鄭冬梅 - 誠心堂薬局の産後ケア

鄭冬梅 - 誠心堂薬局の産後ケア 中医学で考える産後ケアの重要性や対策について、当事者はもちろんのこと、ご家族の方や、産後ケアに関わる多くの方に知っていただきたいと考えています。

産後も睡眠が大切ですね。夜中も授乳で起きますすが、赤ちゃんが寝ている時はママも寝ると良いので、一緒にベッドに入るようにするといいですよ。
21/09/2023

産後も睡眠が大切ですね。
夜中も授乳で起きますすが、赤ちゃんが寝ている時はママも寝ると良いので、一緒にベッドに入るようにするといいですよ。

産後は生理が戻ってくるまでに個人差があります。一度戻った後に生理不順になる方もいらっしゃいます。子育てで忙しくご自分のことは後回しになりがちですが、お母様の健康はお子様の心身の健康にとって大切なことです。ぜひお早めにご相談下さい。
05/09/2023

産後は生理が戻ってくるまでに個人差があります。一度戻った後に生理不順になる方もいらっしゃいます。
子育てで忙しくご自分のことは後回しになりがちですが、お母様の健康はお子様の心身の健康にとって大切なことです。
ぜひお早めにご相談下さい。

【産後ケア編】産後の生理不順<第2回>

🔸中医学における産後の生理不順の観点

1️⃣生理周期が早くなる「気」の不足
「気(エネルギー)」には、「血(けつ:栄養)」や「津液(しんえき:潤い)」を体内に留めておく働きがあり、「気」が不足するとその力が足りずに、生理が早く来てしまう原因となります。疲れている方や胃腸機能が弱い方に多い体質です。

2️⃣生理周期が長くなる「血」の不足や滞り
生理の基本となる「血」が不足すると、卵胞が成熟するまでに時間がかかるため、周期が長くなってしまう場合があります。

産後は特に「血」の消耗が激しい時期ですし、睡眠不足から疲れが溜まりやすくストレスも感じやすいため、「血」の不足だけでなく流れも滞ってしまうことで、子宮や卵巣の働きが鈍くなりがちです。

身体が冷えやすい方の場合にも「血」の流れが滞ってしまうことで、子宮や卵巣の働きが鈍くなりがちなので、冷房に長時間当たる事は避け、冷たい飲食は控えましょう。

3️⃣生殖を司る「腎」による生理不順
中医学で考える五臓六腑のうち、生殖を司る「腎(じん)」は、生理や排卵と深い関わりがあります。
妊娠・出産後は特に「腎」の機能の低下が著しくなるので、排卵を促す力が弱くなり生理周期が乱れる原因となります。

産後の生理周期を整えやすくするためには?
授乳によるプロラクチンの分泌が産後の生理不順の主な原因とはいえ、WHOでは2歳以上までの授乳を推奨しているように母子にとって大切な母乳育児をすぐにやめるわけにはいきませんよね。

そこで、産後の生理不順に悩まされているときには、以下の対処法を取り入れてみましょう。

🔸体質別の特徴と対処法

🌿「気虚(ききょ)」体質
エネルギーである「気」が不足している方の特徴などについてご紹介します。

🟣生理の状態:生理の量が多い、サラサラで色が薄い、生理痛は後半にシクシク痛む、不正出血など。

🟢自覚症状:食欲不振、お腹の張り、倦怠感、疲れやすい、むくみ、めまいなど。

🟡おすすめ食材:豆腐や湯葉などの大豆製品、卵、いんげん豆、山芋、きのこ類など

🌿「血虚(けっきょ)」体質
「血」の不足は産後の方に多く見られる体質です。共通して対処するとよいでしょう。

🟣生理の状態:生理の量が少ない、サラサラで色が薄い、生理痛は後半にシクシク痛むなど。

🟢自覚症状:めまい、立ちくらみ、顔色が白い、眼精疲労、不眠、動悸、脱毛など。

🟡おすすめ食材:人参、ほうれん草、なつめ、黒ごま、クコの実、プルーンなど

🌿「瘀血(おけつ)」体質
内臓や全身を栄養する「血」が滞ると痛みなどの様々な症状がみられます。

🟣生理の状態:生理の色は暗く塊が多い、生理痛、排卵痛など。

🟢自覚症状:肩こり、頭痛、唇の色が悪い、シミやくすみが目立つ、冷えのぼせなど。

🟡おすすめ食材:紅花、シナモン、黒糖、生姜、ネギ、玉ねぎなど

🌿「腎虚(じんきょ)」体質
生殖を司る「腎」は出産だけでなく、年齢共に弱りやすくなります。将来の健康のためにもしっかり養生されることをおすすめします。

🟣生理の状態:生理の色が暗く少ない、無排卵など。

🟢自覚症状:足腰がだるい、物忘れ、耳鳴り、頻尿、白髪、難聴、精力減退、むくみなど。

🟡おすすめ食材:黒豆、黒きくらげ、黒ごま、山芋、卵、くるみ、アーモンドなど

産後の生理は、なかなか安定しづらいものです。
産後に生理が再開する時期や、周期が安定するまでの期間にも個人差があります。授乳の頻度や睡眠時間などの生活スタイルによっても異なってきます。

とにかく赤ちゃんの事ばかりが気になってしまう時期ではありますが、ママの身体が元気であることが赤ちゃんの生活を守る秘訣でもあります。
バランスのよい食事や質のいい睡眠をしっかりとるように意識し、心身ともに健康的な生活を心がけていく事で徐々に生理周期が規則的になっていくでしょう。

