22/10/2025
「おいらが学校をつくった理由」
アッツ(渡辺社長)と学校の事を話したのは、以前事務所のあった方南町のしょうもない居酒屋だった(笑)。
「今までみたいに先生が一方的にしゃべって、学生がふんふんって聞くだけの学校はもう終わってるよな」
「そうそう。学生が学んだことや体験したことをべらべら話しながら深めていくような学校がいいし、自分の意見ない奴が自営でやっていけるはずないし!」
そんな話をしながら、受け取るだけの学びじゃなく、参加した人が能動的に関わる学校をつくろうって決めたんだ。
だって、おいらたちはそういう「受け身の学校」が大嫌いだったし、正直もう時代遅れだと思ってた。
ホメオパシーネクストスクール(HNS)の柱は、エクスペリエンス(体験)とプラクティス(実践)。つまり「知識を並べるより、現場で感じて動ける人を育てたい」ということ。だいたい座学が得意な奴はタフさに欠けるんだよ(笑)。
ホメオパスの学びって、人と向き合う中で、自分自身も変わっていく過程だと思う。クライアントと出会うたびに、心の柔らかい部分が試される。
だからこそ、僕らは「正確さ」よりも「実行」を重んじる。生きてる人間に対して理論なんて気休めでしかない。観察して、感じて、考えて、もう一度やってみる。その地道な積み重ねの中で、本当の力が育っていくんだ(そもそも自然療法は数千年の経験の蓄積:経験主義に根差している)
この学校では、そのプロセスを練習できる場として用意している。
自然療法の先達パラケルススは言った。
「鏡に映っているものを見るのではなく、そのものを見よ」
これは多くの人を自然療法の世界に引き込んだ言葉だ。これは座学ではなく生身の人間をよく観察しろって事だよ。寺山修司的!(笑)
おいらたちは、この言葉を「生きること」にも当てている。社会が映す理想像や成功像を追いかけるんじゃなく、自分の現実を見ろ。手元の火を絶やさずに、自分の暮らしをつくる。それを持った人が、人を癒す資格を持つとおいらは思ってる。
HNSは「夢見る場所」じゃない。
それぞれが現実の中で、自分の足で立とうとしている人たちの集まりだ。
誰かに雇われず(旦那にも支配されず:笑)、家族を守りながら、好きな仕事でちゃんと食べていく。寄りかからず、支え合いながら、ゆっくりでも確実に、前に進む。
この学校をつくったのは、「癒すことを学ぶ」ためじゃない。生きる力を取り戻すためだ。学びは知識じゃなく、経験の積み重ねだよ(知識はそれを整理するもの)。
そして11月から、この集まりを少しずつ外に向けて開いていく予定だ。学校を知ってもらうイベントも始まる。もし、自分の力で生きる道や自然療法を使って人の人生に関わることに少しでも興味があったらのぞきに来てほしい。