
03/06/2025
今日も山が呼んでいる!
膝には無視されてるけど😅
― 登山者必見!膝と仲良くなるセルフメンテ術 ―
「よし、今日は山だ!」と気合い十分に登山靴を履く。
でも、出発前から膝がささやくんです。
「オレ、今日はやめとくわ」
……おい、裏切りか?
体は登る気満々なのに、膝だけが頑なに拒否。そんな経験、ありませんか?
実は多くの登山者が、知らぬ間に「膝に嫌われる生活」をしています。
膝は、登りよりも下りで悲鳴をあげやすい関節。特に下山時、「ガクッ」と膝が抜けそうになる、歩くたびに膝の内側が痛む、そんな声をよく聞きます。
原因は筋力不足だけではありません。
靭帯の過緊張や関節のズレ、足首からのねじれ連鎖が膝に負担をかけていることも多いのです。
なぜ登山者の膝は怒るのか?
膝は“ただの関節”ではなく、衝撃吸収・ねじれ調整・荷重伝達という3役をこなすスーパー中間管理職。
しかし、普段の生活や登山時のフォームが悪いと、その中間管理職はブラック労働状態になります。
とくに多いのが…
• 下山時に「ガクッ」とくる膝
• 翌日に出る謎の内側の痛み
• 歩き始めは平気なのに、2時間後から膝がストライキ
原因は「筋肉」ではなく、実は靭帯のストレスや、関節のズレだったりするのです。
膝に嫌われないためのセルフメンテ3選
① 靭帯ストレッチではなく“靭帯リリース”
膝周囲の**内側側副靭帯(MCL)や腸脛靭帯(ITB)**に、やさしく触れて揺らすようにリリース。
ぐいぐい伸ばすのではなく、「靭帯に話しかける」イメージで。
10秒×3セットでOK。
② 足首の“ねじれ”を取っておく
足関節のズレは膝に波及します。
特に距骨下関節のねじれは要注意。
片足立ちで、軽く足首を回しながら重心調整するだけでも効果的です。
③ 下山前に“膝の再起動スイッチ”
膝蓋骨の上下(大腿四頭筋腱と膝蓋靭帯)を軽くマッサージし、膝周囲の神経入力をONにしておく。
登山後半の“ぐらつき”防止におすすめ。
山に呼ばれても、膝に置いてかれないために
登山は「気持ち」で登れるかもしれませんが、「膝」で下りるものです。
今日も山はあなたを呼んでいます。
でも膝が「NO」と言わないように――
登る前に、膝と仲直りしておきましょう。
それが、“山との約束”です。