27/04/2022
今日、100歳のおばあちゃんをおみおくりしてきました。
先週まとまった時間が出来たので車で西日本を目指し、
高速道路の運転に飽きたので途中の京都で降りて、
オープンしたばかりのホテルへ行くことに。
突然の訪問にもかかわらず、
表向きはイヤな顔ひとつ見せないマネージャーと談笑し、
案内してもらったホテル内 それはそれはステキな空間。
滞在することにしたので部屋でゆっくりしようとした時、
今回のおばあちゃんのお仕事をいただきました。
東京へ戻りご長男とお会いし日程や式場を決めた後、
死亡届を私が代筆することになりました。
ここで不思議な体験。
『お母様の本籍地はどちらですか?』とお伺いすると、
ご長男が取り出した紙に本籍地の記載が。
そこには数時間前まで私が滞在していたホテルの地名、
町名は違えど徒歩数分の場所が本籍地。
ご逝去日時は私が京都に着いたほぼ同時刻。
『このおばあちゃんに呼ばれたんだな。』
後付・こじつけかもしれませんが、
偶然にも程がある初めての感覚でした。
そんなご家族様との葬儀は家族3人での一日葬。
菩提寺様にしっかり読経いただき、
ご遺影を飾らずシルプルだけど大輪の洋花に囲まれ、
100年間の生きた証の終焉を見させていただきました。
収骨を終え、
小さなお骨壺に収まったおばあちゃんを
ご家族様に変わり菩提寺様へとお届けへ向かう車内で、
『呼んでくれてありがとうございました。』と、
おばあちゃんに伝えることも出来ました。
必要とされる有難さ、
必要とされる存在意義、
少しでもどんな分野へでもお役に立ちながら、
少しずつ少しずつご恩返しは続きます。
おばあちゃん、ありがとうございました。
いってらっしゃい。