
08/07/2025
【EHA2025学会参加報告】
#順天堂大学血液内科
今年6月にイタリア・ ミラノで開催されたEHA 2025(The 30th European Hematology Association Congress)に当科木下慎太郎先生と古川芳樹先生が参加されました.
T細胞腫瘍におけるCAR-T (キメラ抗原受容体T細胞)療法においてはCAR-T同士が互いに攻撃し合う“fratricide”の発生による抗腫瘍効果の減弱が問題となります.木下先生の研究では,iPS細胞技術を用いることで,fratricideを回避する治療戦略を提案し,oral presentationで発表いたしました.
古川先生は,iPS細胞由来Th1細胞の作製とそのヘルパー機能についてポスター発表をいたしました.
また,今回,木下先生はJSH-EHA Travel Grant Programに採択いただき,古川先生はEHA travel grantに採択され,心より感謝申し上げます.
今後も当科は国内にとどまら,世界に向けても新しい知見を発信して参ります.順天堂大学血液内科をどうぞ宜しくお願い申し上げます.