さんが求めているのは「正しさ」だけではない、ということです。

「この人に診てもらいたい」そう思える関係性や安心感は、どれだけ技術が進んでも、簡単には代替できないものではないでしょうか。

医療はこれから、より高度になっていく。だからこそ、人としてどう関わるかが問われていく時代になるのだと思います。

(3部作の一部)

15/03/2026

【家と看取り】

訪問診療をしていると、よく思うことがあります。

家というのは、家族がいなければ空虚な箱です。

どんなに立派な家でも、
人の声が消えると急に静かになります。

食卓も、居間も、台所も、
そこに人がいなければ、ただの空間です。

しかし、患者さんの家に入ると違います。

壁には古い家族写真があり、
仏壇には毎日手を合わせた跡があり、
台所には長年使い込まれた鍋があります。

そこには確かに、
一人の人の人生の時間が残っています。

生まれ、働き、
子を育て、
笑い、怒り、泣き、

家族と共に生きてきた時間です。

救命医をしていた頃、
私は「命を救うこと」が医療だと思っていました。

しかし今、在宅医療をしていると、
少し違う景色が見えてきます。

人は、いつか必ず死にます。

大切なのは、
どこで、誰と、その時を迎えるのかなのかもしれません。

家族がそばにいて、
いつもの天井を見て、
いつもの匂いの中で息を引き取る。

それは医療というより、
人生そのものの締めくくりです。

私は時々思います。

人は最期に、
自分が生きてきた場所に帰っていくのではないか、と。

そして、
その人が息を引き取ったあと、

家には再び静けさが戻ります。

しかしそれは、
空虚な箱ではありません。

そこには確かに、
一人の人が生き抜いた人生の時間が残っているからです。

院長 上野雅仁

23/02/2026

【診療報酬改定】

机の上で作られた制度に、
現場の匂いはあるのだろうか。

減収?
構わない。

本当にやるべきことを地道に続ける。

私は経営は得意ではない。
金勘定も向いていない。

だからこそ――

私は今日も明日も明後日も
生命と真正面から向き合う。

けど、そんな私を笑う人がいることも分かっている。そんな自分が好きです。

医療は人と人との縁…私と話したいと思う人だけと繋がっていたいと思います。悪いようにはしない自信があります。

院長 上野雅仁

04/02/2026

【ACPという名の道標】

ACP――
医療の側面から語られるACPは、ともすれば
「いかにDNARに納得してもらうか」
という話に矮小化されがちである。

しかし、真実はそこにはない。

ACPとは、
一人の人が尊厳を持ち、
最期までいかに人生を全うするか。
そのための道標でなければならない。

それは、
一人の人間の最期を、
皆で支え、
皆で受け止め、
皆で納得するか、という営みである。

医療は、その一側面に過ぎない。

これまで生と死は医療に委ねられてきた。
だからこそ、医師は優遇され、
医療は特別扱いされてきたのだろう。

しかし今の時代、
医療は
介護、福祉、経済、地域、家族――
人が「よりよく生きる」ための
数あるピースの一つでしかない。

そう考えれば、
医療費が削られるのも、ある意味では当然である。

多面的に人を観ること。
そして、一貫して
「一つの死」に向かう体制を整えること。

これは、
誰か一人が頑張れば成り立つものではない。

それぞれの専門職が
「自分さえ稼げればいい」
「自分の正義だけが正しい」
そんな利己的な思考に陥れば、
この体制は脆く、簡単に崩れる。

そもそも――
金は、あの世には持っていけない。

稼ぎ過ぎても使い切れず、
持ち過ぎても
幸せな最期が保証されるわけではない。

ならば、
ある程度稼いだその先に、
「どう世の中に回すか」
「どう使うか」を考える方が、
よほど健全なのではないか。

税金を納めても、
それが歪んだ形で使われる現実を見ると、
世の中は一度どころか、
何度も“洗濯”が必要なのだと
思わずにはいられない。

それでも――
人の幸せを追い求めることを、やめたくはない。

医療という限られた側面の中で、
自分にできることを最大限に行い、
他の側面から人を観る人たちを尊重し、
協力する。

言うは易し、行うは難し。

それでも、
限りある人生の中で、
この営みそのものを
私は、楽しみたい。

心から、そう思う。

院長 上野雅仁

09/01/2026

息子が受験の願書で小論文を書いておりました…素敵な文章で父としては感動しました。

しかし、父であれば実体験を元にこの様に書くな〜と思い書いてみました。

長文駄文で申し訳ありませんがお付き合い頂けたら幸せです。

@@@@@@

主体性・多様性・協働性

――分からないまま、共に生きるということ

私の周囲には、トランスジェンダーの人が多い。
意識して集めたわけではない。気がつけば、そうなっていた。

なぜか自然と好かれることもあるが、私はいわゆるストレートだ。
男が女を好み、女が男を好む。
この一文を書くことすら、今の社会では少しだけ躊躇が伴う。

正直に言えば、彼ら彼女らの気持ちは分からない。
分かったふりをすることも、代弁することも、私はしたくない。
ただ、関わり続けるうちに、
「分からなさ」の奥にある苦しみだけは、確かに見えるようになってきた。

