21/11/2025
10月28日~31の4日間にわたり、
ユマニチュード本格導入に向けた
実践者育成研修を実施しました。
今回はモデル病棟となる2病棟から、
「われこそは!」という熱き思いを持つ職員を選抜。
両病棟から、選ばれし看護師(4名)、
ナースエイド(1名)とリハビリテーション部から
理学療法士(1名)・作業療法士(1名)が
参加しました。
27日に行われた施設導入講演会に引き続き、
日本ユマニチュード学会認定の
チーフインストラクターである
南福岡脳神経外科病院の杉本智波先生に加え、
同病院の同じくチーフインストラクター、
安武澄夫先生に講師を担当していただき、
今回の研修を実施していただきました。
【DAY1】1日目は「ユマニチュードの哲学」を
深く学ぶ講義が中心。
「見る」「話す」「触れる」「立つ」という
ユマニチュード「4つの柱」の技術や
具体的な方法について実技を交えながら、
学びました。
【DAY2・DAY3】
2日目以降は、椅子やベッドからの立ち上がりや
不快のないおむつの付け方などの
実際のケアへの応用を学んだあと、
病棟での実践に挑みます。
頭でわかっていても、いざ実践となると
少し不安な表情を見せる参加者たち・・・
しかし講師のお二人の教えやアドバイスを持って
患者さんに対してみると、
今までと違う患者さんの反応に驚き、喜ぶ姿が!
ユマニチュードをケアに用いることの大切さ、
ケアを実施する人のかかわり方を変えるだけで、
患者さんの本来持つ力を引き出すことができることを
感じることができたようです。
休憩時に実技のおさらいや実践を振り返って
話し合う姿に「自分のものにして、もっと患者さんのために、
よりよいケアを提供したい」
という熱き思いを感じました。
【DAY4】
充実した研修期間はあっという間。
最終日にはこの4日間を振り返る発表会。
大嶋副院長をはじめ看護管理者たちも多く参加し、
病棟での実践を撮影した動画を見ながら、
熱い発表が行われました。
そして、最後には修了証の授与式。修了証を手に、
研修を終えた感想を一人ずつ話しましたが、
中には感極まって涙を流す参加者も。
感動の涙は参加者全員の思いを刺激したようで、
もらい泣きする参加者も出る中、
なんと杉本先生も涙を流すハプニングも。
それだけこの研修が熱く、
実のある思い出深い研修になったという
表れでしょう。
記念撮影時の皆さんの素敵な笑顔が
それを物語っていますね。
研修が無事終了したこれからが新しいスタートです。
研修参加者たちは病棟でユマニチュードケアの
実践だけでなく、
他のスタッフへの周知・実践を
進めていかねばなりません。
いずれは病院全体へと拡大する予定です。
大きな使命を持った参加者たちの活躍を
大いに期待するとともに、バックアップも
しっかり行っていきたいと考えています。
(By 副看護部長 坂本 美穂)