04/05/2024
【2024年令和6年、53歳の誕生日に際して】
5月4日、53歳の誕生日を迎えました。
誕生日というのは単に人生の通過点の一日に過ぎない、と日頃から考えている私は、オッサンの領域に生きている中、自分ではこの日に特別な感情は湧いては来ないのですが、さりとて、多くの方々から気持ちを寄せていただいていることに感謝します。
現在、人生の転換点を生きており、まさに24時間365日、何かしらやっているような、混沌にしてカオスな状況でして、多くの方々からの祝いの言葉にへの返事は物理的に断念させてください。申し訳ない。その代わり、私の近況をお伝えするとともに、今後の野望などを記します。
1年前、さいたま市議選に落選。議員引退を表明しました。それまで支援いただいた方々に報いる意味でも、22年の議員活動が活かせるような人生を、その後歩むことを決意しました。それから1年が経過しました。
政治には、今後も積極的に関わっていくつもりであり、自分の意中の人を応援する方に回ったり、自分の関わる政治・政策活動はますます積極的に関わっていくこととしています。
田中秀征先生を塾長とする「さきがけ塾」では事務局長を務め、数ヶ月に一度の講座の開催などをスタッフとともに担っています。秀征先生の一貫した姿勢に、政治の筋道の大切さを身に染みて感じています。
青山やすし先生を会長とする「都市調査会」においては副会長として学ばせていただいています。変わらずにニューヨーク市役所の都市計画分野の職員の講義に出席させていただいたり、国内外の視察に足を運んだりしながら研鑽を積んでいます。
議員時代に繋がりを持った方々と、随時様々な形でコミュニケーションをとっており、国民の信頼を失っている政治状況を、一歩でも前に進めたい、との思いで自分のできることをしています。先頭に立ってリードするというよりも、其処彼処に点在する「志」を繋げていく接着剤の役割を担いたいものです。
ライフワークの空手は週3回、余程の用事がない限り休まずに、師範として指導に汗を流しています。混沌の時代に生きていく子供たちに、道場での空手を通じて何を伝えることができるのか、毎回深く考えての稽古となっています。
太極拳は、期せずして「市連盟会長」という立場に立ちましたが、あくまで私は先生方の指導を受ける立場でもあります。稽古を通じて、本籍地の空手の気づきにも繋がるし、身体の構造や動きや健康に至るまでの学びにもなっており、誘われて始めたのですが大きな刺激をいただいているところです。
近所の寺院「守光院」で月2回の頻度で行われている「坐禅会」にも参加。仏教の奥深さや、じっと坐ってただただ呼吸する時間を新鮮に感じています。「無の境地なんてなれるはずもない。修行を積んだ偉いお坊さんだってそんなことできてない。でも邪念をやり過ごすことは、できるようになるんだよ」そんな先輩の名言も宝物です。
古い町道場時代の大先輩から声を掛けていただき、36年ぶりの柔道に汗を流しました。さっそく膝を捻挫するなど満身創痍ですが、柔道の汗は、空手の汗とは異なり、これはこれで自分の身体の動きに異なるスイッチを押してくれる作用がありました。これからも身体に相談しつつ、定期的に稽古に励みます。
空手、太極拳、柔道、そして民間心理カウンセラー資格など、自分の培った心身の学びを集約して「健康再生道場」を立ち上げ、週1回時間を確保して、参加者たちと汗を流すようにしています。昨年4月に「(仮称)健康教室」としてスタート。細々と教室を開催してきました。4月から現在の名称でリニューアルし、試行錯誤が続きますが、その都度、参加者とともに歩んでいます。今年は少しづつ形にしていききます。
明治大学大学院卒業後の取組として、校友会の活動では、埼玉県東部支部において事務を担ったり、浦和与野地域支部では支部長に就任し、運営に責任を負っています。また、大学院の仲間たちとは、卒業後約15年を経ても、今でも様々な形で交流が続きます。
落選直後に個人事業主の届出をして「個人商店猫手」を立ち上げました。議員時代には経験してこなかった、自営業の経済的な厳しさと、それと引き換えの自由な活動の面白さの、両面を感じています。講師紹介、引越手伝い、荷物移送、団地草刈り、契約運転手、視察企画調整、イベント運営手伝い、勉強会事務局、などを担い、無事に先日の確定申告も終えたところです。「『猫の手』を貸します」とのコンセプトの下、声を掛けられたら断らない、というスタンスで続けています。
昨年暮れに声を掛けられ、今年1月からは「株式会社じどう」という児童福祉を基盤とする会社の「事業担当取締役」として、仕事をしています。会社組織に正式に所属して仕事をするのは人生初めての経験で、大きな刺激を受けていますし、ほとんどが自分よりも若い社員であり、そんな熱心な方々と各種事業を進めているところです。私のSNSで取り上げている「ねこカフェ」はその一環であり、4月26日にスタートして既に大きな反響を受けており、今後の発展に向けて更なる取り組みへ気合を入れているところです。
このような形で、議員時代の活動の継続とともに、新たな分野の取組も抱え、毎日心身ともに忙しくしていますが、しかし充実した時間を送っています。53歳の今年は、この流れを継続するとともに、常に変化をチャンスに変えるべく、挑戦する気持ちを力に変えて進んでいこうと改めて考えているところです。
活動の発信や雑感は、引続き「X」やメールマガジン「個人商店猫手通信」、ウェブサイト、その他SNSにより行っていきますので、ご参照ください。今後ともよろしくお願いします。