生理は煩わしい物ではありますが、女性の健康管理や体調の指標として欠かせないものです。漢方や鍼灸で「気」「血」の巡りを整える事で生理周期が戻り、毎月の生理痛や排卵痛、月経過多などの不快な生理症状が軽くなった方も少なくありません。

断乳してから数ヶ月たっても生理が来ない、産後1年を過ぎても生理不順が続く、第二子・第三子を計画しているなどの方は一度、漢方相談にいらしてください。

#漢方美人ラボ #誠心堂 #産後ケア #生理不順 #排卵障害 #食養生

05/09/2023

【産後ケア編】産後の生理不順<第1回>

妊娠や出産を経験すると、女性の身体には様々な変化が起こります。

特に生理周期はホルモンバランスと密接な関りがあることから、産後は生理不順になりやすいものです。
産後に生理不順が続いて、自分の体調がなかなか元に戻らない不安や、それによって体調を崩してしまわれる方も少なくありません。

産後の生理不順は、ホルモンバランスや育児ストレス、環境の変化や栄養不足など様々な要因によって起こると言われています。
個人差もあるため、原因を特定するのはなかなか難しいかもしれませんが、自分の身体がどのような状態になっているかを知って、体調管理しながらホルモンバランスを整えていきましょう。

🔸産後に生理周期が乱れる原因🔸

1️⃣授乳のためのプロラクチンによる排卵障害
母乳を上げている期間は授乳時に赤ちゃんが乳頭を刺激することで、母乳を作る「プロラクチン」というホルモンの分泌が促されます。
プロラクチンによって排卵を抑制する作用もあり、母乳での育児をしている間は生理が来ないか、来たとしても無排卵月経(排卵しないで生理の出血がはじまる)になることもあります。

出産後に時間が経つにつれて卵巣の機能も徐々に戻り、排卵のある月経となっていくのですが、妊娠・出産の影響から卵巣も疲れているため、生理が再開しても無排卵の時もあれば排卵している時もあり…と、どうしても生理不順になりやすい状態といえるでしょう。

さらに、生理はプロラクチンの分泌状況にも左右されるので、赤ちゃんがおっぱいを吸う機会が多かったり、少なかったりと変化するだけで排卵が変動してしまう可能性があります。

断乳後には個人差もありますが、およそ1ヶ月でプロラクチン値は正常に戻ると言われています。しかしながら、生理周期が整うのは断乳から1ヶ月以上かかることもあるようです。

2️⃣睡眠不足や栄養不足などの心身の負担
慣れない育児による睡眠不足や栄養不足などは、産後に体力が回復していないママとって精神的にも肉体的にも大きな負担をかけてしまいます。
自分でも気がつかないうちにストレスが溜まってしまい、女性ホルモンが正常に分泌されなくなることで、生理不順を引き起こしてしまう事もあるでしょう。

また妊娠中に体重が増加してしまったことを気にして、産後間もないうちから過度なダイエットをしていませんか?
食事の回数や食べる量を極端に減らしてしまったり、特定の食べ物しか口にしなかったりというような過度なダイエットで体重が減少すると、生理不順に繋がることがあります。
ダイエットをしているつもりはないけれど栄養不足になっている場合も、もちろん原因の一つとなるでしょう。

#漢方美人ラボ #誠心堂 #産後ケア #生理不順 #排卵障害 #プロラクチン

05/09/2023
35歳以上の高齢出産が増えていることもあり、帝王切開を選択もしくは出産状況により帝王切開になる方がふえていますね。また若い方ですと無痛分娩を選択される方も増えているようです。出産には正しい知識を備えることが大切です。知っておくと突然の事態に...
05/09/2023

35歳以上の高齢出産が増えていることもあり、帝王切開を選択もしくは出産状況により帝王切開になる方がふえていますね。
また若い方ですと無痛分娩を選択される方も増えているようです。
出産には正しい知識を備えることが大切です。知っておくと突然の事態にも冷静に対処できる可能性が高くなります。

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血は女性の一生に欠かせません。血余体質を目指して養生してきましょう。
05/09/2023

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🔶夏の中医養生:養心(ようしん)・養陽(ようよう)(続き)暑くて、つい冷たいものを食べすぎたり、飲みすぎたりしていませんか?すると、湿気が体に溜まって「脾(ひ)」の陽気(ようき)が不足しているかもしれません。脾:五臓のひとつで、消化や栄養を...
15/08/2023

🔶夏の中医養生:養心(ようしん)・養陽(ようよう)(続き)

暑くて、つい冷たいものを食べすぎたり、飲みすぎたりしていませんか?
すると、湿気が体に溜まって「脾(ひ)」の陽気(ようき)が不足しているかもしれません。

脾:五臓のひとつで、消化や栄養をつくる消化器のような働きをもつ
陽気:体や内臓などを動かしたり温めたりするエネルギー

これを中医学では「暑必挟湿(しょひつきょうしつ)」と呼びます。
この状態は夏の特徴ともいえるでしょう。

そこで夏には「脾」を守ることが重要となります。
3つのポイントをお伝えしますね。

①清淡(せいたん)飲食
胃腸に負担掛けないように消化しやすいように、あっさりした脂っこくないものを食べましょう。

②冷たいものを避ける
「脾胃」の陽気を損傷しないように、特に空腹時には冷たいものを摂りすぎないようにします。

③生姜をとる
生姜は「温中散寒除湿(胃腸を温めて冷えや湿気を取り除く)」の働きがあります。このため生姜を食べることは養陽(陽気を養うこと)につながります。

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