12/04/2026
「これは、もう一度いただいた人生」
がんの診断を受けると、人生の感じ方は変わるものです。
優先順位が変わり、どう生きたいかも変わってくるかもしれません。
それでも、気づくと私たちはすぐに“オートパイロット”の状態に戻ってしまいます。
ふと気づけば、もう今年もかなり進んでいます。
毎日は忙しく過ぎていくのに、数週間はあっという間に流れていきます。
意味のある時間を過ごしたいと思っていても、
目の前にある大切なものを見逃してしまうことがあります。
それは、私たちがその瞬間に十分にいないからかもしれません。
日本には「一期一会」という言葉があります。
“その出会いは一度きり”という意味です。
「これが最後かもしれない」といった重たい意味ではなく、
この瞬間はかけがえがなく、同じ形では二度と訪れない、という気づきを与えてくれる言葉です。
実際に、「今この瞬間に意識を向けること」は、健康にも良い影響があることがわかってきています。
マインドフルネスはコルチゾール(ストレスホルモン)を低下させ、
免疫機能(NK細胞の働きなど)をサポートする可能性があります。
また、睡眠の質や感情の安定、生活の質の向上にも関連しています
(Black & Slavich, 2016; Carlson et al., 2013)
一方で、現代のオートパイロットは“意図的に作られている”ものでもあります。
スマートフォンやSNSは、私たちがスクロールし続けるように設計されており、
特にニュースに触れ続けることで、知らないうちにストレスが高まってしまうこともあります。
では、この“ボーナスの人生”の中で、どうすれば一期一会を実践できるでしょうか。
ここでは、シンプルにできる3つの方法をご紹介します。
1.注意を守る
スマートフォンとの関わりに小さな境界線を作りましょう。
シンプルな「30/30ルール」を試してみてください。
→ 起床後30分はスマホを見ない
→ 就寝前30分はスマホを見ない
可能であれば、スマホは別の部屋で充電しましょう。
もし無意識にスクロールしていることに気づいたら、
どのくらい使うかを決めてタイマーを設定してみてください。
大切なのは、評価ではなく「気づくこと」です。
2.オートパイロットを中断する
日常の中で、あえて一つ行動を変えてみましょう。
いつもと違う道を歩く、違う場所に座る、普段話さない人に声をかける。
ひとつの動作を少しだけゆっくりにするのも効果的です。
コーヒーの一口目、食事の最初の一口を、少し丁寧に味わってみてください。
そして「今ここ」を感じる練習も。
一度立ち止まり、
見えるものを4つ、聞こえる音を3つ、感じる感覚を2つ、香りを1つ、意識してみましょう。
特別な時間は必要ありません。
今この瞬間に戻るきっかけがあれば十分です。
3.ひとつの瞬間を大切にする
一日の中で、たった一つでいいので、しっかりと味わう瞬間を選びましょう。
会話、食事、散歩。
急がず、他のことをせず、その時間にしっかりといること。
その一瞬が、その日の軸になります。
これは「何かを増やす」ことでも、「完璧にやる」ことでもありません。
ただ、すでに生きているこの人生に、そっと目を向けることです。
あなたの“ボーナスの人生”は、未来にあるのではなく、
すでにここにあります。
そして、それを見逃さないように。
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