池田クリニック

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シワ、たるみ取りには剥離が大事!といつも強弁してきました。ですからあ〜、糸だけでのリフトは、長持ちしません。コマーシャリズムのチェーン店系が売りつける(電車の窓に広告があります)剥離しないで切って縫うだけの”なんちゃってリフト”はやるだけ損...
03/12/2022

シワ、たるみ取りには剥離が大事!といつも強弁してきました。ですからあ〜、糸だけでのリフトは、長持ちしません。コマーシャリズムのチェーン店系が売りつける(電車の窓に広告があります)剥離しないで切って縫うだけの”なんちゃってリフト”はやるだけ損です。それでは何故かを説明するために加齢変形の仕組みを説明しましょう。 まず体内の加齢は細胞の老化です。DNAに刻まれた細胞分裂回数に限りがあり、足りなくなってくるのです。内臓の組織も血管もです。特に免疫系の細胞が少なくなると、感染症や癌などの疾病を起こし易くなります。 さて次に形態的な加齢変形ですが、深部から話すと、骨は肉眼では見えませんが、X線写真では見えます。カルシウムやタンパクの摂食に左右されますが、どうしても細くなり密度が減り弱くなります。なお顔の骨は、下顎歯槽骨だけが減量減高します。他は減りません。ですから、顔の輪郭は軟部組織の減量に伴って骨張ってゴツゴツしてきます。筋は衰えるのですが、鍛え方と摂食で遅らせられます。加齢と共に痩せると減量します。いよいよ体表の加齢変形に話が進みます。 皮膚の表側は、表皮細胞と角質からなります。細胞は表皮の最深部で分裂して表に押し上げます。途中で死んだ細胞は角質となり、垢となって剥がれていきます。サイクルは約30日です。厚さは0、2〜0、4㎜しか無いのですが、細胞が積み重なっているので、密です。こうして外界からの異物を通し難いバリヤーとなっています。ただし血管は無く浸出液で栄養されています。ですから加齢で栄養が落ちて分裂が足りなくなると、さらに薄くなり、弱くなります。 その下は真皮層です。真皮層はヒアルロン酸というゼリーの中に、コラーゲン等の線維が詰っています。コラーゲンはいわゆる蛋白質で、線維芽細胞が造ります。こちらは3か月でリサイクルします。毛細血管が豊富で、厚さは数㎜あり、線維が弾性を保つので、張りを与えています。ただし加齢で弾力は落ちてしまいます 真皮の奥に皮下脂肪層があり、表情筋の動きを緩やかに伝えます。クッションです。しわを造らない為にも働いています。皮下脂肪層の厚さは個体差や、部位、体調、男女、年齢で変化します。眼瞼は皮下脂肪層がほとんど無く、笑う筋の収縮が真皮に直接伝わる為に表情皺が真っ先に出来ます。 皮下脂肪の下には筋がありますが、人の表情筋は複雑な配列ですから、表情が豊かなのです。ただし、表情筋の収縮が真皮に表情皺を造ります。真皮に張りがあり、表皮が強い若年時は動かした時だけしわが出来ます。加齢と共に表皮が弱くなり、真皮の弾力が無くなると、表情時だけでなく、しわが刻み込まれてしまいます。紙に折れ線を付けた様になるのです。また表情筋は、覚醒時は顔に精気を持たせる為に常に微弱に収縮しています。タレントさん等の表情を見せる職業以外の一般人は、ただでさえ表情の造り方は意識的ではありません。無意識に収縮しています。ですから表情皺は常に刻まれていくのです。 なお顔面は、様々な臓器や器官が体表に存在しますから、上記の皮膚の構造だけでなく、他の動的形態や静的構造も影響します。多種ありますから割愛しますが、眼瞼だけ触れます。眼瞼は眼球に蓋をするためにあります。眼球は骨に嵌っていますがクッションとして眼窩脂肪があります。皮下脂肪ではありません。眼瞼内の眼輪筋下に、眼窩脂肪を抑える隔膜がありますが、これも加齢で弱くなり眼窩脂肪が前にはみ出てきて、下眼瞼を膨らませます。これが目袋です。逆に上眼瞼では眼窩脂肪が重力で落ちていき、膨らみが減って窪む人が居ます。窪み目の本態です。眼瞼には開閉を司る複雑な構造もありますが、その方面は眼瞼下垂の際にいつも説明していますから割愛します。 簡単に構造を説明しましたが、下眼瞼形成術に於いて、何を治すべきかのヒントも載せました。続けて治療法も載せます。下眼瞼の加齢変形ではいくつかの要素が原因となります。 