『生きる誇りへの、挑戦』
障がいのある方にとって、いちばんの障がいは、
挑戦するチャンスがない、ことでした。
南高愛隣会の挑戦は、障がいのある方たちの
「~したい」という願いからはじまりました。
いつしか「南高愛隣会だからできるんですよ。」と
難しいことのように言われるようになりました。
でもそれは、利用者の純粋な想いを叶えるため、
制度や常識にとらわれず思い切って挑戦してきただけのこと。
何かを変えたい。変わりたい。
夢や希望を叶えるために、一歩踏み出し続けること。
あゆみをとめないこと。生きることを楽しみ続けること。
一生懸命になって何かに挑んでいくプロセスは、
結果、理想には、たどり着かなくとも、
挑戦した事実はしっかり残ります。
どんなちいさな一歩でもいい。
もがき、挑戦する姿勢は、いのちの輝き、
生きることの美しさ、そのもの。
ある人は、自身の仕事が
社会に認められたことを誇りに思い、
ある人は愛する人と生活できている毎日を誇りに思う。
今よりもっと障がいのある方の選択が広がり、
社会とつながり合うために
何ができるかを必死で考えて、実践する。
ひとりひとりの誇りをいっしょに探す、
私たちの日々のお手伝いも、また、誇り。
常に挑戦し、現状に満足せず、福祉の今を創ってきた、
愛隣会の歴史も、また、私たちの誇りです。
欧米では、障がいのある方たちのことを、
チャレンジド(挑戦する権利を神様から与えられた人たち)
と呼ぶこともあります。
しかし、私たちはこうも思うのです。
誇りある人生を全うしたい。
幸せを掴もうとするチャレンジに、
障がい者と健常者という括りはない。
利用者、支援者という分け隔てもない。
にんげんは、みんな、チャレンジド。
南高愛隣会は、
生きがいを求める挑戦者たちが、集まる場。
誇りある人生に向かって、
挑戦者たちが集う、スタートライン。
挑戦できる人、
頑張ろうとする人が集い、
日々、奮闘する。
日々、もがく。
ひとりひとりの「〜したい」はささやかでも、
それらはひとつの大きなエネルギーとなって
「幸せ」の障がいを打ち壊し、
まったく新しいボーダレスな世界をつくっていく。
Let‘s Go Borderless world. バラ色でいくぜ!
同じ空の下、
みんなで生きている、みんなが生きている。
誰もが認め合い、
誰もがポジテイブに生きる社会へ。
つまづいても、何度でも、
安心して立ち上がることができ、
また、誰かが手を差し伸べ、
私も手を差し伸べる社会へ。
そういう社会はきっと楽しい。
人生は 楽しい!