13/02/2019
                                            身体は正直。。。Body never lies...
カウンセリングでは「身体は正直」という言葉をよく使います。どういうことかというと、心の中で迷っていたり、怒りや悲しみがあっても外見にはわかりませんが、身体は正直で、どこかに必ずサインが表れている筈だということです。
 
例えば、知り合いに心ない一言を言われて傷ついていたとします。通常なら上手に受け流していける自分がいる筈なのに、落ち込んでしまっている自分がいる場合、頭レベルの認識では、「これぐらいのこと、受け流せる筈だからこんなことでクヨクヨしてないで先へ進もう」と言い聞かせているかもしれません。常に向上して強くありたいと願う人ほど、ネガティブな自分を許しにくいもの。しかし、受け流して先へ進むにはまず、自分の感じている感情を自分に許し、受け入れ、認めるというステップを踏むことで先へ進みやすくなります。
 
まず、目を閉じて、その悲しみや怒りを身体のどこで感じているか探ってみてください。すると必ずどこかが重く感じたり、キリキリしていたりする筈です。身体の場所がわかったらこちらのもので、認識ができたことになりますから、目を閉じてそこをさすってあげたり、傷付いた自分との対話の窓口として使ってください。さすりながら「酷いことをいうよね、傷ついて当たり前だよ。もうあの人とはあまり関わらないようにしたらいいね」と重く感じる部分を自分の大事な親友だと思って慰めてあげてください。そして十分に気持ちをわかってあげたらもう一度身体の感覚レベルでチェックしてみてください。きっと重みや痛みを感じていた場所が和らいでいるか、感覚が多少変化している筈です。すると知らないうちに自然とそのことを手放している自分がいることに気づくと思います。逆に気分を上げたい時は、自分をあるがままに受け入れてくれる人(おばあちゃん、お母さん、親友など)を思い浮かべその人が過去に言ってくれた励ましの言葉を繰り返し自分に言って身体のどこでどう感じるのかを確かめてみてください。きっと胸が暖かくなっていたりと身体がしっかり反応している筈ですから、その感覚を日課として朝一番に感じて身体全体に広めてから1日を始めるとベストな状態の自分で毎日スタートできると思います。よろしければお試しくださいね。