先ず眼瞼は皮膚が薄い事と皮下脂肪が無い事が特徴です。ですから上下眼瞼とも、早い時期に表情皺が刻まれる事が多いのです。表情皺が主体なら、ボトックスでの対処が第一選択ですが、刻まれたら皮膚を剥がして伸ばして貼り直す手術が必要です。やはり剥離です。表情じわによって折り畳まれているうちに必ず皮膚が伸展しますから、引き延ばしも必要です。剥がして引っ張って戻すとその面が再癒着して伸びて治ります。筋は折り畳んで縫合して引き締めます。 上に書いた様に眼窩脂肪が突出して来た目袋を、”弛み、タルミ”と呼ぶ患者さんが多く来院されます。目袋の下には折れ返りの半円形の溝が出来、これを”クマ”と呼ぶ患者さんも多く来院されます。溝は洋語でPalpebro Malar Groove, 瞼頬溝と称します。溝を埋めればクマが見えなくなりますから、注入で治せます。ヒアルロン酸ではボコるので、私はPRP療法に限ると考えます。何例かブログに載せています。手術法としては、目袋の眼窩脂肪を取り除いても目の後からまた出てきます。ですから本当のHamra法が適します。目袋の眼窩脂肪を溝の下の骨の上に動かして埋めて止めます。目袋が平らになり溝が埋まる無駄が無い、一石二鳥の手術法ですが、剥離範囲が広いのでダウンタイムを要します。眼輪筋下=眼窩隔膜の前で剥離しますから、筋を骨に吊り上げて下眼瞼全体の張りも造れます。一石三鳥です。眼窩脂肪を動かす事をRepositioningとか、眼窩脂肪を温存することをPreservationと言います。今やSNS上に載っています。 他にもいくつかの手術法がありますが、加齢に対しては二つを使い分けています。今回はどちらでしょう。 症例は62歳女性。本年夏の来院当初から下眼瞼の小皺を気にされていました。数年前にも他院でシワ取り術を受けたが、表情が豊かと自己認識されていて、表情ジワが再発したと仰る。私も拝見して、確かに常々笑顔を魅せると感じます。ボトックスで止められるのですが、半年もたないのを知っています。手術を希望されました。 ところで、どう見ても年齢の割に目袋がなく、その下の瞼頬溝(溝クマ)が目立たない。実は同年代の私は目袋が厚く、瞼頬溝もはっきり見えます。つい私、診察中私の顔を見せて「〇〇さん。これないですよね!。いいなあ〜?!。」と言ってしまい悲しかった。今書きながらも鏡を見て確かめました。ちなみに瞼頬溝はPRP療法が最適です。1.5〜3年と長持ちする上に、同部位は皮膚が薄いので、他の注入物ではボコるから不適です。そういえば私も、10年以上前にPRP治療が導入された際に、練習を兼ねて、実験的に池田先生と打ち合いました。3年ところか、7年間は、飲酒の翌朝は浮腫んで下向くと見えました。でももうとっくに無くなっています もとい、瞼頬溝は手術的には本当のHamra法(眼窩脂肪移動)が適応になりますが、本症例にはお奨めしません。下眼瞼形成術の中でも、真皮下で剥離しての眼輪筋の縫縮で緊張緩和しながら、平坦化だけが求められます。さらに筋を折り畳んでの涙袋作成術も求めません。元々ないまま過ごしてきた人に造ったら変わってしまうからです。患者さんも希望されません。 画像は術前から。 瞼頬溝はないわけではありませんが浅いです。 表情ジワは刻まれていませんが、縮緬ジワはあります。 デザインはシワのある範囲を剥離するべく点線で囲みます。切開線は瞼縁のまつ毛の並びの1㎜下です。前回と同じ線です。 術中写真は二葉。上左図は、皮膚を剥離した後。赤いのは眼輪筋です。上右図は筋を縫縮してから皮膚を引き上げた後。瞼縁を越えて上に皮膚が載っています。この分の余りを切除します。測ったら5㎜幅でした。 その切除した皮膚です。目尻の下で分けて切除しています。 術直後の両側眼瞼図。皮膚は平坦です。 近接画像で診ると平坦でシワは消失しています。 術後1週間で抜糸しました。 全くシワはありません。目袋も瞼頬溝も引き上げられています。

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私は粗製濫造しません。丁寧に手術します。ところで、手術に臨む前段階では、広告やSNSが誘引する手段ですが、私は唯一ブログだけで紹介しています。そこでは詳しい説明と歴史まで記載して、真面目に教育活動をしています。本来美容医療は、患者さんのため...
