
03/02/2021
2021年2月2日竣工
帝国ホテルを設計した世界遺産登録作品の多い
フランク・ロイド・ライトの意匠を次いで
箱根の別荘の改修に一つの節目がつき始めた
ホッとする瞬間
ライトの趣を残して
僕なりのデザインで構造意匠を施した
ダイニングテーブルは
まさにライトの設計哲学を造形化した
ダイニングの目の前には広い庭が広がっていて
空間が主張しない程度の落ち着きと自然調和に
デザインを落とし込めた
こうして箱根に足を運ぶ時間にも楽しさが増す
自然に対する畏敬の念を持ちつつ
室内の照度の調整を施して
色温度約2500ケルビンで計画し
自然光以上の光を視野に入れさせない設計をした
箱根山に位置する場所のため
春夏秋冬の気温差の調整用ロスナイ設置は
密閉される冬時の空間には役に立つ
室内の両サイドに断熱ガラスを施し
大開口の窓をデザインして自然調和を図った
また一つ
幾日ものドラマがこの場所に生まれるのを考えると
実に温かい気持ちになる
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