01/11/2025
今月は冷シップと温シップの使い分けです
シップには冷シップと温シップがありますがどんな時にどのような使い方をすると効果があるのかを知っていますか?
一言で簡単に言うと患部が熱をもっている場合には冷シップ、患部に熱はなく血行不良になっている場合には温シップを使います。
一般に売られている冷シップは実際には冷感シップといってメントールのような成分を使うことにより貼った時にスーとした冷たい感じがするものです。
これには患部を冷やすという効果はあまりなく腫れや強い熱感がある時にはシップをはらずに氷嚢や保冷剤で直接冷やすのが良いでしょう。
また冷感シップを貼ったうえで冷やすのも効果がありますので試してみてください。
当院の手作りシップは石の粉を水と練り合わせて作っており、水が蒸発するときの気化熱の働きで患部の熱を効果的に取ってくれます。
次に温シップですが市販されているものの中にはトウガラシエキスのような強い成分が入っているものもあります。使っていると皮膚がかぶれやすくなったりお風呂に入った時に刺激を感じたりすることがあるので注意が必要です。
患部を温めるのに効果があるのが温熱カイロです。温熱カイロの中にはあまり熱くならないタイプのものがありほんのり温かくなり、腰の慢性的な痛みや肩こりには温シップよりも効果が期待できます。この時低温やけどには注意しましょう。
このように、その時々の痛みの症状によって適切にシップを選ぶ必要があります。