西村たくや皮膚科クリニック

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先日 北河内薬剤師会にて講演をさせていただきました😌WEB配信なしで現地のみの開催で、天候も生憎の雨模様で、どれくらい聴講者が集まるか不安でしたが蓋を開けてみると会場は満席でした。しかも平素お世話になっている門前薬局の薬剤師さん(しかも全員...
18/03/2025

先日 北河内薬剤師会にて講演をさせていただきました😌WEB配信なしで現地のみの開催で、天候も生憎の雨模様で、どれくらい聴講者が集まるか不安でしたが蓋を開けてみると会場は満席でした。しかも平素お世話になっている門前薬局の薬剤師さん(しかも全員!)や非常勤先の病院の薬局長や、その門前の薬局薬剤師さんが、わざわざ河内磐船まで足元の悪い中お越しいただいたのは感激と恐縮で一杯の気持ちになりました。最近は「コンプライアンス」という名のもとに講演で使用するスライドにも講演の本質からズレた役人的な視点で「チェック」が入り、修正をさせられます。その具体的な内容も主催・共催会社によって温度差があり、不条理かつ理に適っていない内容もあります。世の中全体がギスギスしてきており表面上は形だけのコンプライアンスが厳格になり、その皺寄せが水面下での誹謗中傷の激しさに変化しています。今回は講演の内容の準備よりもコンプライアンス対策に時間を多く取られてしまいましたが、満席の聴講者と馴染みの顔ぶれが遠路はるばる会場に来てくれたお陰で、講演準備のストレスや苦労が吹き飛びました。今回も事前に頂戴した質問を元に、なるべく身近な話題を織り交ぜながら お話をさせていただきました😌100枚を超えるスライドを90分以内にまとめることができるか不安でしたが、質疑応答の時間も少し残して講演を終えることができました。事前質問の内容を拝見してまだまだ多職種連携や他科連携ができていないと実感しました。WEB講演がメジャーになる中、企業が主催の講演会も多数企画されていますが、本当に聴きたい、日常診療に役立つ内容のものは少ないと感じております。最後のスライドでお示ししたように昭和に漢方の復権に尽力した大塚敬節の石碑に刻まれている言葉⋯医術あっての医学・学問で医学・学問ばかり華やかにしていても、それは儚く消えてしまうものだ〜昭和初期〜中期の名医の言葉が令和の現代にも的を得ており心に沁み入ります。今回の講演テーマ「多職種連携で皮膚病患者を診る〜薬剤師さんに知ってほしい皮膚科のこと・薬以外のこと〜」薬剤師の役割/薬剤師の仕事に求められる経験・スキル/今どきの小学生・中学生が将来就きたい職業ベスト5!〜薬剤師は何位⁉️とうとう医者は男女共にランク外に‼️40年前には考えられない職業(収入源)がベスト2-3位に‼️女子中学生が回答した薬剤師に就きたい驚くべき理由とは⁉️/当院における薬剤師との連携/当院への疑義照会ベスト5/当院での勉強会・意見交換の風景/薬剤師国家試験問題より①/アトピー性皮膚炎における外用プロアクティブ療法について/アトピー性皮膚炎に使用する抗炎症外用剤4剤の比較/ステロイド忌避の歴史/何故ステロイド忌避になるのか〜原因の変遷〜昔と今/外用ステロイドに対する誤解と悪循環⋯解決策は?/どうすれば患者に指導内容が伝わるのか??〜エビングハウスの忘却曲線を利用する/「塗り方図」を用いて家にいる爺ちゃん、婆ちゃん、パパ⋯そして本人も⋯全員参加の小児外用プロアクティブ療法/何故あの軟膏チューブは「28g」なのか⁉️/皮膚科医の願い〜「かくれ炎症」を見逃すな❗️/どんな時にADに全身療法を導入するのか/クイズ 処方箋の記載の誤りを見つけて下さい/第二世代抗ヒスタミン薬の分類と特長・扱い方/どのような場合に漢方薬を使用するのか〜当院で使用する漢方方剤ベスト5/漢方ってスゴイ‼️症例供覧 3日で腫れあがった瞼が治って目が開いた!ヤケドで巨大水疱を作って来院⋯10日後にガーゼ包帯なしで通院終了、ケガを治す漢方⋯その他 漢方は心不全や硬膜下血腫など救急の場面でも活躍しています/それ本当に難治性ADですか?誤診されている接触皮膚炎症候群〜最近増えている貼付型経皮吸収薬剤/知ってほしいスキンテア/外用剤は混ぜて処方しない方が良い理由/薬剤師国家試験より②/皮膚科医が拘る外用剤の基剤/薬剤師さんにも知ってほしい薬「以外」のこと/熱心な患者と我々医療者が陥りやすい診療の「罠」/昭和の名医の言葉が胸に沁みる⋯「希望という名の薬剤」、「最後は患者が教えてくれる」今後も各種連携医療に尽力してまいりたいと思います。

