17/12/2025
「あそびの重要性」(ワタ・クラッシック)
僕のところに来る方は、真面目な方が多い。
そんな人たちが行き詰まり、病気になるわけだから、さらに自己啓発するようなことをいう必要がないわけで、以前の云ったようにダウン・グレード、スキル・ダウン等、自己低発(笑)してもらうことが必要になるのです。
そこで、僕は「低次の自我」をくすぐるルシファーのごとく「遊び」や「家出」を提案するのでした。
遊びは人間に備わった立派な機能なんです。僕は人間は遊ぶことを義務付けられている生き物であると思っています。それによって発展・進化してきたと!
人間は生まれて死ぬまで実は未成熟です。
10カ月もおなかの中にいたのに、産まれて何もできず、立つことすらできません。14、5歳になると生意気なことを云うかもしれませんが、自分の面倒すら見る事すらできないのが現代の人間ですよね。(すでに性的に成熟しているのにかかわらず)
そうすると、こんな未成熟な生物はひょっとして、死ぬまで「過程」であって「完成」がないのかもしれません。(勿論それを真剣に説いているネオテニーという学説もあります)
僕が思うに人間は死ぬまで「子供」なんですよね。実は!
子供は遊びますよね。あそびの中から、ルールを覚えたり、創造性を豊かにしたりします。そして、嫌な事があっても、遊びで楽しんでいるうちに忘れてしまうでしょ。
その理屈で言えば、僕らの様な「大人の分類にいる人間」も発展途上ですから、遊びが必要だと思うんですよ。
今の日本は遊んでる人が少ないんですよ。努力に逃げて、ボロボロになって、青白い顔して、スマホを見てるんですよ。
遊びましょうよ。
ね。