医師として、日々さまざまな人生と向き合っている。
病気の話よりも、生き方そのものに苦しんでいる人は多い。
LGBTに関する書籍もいくつか手に取った。
けれど読むたびに、奇妙な違和感が残る。
どの書物も、どこか“分かったつもり”で書かれているように感じてしまうのだ。

人は、他者を理解したと思った瞬間に、
無意識のうちに線を引いてしまう。
「分かってあげた」という立場に立った時点で、
対等さは失われてしまうのかもしれない。

私が感じているのは、
LGBTに当てはまる人たちの多くが、驚くほど純粋だということだ。
嘘がなく、感受性が鋭く、世界を真正面から受け取ってしまう。
だからこそ、生きづらさもまた深くなる。

純粋さは、美点であると同時に、
この社会では傷つきやすさにもなる。
だから「矯正」するのではなく、
「強くなれ」と言うのでもなく、
その純粋さが、そのまま活かされる場所を一緒につくりたいと思う。

一緒に、何か世の中を変えることをしたい。
声高な運動ではなく、
小さくても確かな協働として。

世界を見渡せば、いまだに戦争が起きている。
自分を神と勘違いした暴君が、
人の生や死を弄ぶ現実がある。
そんなものに、私たちの主権を委ねてはいけない。

主体性とは、自分で考えること。
多様性とは、分からない他者を排除しないこと。
協働性とは、同じでなくても隣に立つこと。

皆が、
他者の幸せを自分のことのように喜べる社会。
それは理想論かもしれない。
それでも、その理想を語ることすらやめてしまったら、
本当に何も残らない。

分からないままでいい。
それでも、共に生きる。
私は、その側に立ち続けたい。

院長 上野雅仁

新たな歳を迎えます。都内は晴天でした。しかし鶴岡に戻ると、雪。静かに、深々と降り積もる。冬は、こうでなくてはならないと思うのです。今年もさまざまなことがありました。最後に飛び込んできた報せを除けば…振り返れば、ありがたい出来事ばかりでした。...
31/12/2025

新たな歳を迎えます。

都内は晴天でした。
しかし鶴岡に戻ると、雪。
静かに、深々と降り積もる。

冬は、こうでなくてはならないと思うのです。

今年もさまざまなことがありました。
最後に飛び込んできた報せを除けば…
振り返れば、ありがたい出来事ばかりでした。
生きているという実感と、
生かされているという感謝が、確かにあります。

子どもたちは雪ではしゃぎ☃️
神社の前を、戯れながら通り過ぎていく。
――明日になれば、また来られるのに。

その「明日が来る」という悦びを、
皆で自然に分かち合える地域でありたい。

2026年を前にして想います。
私たちは生かされている。
その生を全うする責任があります。
そして同時に、
人生を愉しむ義務もまた、与えられているのだと。

今年も一年、ありがとうございました😊
来年もまた宜しくお願い申し上げます🙇

院長 上野雅仁
スタッフ一同

27/12/2025

【代診】

2025/12/29は院長不在の為、弟の上野浩志が院長代行を勤め、整形外科医の理事長がサポートに入ります。

息子の行事の為、年末は鶴岡を離れます。

在宅でのオンコールは内科医の弟に対応して貰い、12/30のオンコールは矢野梨加先生にお願いしております。

電話対応は院長が行います。

よろしくお願い申し上げます。

19/12/2025

【人生は最高】

ある方から教えて頂きました。

人生は限りあるから、今が輝くと…。

その人生を最後まで痛くなく、苦しくなく、ご家族と住み慣れた家で過ごすことが出来たら、最高に幸せと思うのです。

そんな医療をしたい…とこころから思い、そして、想いを言葉にすると仲間が増えることに喜びを頂いております。

今年も残り僅かですが、良いお年をお過ごしください♪

来年もよろしくお願い致します🤲
まだまだ頑張ります🙇

退屈がダメなので…。

院長 上野雅仁

住所

山形県鶴岡市錦町1/33
Tsuruoka-shi, Yamagata
9970013

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