先日医師会で講演させていただきました。テーマは「皮膚科以外の先生に伝えたい皮膚科のこと」として日頃から意識していた地域医療連携における皮膚科の立場を発信する機会を頂戴しました。皮膚病の患者さんは内科や外科、整形外科、眼科、小児科など かかり...
23/11/2024

先日医師会で講演させていただきました。テーマは「皮膚科以外の先生に伝えたい皮膚科のこと」として日頃から意識していた地域医療連携における皮膚科の立場を発信する機会を頂戴しました。皮膚病の患者さんは内科や外科、整形外科、眼科、小児科など かかりつけ医に《ついでに》処方を受けているケースが非常に多く症状が軽快した症例は良いのですが、残念ながら拗れてしまい患者さん自らが皮膚科を受診されるケースを かなり多く経験します。1週間程経過しても症状が改善しない場合は診断或は治療が間違っているので「うちは専門じゃないから皮膚科を受診して」と言っていただけるように提言させていただきました。※皮膚科に紹介して良かった と言っていただけるような診療を皮膚科医がしなくてはならない〜こんな診療だったらウチらにも出来るじゃないかという恥ずかしい診療をしてはならない というプレッシャーにもなりますが‥。また皮膚病は循環器内科・甲状腺内科・呼吸器内科・内分泌内科・膠原病リウマチ内科・眼科・耳鼻咽喉科・血管外科・心療内科‥汎ゆる科に関連することが非常に多く、皮膚所見がきっかけで思わぬ疾患が見つかることも少なくありません。
当院も地域の各科のプロフェッショナルの先生方に随分お世話になっております。現地とWEBのハイブリッド講演でしたが同日に他にも講演会が多数企画されていたにも関わらず、どちらも多数の先生方に御参加・御視聴下さり誠に有り難うございました。講演後の反響も大きく共催して下さった製薬会社様、各医師会の関係者様本当に有り難うございました。Quiz何に見えますか?皮膚所見は だまし絵のようなもの〜思い込んだら誤診します!/虫刺され?ヒヤリ・ハットな症例〜誤診するとハント症候群/私にとって漢方は隠し味やスパイスのようなもの〜少しだけor3日だけ通常の治療に加えると こんなに経過が違うんです/難治性アトピー性皮膚炎?〜大好きなチョコとココアを中止して完治!何故?!/最近増えている貼付吸収型薬剤の皮膚障害〜特に全身型接触皮膚炎について〜難治性アトピー性皮膚炎・痒疹と診断する前に皮膚科医がすることは?/難治性の顔面の赤み〜脂漏性皮膚炎?毛染めによる接触皮膚炎?それとも?!顔が赤いと言ってきたら皮膚科医は次にどの部位を診察するのか?/「何か変だな」と思ったら腫瘍病変は積極的に皮膚生検を行って病理的にもアプローチすべきと痛感した症例〜無色素性黒色腫‥似て非なるもの‥皮膚疾患には山ほどあります/アトピー性皮膚炎に関して伝えたい2つのこと〜小児アトピー性皮膚炎〜小学生になるまでにやっておかないと取り返しのつかないことになる?!〜皮膚だけじゃない!アレルギーマーチの話。成人アトピー性皮膚炎で経験した救急搬送された心血管イベントの発症例!やっぱり皮膚だけじゃない!皮膚が硬くなると血管も硬くなる!?慢性炎症の恐ろしい話/講演の最後に‥25年以上臨床医をやっていて最近心に沁みる昭和初期の名医の言葉:①病は治してはいけない。治るように導くのだ《中島随象》②あとは患者が教えてくれる〜大塚敬節の最後の愛弟子 松田邦夫先生が開業前に最後の訓示を求めた際に言われた言葉「古典を読め。あとは患者が教えてくれる。但し古人は嘘を付く。ワシの教えたことも自分で実践して良いと思えば真似したら良いが全て鵜呑みにするな」《大塚敬節》

定期的に月に1〜2回の頻度で講演を行っています。講演のスライドを作成したり人前で話すことで知識を整理したり事前に聴講者から頂戴する質問に対する回答を準備することで新しい視点を得ることができるのもメリットです。今月は中央区の製薬会社で講演して...
28/07/2024