28/11/2022

私は粗製濫造しません。丁寧に手術します。ところで、手術に臨む前段階では、広告やSNSが誘引する手段ですが、私は唯一ブログだけで紹介しています。そこでは詳しい説明と歴史まで記載して、真面目に教育活動をしています。本来美容医療は、患者さんのためになる筈ですが、間違った情報は患者さんの為になりません。何故そうなるかと言うと、美容外科の患者さんは本当の意味での口コミ(オープンにして伝える)を控える人がほとんどですから、美容医療クリニックは自らの優位性を”広告して誘引”するしかないのです。その中で私は、学会でも認められた医学情報も含めて、画像操作なしでブログで提示してきました。 こうしていざ患者さんが来院したら、多くの患者さんは私のこのブログを視ているから、知識を持ってきます。でも患者さんは一人一人違う顔です。私は美容医学として理想像を学んできましたし、キャリアーが醸成してきました。更に顔面のバランス、身体とのバランスも人それぞれですから、こちらが診察で情報を得なければ、手術法の提示にもデザインにも至りません。だからまず計測と検査が必要です。口周りは顔面の中でも大きな部品ですから、顔面との比率が重要です。正面で上中下の顔面の比や口唇交連の上下の比を測ります。また赤唇の厚みや形、赤唇縁のカーブも診ます。次に側面から診て鼻、口唇、頤などの位置関係を調べます。つまりE-ラインや鼻唇角の位置や角度も診ます。こうして患者さんに合ったデザインを提示し、用手的にシミュレーションして見せたりします。手術法とデザインを決定するまで手間暇を掛けます。昔から形成外科野医局では、デザインが6割出来栄えに影響し、手術は4割結果を左右すると先輩医に、言われてきました。 こうして手術に至るまでも時間を掛けますが、手術も時間を取ります。外科医の多くでは、手術は早い方が巧いとする評価がありますが、それは全身麻酔や半身麻酔での体力への影響のためです。形成外科領域では、デザインを精密に描くだけでも時間を掛けますし、切開も精細です。更に切開切除手術では縫合が重要です。傷跡を目立たなくするには、真皮縫合の質と量が影響します。患者さんは知り得ませんが、真皮縫合をを終えた時点で隙間がなく合わさっていないと、術後傷跡が広がるのです。形成外科医局で手術していた若い頃、真皮縫合を終えた時点で先輩医が創縁を引っ張ってみて、隙間が出来たら、糸を切られて「やり直しい〜!。」と意地悪されたものでした。今でも肝に銘じています。だから後戻りしないのです。 ところで、今回は3回目の上口唇短縮術ですが、やはり創跡が重要ですよね。1回目と2回目の手術結果後に、創跡が目立たないと患者さんが認めたから、3回目を希望されたと言えます。しかも当初から口唇が傾いていて、何とか治そうとして来ましたが、ミリ単位のズレが残って、もう一回治したくなりました。上口唇短縮術は、切除縫合術ですから、創の緊張力が創跡の幅の最終的な結果を左右します。現在私は一回当たり6㎜以内をお奨めしています。ほとんどの症例が5㎜以下に留めています。その後数ヶ月経て皮膚の緊張が伸びたら、2回目の手術で追加切除出来ます。1回目より2回目の方が、2回目より3回目の方が創跡の緊張が増える事はありません。ですが、口が閉じにくくなり得ます。