東京女子医科大学附属足立医療センター 救急医療科

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東京女子医科大学附属足立医療センター 救急医療科 This page is a introduction of Department of Emergency and Critical Care Medicine, Tokyo Women's Medical University
Adachi Medical Center.

当センターは3次救急医療施設であり、搬送される症例は東京消防庁の現場トリアージと救急隊指導医の助言にて決定されます。患者さんの希望にて受診することは出来ません。搬入後は担当する救急医の診療及び診断にて治療方針が決まります。多くは当センターに入院となりますが、場合によっては外来初療から他院に転送となることもあります。入院後は疾病の種類と重症度によって救急医療科が主治医となって集中治療を行う場合と、各専門診療科が主治医になる場合があります。また救急医療科から各専門診療科に転科し、病棟が変わることがあります。急性期を脱し安定した場合は近隣病院に転院していただきます。以上の診療の流れを予めご理解の上、ご協力ください。

次に当センターの特徴である３つの部門を紹介します。当センターの救急医がそれぞれを担当しています。

1つ目はER・初療部門です。救命のために最も重要な部門です。救急医の瞬時の的確な

判断により高度な救命処置を行い、緊急検査や治療方針を確立.します。多くの診療経験と幅広い知識が必要とされています。当センターは都内でも３次救急患者が集中している施設であり、非常に多忙な部門であります。

2つ目は集中治療部門です。重症救急患者の入院主治医を担当し高度な集中治療を行います。救急ICUナースと高度なモニターが刻々と変化する病態を把握し、救急医の指示の元、様々な薬物治療や高額医療機器による治療が行われています。最新の集中治療のガイドラインや研究結果を踏まえ、チームで毎日のカンファレンスにて方針を決定しています。各専門診療科の意見も随時受け、複雑な病態の中で何を優先すべきか判断しなければならない非常に難しい部門です。

3つ目は外傷外科・Acute Care Surgery部門です。３次救急に運ばれてくる重症外傷の多くは多発外傷であり、複数の外科系診療科にまたがる外傷です。脳外科、形成外科、心臓血管外科、呼吸器外科、消化器外科、泌尿器科、整形外科などの各科当直医を全て配置することは大学病院であっても不可能です。また都会の救命救急センターには、心停止直前の重症な内臓出血の外傷患者が運ばれてきます。このような超重症外傷を救命するためには、搬入から一時間以内に緊急止血の手術をしなければなりません。自宅待機の臓器別外科医を呼び出し、到着を待ってから手術をするのでは助かりません。外傷外科医はこのような状況下において、どの損傷部位から治療を始めるか判断し、損傷臓器に拘らずにすぐに開胸や開腹手術を行うことが出来ます。超重症外傷の手術成績は大変厳しいものですが、わずかな救命のチャンスを活かすためには、外傷外科医による超緊急手術が必要不可欠です。体幹部の緊急手術が行える外傷外科医の数は非常に少なく、当センターにも２名のみです。定時のガン手術などに従事している外科専門医が、外傷と内因性緊急手術を含めたAcute Care Surgeryという新しいジャンルに多く参画することが必要です。マンパワー不足な部門ですが、当センターでは外傷外科医を育て増やしていくことにも力を入れています。

当センターの救急医はこの特徴的な3つの部門をうまく融合させ、一人でも多くの命を救うことができるように日夜、診療に励んでいます。

本日は、新宿スキルスラボで第39回ICLSコースを開催しました。受講生、インストともに満席での開催となりましたが、どちらもチームワーク良く取り組むことができました。昨年あたりから病棟の看護師さんの参加も増え、今年度は新たに5人のアシスタント...
28/06/2025

本日は、新宿スキルスラボで第39回ICLSコースを開催しました。受講生、インストともに満席での開催となりましたが、どちらもチームワーク良く取り組むことができました。
昨年あたりから病棟の看護師さんの参加も増え、今年度は新たに5人のアシスタントインストラクターもチームに加わってくれました。少しでも充実した学びの場となるように、工夫を重ねていきたいと思います。

6月19日から本日まで、パシフィコ横浜で第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会が開催されています。今回は当教室からの演題発表はありませんでしたが、2座長を務めさせて頂きました。また、会期中に開催されているドクターカー写真コンテストに、当院...
21/06/2025

6月19日から本日まで、パシフィコ横浜で第28回日本臨床救急医学会総会・学術集会が開催されています。今回は当教室からの演題発表はありませんでしたが、2座長を務めさせて頂きました。
また、会期中に開催されているドクターカー写真コンテストに、当院のNBC救急車も参加させて頂きました。ドクターカー写真コンテストは全国76施設から応募があり、各施設から素敵な写真がエントリーされていました。

【ACSセンター外傷手術Wet laboトレーニングを行いました】先日、当教室の若手外科医が参加し、教育用の動物臓器を用いて、外傷手術のトレーニングを行いました。講師として心臓外科から古川准教授、呼吸器外科から清水准講師をお招きし熱いレクチ...
12/06/2025

【ACSセンター外傷手術Wet laboトレーニングを行いました】

先日、当教室の若手外科医が参加し、教育用の動物臓器を用いて、外傷手術のトレーニングを行いました。講師として心臓外科から古川准教授、呼吸器外科から清水准講師をお招きし熱いレクチャーをいただきました。消化器外科分野は当教室部長が担当しています。

・心損傷に対する心縫合
・胸部大動脈損傷に対する大血管縫合
・気管損傷に対する気管縫合
・手縫いによる肺部分切除
・肝損傷に対する肝縫合
・胆のう摘出
・右肝静脈損傷修復
・主膵管カニュレーション
・膵腸吻合（柿田式、Blumgart変法）