定期的に月に1〜2回の頻度で講演を行っています。講演のスライドを作成したり人前で話すことで知識を整理したり事前に聴講者から頂戴する質問に対する回答を準備することで新しい視点を得ることができるのもメリットです。今月は中央区の製薬会社で講演してきました。「特発性慢性蕁麻疹(CSU)に関する新たな知見」と題して約2時間の講演をさせていただきました。皮膚疾患別患者数ランキング(厚生労働省調査)/CSUについて正しいものはどれか?/CSUに関する統計/CSUとは?/蕁麻疹で来院した患者に対する問診のポイント/蕁麻疹の病型と治療目標/特発性蕁麻疹に対する薬物治療の手順/CSUにおいて内服抗ヒスタミン剤の効果が乏しい場合はどうする?/構造式を勘案した抗ヒスタミン剤の選択/抗ヒスタミン剤のTmaxやT1/2を考慮して薬剤を選択する/以下の抗ヒスタミン薬で日本のパイロットに内服が許可されているものはどれか?〜法律でいう「従事」とは?、道路交通法第66条:6年以下の懲役又は100万円以下の罰金+違反点数25点!!〜罰金と反則金の違いとは?懲役と禁錮と拘留はどう違うの?/オマリズマブとデュピルマブ〜使い分けはどうする?/CSUにおけるⅠ型自己免疫(自己アレルギー性機序)とⅡb型自己免疫(自己免疫性機序)について。講演中にも質問や意見を多く参加者から闊達に発言していただき非常に充実した講演になりました。

昨日は東大阪市文化創造館にて『皮膚科医が語る褥瘡のこと』を薬剤師さんに講演してきました。2019年に建立された綺麗で立派な施設でした。講演内容:『褥瘡』の英語表現で正しいものを選べ/『じょくそう』の漢字表記で正しいのはどちら?/『床ずれ予防...
04/02/2024

昨日は東大阪市文化創造館にて『皮膚科医が語る褥瘡のこと』を薬剤師さんに講演してきました。2019年に建立された綺麗で立派な施設でした。講演内容:『褥瘡』の英語表現で正しいものを選べ/『じょくそう』の漢字表記で正しいのはどちら?/『床ずれ予防の日』を選んで/ブロメライン軟膏の原料に使用されている果物を選んで/薬剤師国家試験予想問題より/薬剤師国家試験過去問題より/褥瘡管理の変遷/褥瘡?をみつけた!〜どうする?/褥瘡ケアチーム〜薬剤師の役割/褥瘡発生の原因となりうる薬剤/薬剤滞留のリスク因子/褥瘡の要因は局所だけではない!/褥瘡対策診療計画書に薬剤と栄養管理に関する事項が追加されました/亜鉛欠乏と皮膚疾患/DTI(Deep Tissue Injury)という概念/褥瘡に使用する外用薬の使い分け〜出来るだけシンプルにまとめると/水溶性基剤と乳剤性基剤の使い分け/例題:このような褥瘡を見たら…TIME理論でのアセスメントと治療計画/消毒薬の是非とcritical colonization/バイオフィルムとは?/保湿外用剤を機能から2つに分類する/皮膚を潤す3つの因子とは?/薬剤師さんとの定期的勉強会・意見交換でこんなことをやっています〜診療へのフィードバック。 現地とWebのハイブリッド開催でしたが会場はほぼ満席で総数100名を超える参加者でした。講演後も参加者から質問を頂いたり直接声掛けをいただきました。これまでコロナ禍の影響で講演はWeb開催が主体でしたが、やはり聴講者や他の演者の先生とも対話ができる現地開催はいいものだと感じました。今後も現場では非常に重要でありながら おざなりにされている多職種連携に注力したいと思います。

明けましておめでとうございます。2024年は波乱の幕開けとなりましたが昇り龍の如くこれからは良いことが続くよう祈りつつ日々の診療に当たりたいと思います。昨年は製薬メーカーさんや皮膚科・小児科・大学病院の先生方に御協力をいただきながら様々な企...
08/01/2024

明けましておめでとうございます。2024年は波乱の幕開けとなりましたが昇り龍の如くこれからは良いことが続くよう祈りつつ日々の診療に当たりたいと思います。昨年は製薬メーカーさんや皮膚科・小児科・大学病院の先生方に御協力をいただきながら様々な企画をさせていただきました。新型コロナウイルス感染症をきっかけにWeb講演が多数開催されるようになりましたが どの講演も似たような内容だったり他の講演で使用したスライドを使い回されていたり期待した内容でなかったり、臨床現場からかけ離れた内容だったり、既に学会で聴講して知っている内容だったり、主宰した製薬メーカーに忖度した内容であったり…デイリースポーツのコマーシャルのように『今日のハイライトはそこちゃうやろ!!』と言いたくなるような企画の講演会も少なくありません。臨床現場で問題となっていること、困っていることなどをテーマに今年も講演会や症例検討会、他科の先生方や看護師・薬剤師・介護士なと多職種との連携をはかれる企画をやりたいと思います。

