22/01/2026
症例126-① 『腰部脊柱管狭窄症』
主訴:右のお尻から足にかけて痛い。朝がご飯を座って食べられないほど痛い。(80代女性) 症状:昼間は嘘みたいに痛くないのだが、朝起床時に毎日右のお尻から足にかけて痛くなる。手押し車を使って歩くと痛くない。何も支えがないと少し歩くだけで痛くなってくる。 加療:10年以上前に『腰部脊柱管狭窄症』を発症した患者様でした。座っている時に右のお尻から足にかけての痛みは以前から出たり出なかったりしていました。この度症状が悪くなり、朝食を座って食べられなくなりました。 『腰部脊柱管狭窄症』は背骨の中の病気です。背骨の中で靭帯や骨が肥厚・変形して神経の通る穴が狭くなってしまいます。背骨の中の病気ですので、手術を選択する事も多い病気です。背骨の中を外側からはさわれませんから、狭くなった神経の通る穴を広げることは手術以外にはできませんね。 手術以外で保存療法するとなると、目的は原因の除去ではなく「症状を抑えること」になります。 『腰部脊柱管狭窄症』は痛み・しびれの症状が変化する病気です。背中を丸めて横寝している時は症状がでず、歩行で症状が悪化します。 さて、どうしたら良いでしょうか。 『脊柱管狭窄症』の症状は神経の症状です。神経症状を抑えるコツは血流にあります。 正座を思い出してみましょう。長時間の正座で足がしびれたり痛かったりしますね。さらにはまともに歩けないほど筋肉を使えなくなり転んでしまいます。これは正座によって足の血流が悪くなった結果、神経に異常がでています。神経の症状を抑えるコツは血流にあります。(万能ではない) 『腰部脊柱管狭窄症』の症状は腰をそらすと悪くなります。ですから長い期間背中を丸めて過ごすことになります。背中を丸める期間が長いと体重がお腹にのり、足腰にいく血管が圧迫されて血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなるとこれまた症状が悪くなります。腰をそらすとすぐに症状が出て、背中を丸めるとじわじわと時間をかけて症状が悪くなるなんともむづかしい病気ですね。 【続く】 ※金額・回数は一人一人の症状によって異なってきます。
主訴:右のお尻から足にかけて痛い。朝がご飯を座って食べられないほど痛い。(80代女性) 症状:昼間は嘘みたいに…