21/09/2022
東洋医学を知ろうシリーズ
★頭痛★
西洋医学的には一次性と二次性があり。一次性は、片頭痛や緊張型頭痛、群発性頭痛等があり繰り返し起きてくる慢性的な頭痛で二次性は、何かしらの疾患が原因となり引き起こされる頭痛でくも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍などの命にかかわるものが潜んでいます。
・東洋医学的な考え方
頭痛の病因は外感と内傷の2種類に分類することができる。
A) 外感性の頭痛
生活の不注意などにより風、寒、湿、熱などの外邪が身体に侵入することにより起こる。
急に発病し頭痛も激しく持続性があるなどは外邪によるものが多い。
①風寒による頭痛:冷えが侵入して頭部に向かう気血の運行障害が生じると起こる。
②風熱による頭痛:熱には炎上する性質があり、気血が頭に昇りすぎると起こる。
③風湿による頭痛:湿気が邪魔をして栄養が頭部に到達しないと起こる。
B)内傷性の頭痛
緩慢に発病し痛みは激しくなく時々起こり、疲れると増強するという特徴がある。
①肝陽による頭痛:ストレスにより陽気が頭部に昇りすぎると起こる。
②湿濁による頭痛:湿気が邪魔をして栄養が頭部に到達せず、頭痛とともに頭がぽんやりし, 重だるさや吐き気を伴いやすい頭痛が起こる。
③瘀血による頭痛:外傷により脈絡が阻滞すると起こる。刺痛、鋭痛で場所は一定している。または頭部の外傷歴があることが多い
④腎虚による頭痛:脳の栄養状態が悪くなると起こる。
⑤気血両虚による頭痛:エネルギー不足のために気血が昇らず、頭部を栄養できないと起こる。
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