昨日は大阪市北区の製薬メーカーにて社内講演を行って来ました。今回で2回目の講演となり『アトピー性皮膚炎の治療〜現実的には難しいプロアクティブ療法〜当院ではどのように克服してきたか』をお話させていただきました。会議室の準備が整うまでと控室に通...
15/11/2023

昨日は大阪市北区の製薬メーカーにて社内講演を行って来ました。今回で2回目の講演となり『アトピー性皮膚炎の治療〜現実的には難しいプロアクティブ療法〜当院ではどのように克服してきたか』をお話させていただきました。会議室の準備が整うまでと控室に通されて開演時間になり会議室に入ると六甲おろしが流れて社員さんがタイガースユニホームで迎えてくれました。皆さんの気遣いに戸惑いながらも感銘を受けました。今回も聴取者参加型の講演として飽きない90分を準備してきました。『アトピー』の語源は?/アトピー素因って何?/アトピー性皮膚炎に纏わる正誤問題/アトピー性皮膚炎の病勢を評価する保険適応のバイオマーカーを2つ選んで/ステロイド外用剤のウソホント/アトピー性皮膚炎治療を取り巻く歴史/アトピービジネスの登場/アトピー性皮膚炎に関するネット検索で注意すること/恋愛相談とバックファイヤー効果〜止めろといわれても‥/敢えて言おう!プロアクティブ療法の実践は現実的には殆ど不可能!/CoachingとTeaching〜それぞれ向き不向きがある/利用可能性ヒューリスティックを体験してみよう〜歯科医院とコンビニはどちらが多い?/餅は餅屋〜こんな時は直ぐに他科へ紹介しています/プロアクティブ療法の寛解導入は『一気』に!〜ビールは一口目が最高に美味い!≒ベルヌーイの発見/心身医学的技法〜コンプリートメントとは?/否定語を肯定語に変換してみよう〜ある保育士のブログより/D言葉をS言葉に変換する/MRってどのような存在?/MRの3つの資質とは?/今後の製薬メーカーの在り方〜皮膚科領域において/患者アンケート結果を大事にする先生・しない先生その違いとは?/技能と技術の違い〜リアルMR・リアルドクターの必要性‥あなたでよかったと言われる為に/事前に受けた講演内容リクエストや質問事項のボリュームも多く更に参加者の方々が盛り上げて下さり予定になかった『特技』の披露やタイガース野球談義〜良い先発ピッチャーの条件を3つ挙げて/岡田彰布 名采配〜今年はここが凄かった/ロックバンド安全地帯のデビュー秘話や作詞松井五郎と作曲玉置浩二の名コンビ誕生までの秘話、1989年〜1991年に過ごした当時の代々木ゼミナール大阪校(江坂)の懐かしい話題を含む予定を遥かにオーバーした130分となってしまいました。参加して下さり講師が話しやすい雰囲気を作って下さった社員の皆様、所長、支店長 本当に有難うございました!お疲れ様でした!若い社員さん自分が生まれる前の話題で何回も愛想笑いさせてゴメンナサイm(_ _)m

先週は爪白癬に関する講演をさせていただきました。多職種連携ということで在宅訪問診療や老健施設等に携わっておられる内科ドクターや看護師・介護士さんを中心に爪白癬の診断や治療の他 爪切りや爪ヤスリ等のケアについてもお話しました。現場ならではの意...
16/09/2023

先週は爪白癬に関する講演をさせていただきました。多職種連携ということで在宅訪問診療や老健施設等に携わっておられる内科ドクターや看護師・介護士さんを中心に爪白癬の診断や治療の他 爪切りや爪ヤスリ等のケアについてもお話しました。現場ならではの意見や質問については考えさせられました。写真を見て◯☓で答えて!これ爪白癬で合ってる?/緊急症例提示!皮膚科医でも誤診する爪疥癬と角化型疥癬/爪白癬の診断はベテランの皮膚科医でも(こそ)顕微鏡検査で確定するんです/デルマクイック爪白癬が保険適応になった経緯と日本皮膚科学会からの提言/本物の皮膚科医の爪白癬診療はこうだ!/実は爪白癬が主訴で皮膚科を受診する患者さんは珍しい/えっ!?皮膚科で爪や髪を診療するの?/皮膚科医の皮膚所見を見て『何か変だ』と思う感性とは?/ディスカッション:どうするの?肥厚爪のケア/爪白癬の治療意義って何?/足と爪の写真を見てアセスメント!何をどうする?/爪白癬での転倒のリスクは?他の疾患との転倒リスクのオッズ比を比較/看護師・介護士から‥爪白癬は放置してもよいと考えているドクターに私達ができることは?/皮膚科医と仲良くするといいことがある?/他人の判断は変えられる!ナッジ・デフォルトの変更 入門編‥講演前日の夜まで主催者と打ち合わせをして何とか大幅な時間延長もなく終えることができました。良い企画なので是非とも第2弾を企画できたら幸いです。ご試聴いただいた方々 本当に有難うございました。