以上のシミュレーションをおこないました。
最後に、救急医が必ずマスターしなければならない輪状甲状靭帯切開を行い、6時間のコースを終了しています。
いつ遭遇するかわからない、緊急外傷手術に備えて若手ACS医のスキルを磨いています。

大阪万博開会式でのモバイルSCOTの様子が、女子医大公式Youtubeで公開されました。当科スタッフも日本外科学会TSATとして派遣され、モバイルSCOTチームの一員として活動しました！
11/06/2025

大阪万博開会式でのモバイルSCOTの様子が、女子医大公式Youtubeで公開されました。
当科スタッフも日本外科学会TSATとして派遣され、モバイルSCOTチームの一員として活動しました！

このたび「モバイルスマート治療室」の車両を大阪・関西万博に派遣し、実戦的な医療支援を行いました。本学先端生命医科学研究所先端工学外科は株式会社NTTドコモと共同で第5世代移動通信システム（以下、5G）を活用し...

有明で開催された日本外傷学会に参加いたしました。将来、救急医として有望な医学生も一緒です。夕方のトークショーのサプライズゲストに皆びっくり！熱烈な戸田恵梨香ファンの学生も大喜びでした。救急医の幅広い専門分野での活躍、理解して頂けました？
17/05/2025

有明で開催された日本外傷学会に参加いたしました。将来、救急医として有望な医学生も一緒です。夕方のトークショーのサプライズゲストに皆びっくり！熱烈な戸田恵梨香ファンの学生も大喜びでした。救急医の幅広い専門分野での活躍、理解して頂けました？

今年最後の女子医大学生向けICLSコースが終了しました。1年後に医師としてデビューする医学生に、実践的な心肺蘇生について伝えることが出来たと思います。当教室では、蘇生教育にも重きをおきながら、臨床と研究にも励んでいます。ゴールデンウイーク中...
03/05/2025

今年最後の女子医大学生向けICLSコースが終了しました。1年後に医師としてデビューする医学生に、実践的な心肺蘇生について伝えることが出来たと思います。当教室では、蘇生教育にも重きをおきながら、臨床と研究にも励んでいます。ゴールデンウイーク中ですが、6件の緊急手術をおこなっています。３次の救命救急センター、Acute Care Surgeryセンター部門も大忙しです。

第16回の東京East救急医療研究会　5月14日に開催します。神戸大学に移られた中村謙介先生に集中治療後の救急患者さんの状態にフォーカスしたご講演を熱く語っていただく予定です。また大阪万博で活躍した、女子医大のモバイルSCOTについてもご報...
03/05/2025

第16回の東京East救急医療研究会　5月14日に開催します。神戸大学に移られた中村謙介先生に集中治療後の救急患者さんの状態にフォーカスしたご講演を熱く語っていただく予定です。また大阪万博で活躍した、女子医大のモバイルSCOTについてもご報告します。視聴は、医療従事者・医学生に限らさせていただきます。多くの関係者の方、ご参加ください。

2025年5月31日に第1回医局説明会を開催します。初期研修医及び、将来救急医・Acute Care Surgeonになりたい医学生の方。お気軽に参加してください。メールでお申し込みを
27/04/2025

2025年5月31日に第1回医局説明会を開催します。初期研修医及び、将来救急医・Acute Care Surgeonになりたい医学生の方。お気軽に参加してください。メールでお申し込みを

足立医療センターでの今年3回目の「学生ICLSコース」を開催しました。ポリクリ(Segment 9)の1日を利用して、実際的な蘇生手技を指導いたしました。1年後には、患者さんの前に立つ若き医学生です。救える医者を育てていきます。
27/04/2025

足立医療センターでの今年3回目の「学生ICLSコース」を開催しました。ポリクリ(Segment 9)の1日を利用して、実際的な蘇生手技を指導いたしました。1年後には、患者さんの前に立つ若き医学生です。救える医者を育てていきます。

大阪関西万博のミッションが終了。女子医大のモバイルSCOTで本格的な全身麻酔下手術体制を会場内に設置しました。新たなる一歩です。
12/04/2025

大阪関西万博のミッションが終了。女子医大のモバイルSCOTで本格的な全身麻酔下手術体制を会場内に設置しました。新たなる一歩です。

新年度1回目のICLSコースを開催しました。今年度より初期研修医へのICLSは集合教育として実施する新たな試みをしました。初期研修医5日目のフレッシュで真剣な眼差しの受講生のみなさんを前に、インストラクターにとってもとても良い刺激になったよ...
06/04/2025

新年度1回目のICLSコースを開催しました。今年度より初期研修医へのICLSは集合教育として実施する新たな試みをしました。初期研修医5日目のフレッシュで真剣な眼差しの受講生のみなさんを前に、インストラクターにとってもとても良い刺激になったように思います。また今回は女子医大本院の先生や看護師さんもインストラクターとして参加して下さったこともとてもうれしい出来事でした。
今年度も東京女子医科大学附属足立医療センターICLSチームをよろしくお願い致します🚑✨

先日、DMAT関東ブロック訓練があり、当院の日本DMAT隊員5名が参加しました。当院DMATは病院避難となった群馬県内医療機関の搬送トリアージと支援指揮、渋川市内までの搬送を担いました。訓練の参集拠点となった群馬県内の高速道路PAでは、女子...
06/03/2025

先日、DMAT関東ブロック訓練があり、当院の日本DMAT隊員5名が参加しました。
当院DMATは病院避難となった群馬県内医療機関の搬送トリアージと支援指揮、渋川市内までの搬送を担いました。訓練の参集拠点となった群馬県内の高速道路PAでは、女子医大本院DMATの皆様にお会いすることもでき、様々な情報交換をする機会となりました。
訓練で得た教訓を生かして、今後も災害拠点病院の機能強化に努めていきたいと思います。

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