29/08/2025
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九州がんセンターで開催された地域連携カンファレンスにて、当院院長・中堀亮一より事例発表を行いました。
テーマは「独居で身寄りがない方の在宅看取り支援」
身寄りがなくても在宅での看取りは可能です。大切なのはACP(人生会議)を通じて、患者様本人の気持ちに耳を傾けることです。
しかし医療従事者は、知らず知らずのうちに「こうあるべき」という理想に縛られてしまうことがあります。その理想から外れると、失敗や無理だと感じてしまうこともあります。
また、身体的に“楽”であることが必ずしも本人にとっての安楽ではありません。それ以上に大切にしたい価値が、その人の中にあるのです。
終末期を迎えると、医療の焦点は治療そのものから離れ、人の温かさや生きる意味へと移っていきます。そこで求められる医療は、それまでの医療とは異なるものです。
今回の事例では、訪問看護ステーションライズさんと協力し、在宅で医療を届け、最期を共に見届けることができました。
また、在宅に繋げてくださった方々の支えがあって実現した事例でもあります。
患者様の"どう生き、どう最期を迎えたいか"
その思いに寄り添う医療を、これからも地域と共に大切にしていきます🍀
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