先週は中之島の製薬メーカーでレクチャーを行ってきました。2度目の会社訪問となり現地とwebで御参加いただきました。テーマは『皮膚科が関わる≪花粉≫のこと〜経皮感作から食物アレルギーまで〜』と題して80分お話させていただきました。スギ花粉につ...
30/04/2023

先週は中之島の製薬メーカーでレクチャーを行ってきました。2度目の会社訪問となり現地とwebで御参加いただきました。テーマは『皮膚科が関わる≪花粉≫のこと〜経皮感作から食物アレルギーまで〜』と題して80分お話させていただきました。スギ花粉についてどれだけ知っていますか?PM2.5のPMと2.5の各意味は?黄砂を吸い込むと花粉症が悪化するのは何故?金属アレルギーとPM2.5とチョコレートとナッツの関係。春先の顔・まぶた・首の赤み痒みに注意!花粉皮膚炎から考える皮膚のバリア機能と経皮感作。皮膚のタイトジャンクションって何?あれから10年…小麦加水分解物(後にグルパール19Sと特定)含有石鹸によるアレルギー事件が経皮感作の重要性に注目が集まり更に二重抗原曝露説〜皮膚からの感作はアレルギー発症に働くが経口(経腸管)ではその逆になるという説〜を裏付けることになった:従来は食物アレルギー対策といえば除去食ありき でしたがアレルゲンの少量ずつ経口摂取することで免疫寛容が働き食物アレルギーを克服できることが分かってきました。『食べて治す食物アレルギー』の理論を昔 提唱された小児科の先生は権威あるアレルギー専門家たちに酷く非難されたようです。このように それまでの医学の常識が覆される(馬鹿にされて相手にされなかった仮説が実は真実であったこと)ことが少なくなく それが医学の歴史とも言えます。『それでも私は…と思う』という強い信念を持って研究を続けた研究者達の恩恵を我々は享受して患者さんを診療していると思うと胸に熱いものが込み上げてきます。私もかつて20年程前に大学病院で外来をしている頃にイトラコナゾールを内服するとアトピー性皮膚炎の症状が軽快したという患児がいて その場は『そんな訳ない』で終わらせたものの ずっと気になっていて その後 広島大学からマラセチアと汗の関連の研究が報告されて あの患児の言っていたことは本当だったかも知れないと思いました。注)イトラコナゾールはアトピー性皮膚炎の適応はありません。現在 アトピー性皮膚炎の他に乾癬や皮膚癌についても研究が進み特にサイトカイン等 免疫系の研究の進歩は目を見張るものがあります。最近 疾患の病態を手玉に取ったような講演会が乱立していますが私は また『どんでん返し』が待っている気がしてなりません。今盛んに論じられている内容も『かつて昔は…』と言われるようになるのでしょう。大切にすべきは症状経過が理論的に辻褄が合わなかったり論文や学会で報告されていない場合でも疾患を抱えた患者さんの生の訴えに真摯に耳を傾けること、自分の思い描いた通りに症状が改善しない場合には素直に治療方針を変更し診断を見直し場合によっては他の先生に診察を委ねる勇気を持つことだと思っています。”n1の大切さ“を肌で感じながら日々診療をしています。講演の後半では当院で特に力を入れている小児皮膚科とりわけ乳児期のスキンケア・アトピー性皮膚炎の炎症コントロールの早期介入〜経皮感作を防いでアレルギーマーチを食い止めろ!アトピー性皮膚炎は乳幼児期に正しく頑張れば必ず卒業できる!中学生になる前に皮膚科でやっておかないと取り返しがつかなくなることとは?病気を治すのは我々医療者ではなく患者自身だった。についてお話させていただきました。

住所

Daito-shi, Osaka

電話番号

+81 72-870-4112

ウェブサイト

http://n-takuya-hifuka.com/, http://n-takuya-hifuka.com/

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