そこは用手的シミュレーションで確かめれば容認出来るか判ります。症例の画像は、前段に1回目の手術をダイジェストで載せますから視ましょう。ただし手術中画像も載っています。2回目の術前術後も載せます。3回目からが今回の本題です。後段に載せますが全部視ましょう。また脚注は重要な内容です。 症例は、44歳女性。約8年前に当院に通っていた。その後いろいろ気になって、いくつかの手術を受けて来た。でも特に上口唇が長くなったので悩み、調べているうちに前に罹ったことのある当院のHPや私の書いているブログを視て、私が多くの症例を経験しているので、来院した。早速診ますと、一目見て長い上白唇と小さい口唇横径。そうであれば計測に移ります。人中部の上白唇の縦の長さは23㎜。上顔面60㎜:中顔面63㎜:下顔面65㎜と下が若干長い。上口唇(白+赤)31㎜:下口唇(赤〜頤尖)34㎜で黄金比率よりも上が9㎜長い。E-ラインよりも口唇が4㎜前方。赤唇は前突。C-カールはある。従って造らなくて良い。6㎜切除では、下口唇を挙げる為に頤に梅干しが1ヶ月以上続く可能性大。鼻孔底隆起,Nostril sillが低い。人中には溝はあるが、稜線が低い。笑顔を造る癖でCupidの弓がだるい。口唇結節=上赤唇中央の膨らみはある。強調したいから鼻柱基部で1.5㎜ずつ寄せる。更に顔面部品の横の比率は、内眼角間29㎜:鼻翼幅35㎜:口唇横径54㎜で口角挙上術は垂直から25度斜め方向に6㎜が適応と言える。1週間後再診。他症例も視て、23㎜を6㎜切除しても17㎜にしかならないと訴えられる。無理はしないで3ヶ月以上空けたら3〜4㎜追加切除可能と説明した。できれば半年待ちたいとも告げた。すると患者さんは、合わせて10㎜短縮なら赤唇が厚くなるので、予め横径を拡大して置きたいと希望を述べた。計算して45度6㎜を予定した。1週間後に手術直前診察して、デザイン決定した。上白唇は6㎜切除。1.5㎜ずつ寄せる。口唇横径は、真顔では49㎜でした。黄金比率を計算して56㎜目標とし、45度方向に6㎜挙上を予定。 今回は各方向の術前、術直後の画像を並べてご覧頂きます。 上に正面像。お望みの形態を得られました。 斜位像は可愛い口元を作り上げられました。赤唇がまた可愛い。 側面像も明らかな形態の変化を診ます。 実は本症例は無理にお願いして、術中の画像をたくさん撮らせてもらいました。手術の直前から順を追って魅せます。 上左図は術前。上右図はデザイン開始。まず上の線、両側鼻翼の付け根と鼻孔底隆起の直下。と鼻柱基部を結びます。 次にキャリパー(コンパス型の精密計測器)で両側鼻翼基部下と鼻柱下に6㎜の点をマーキングし、それを結びます。そこから両側の鼻翼の上に向かってすぼめていきます。 いきなり笑顔で口角を挙げてもらいました。先ず口角の角をマーキングし、上下赤唇縁を鼻翼基部の垂線下までマーキング。 口角点から斜め46度方向にマーキングし線を書きます。上赤唇の線と三角形で結びます。上右図は!さていきなり、局麻直後に口角のデザインを切ります。といっても、浅〜くスワンモートン社(UK製ですが、形成外科の発祥地で形成外科では定番)の#15Knife(メス)でデザインをトレースする様に切開しておくのです。消えると困るからです。 口角を挙上してからだと、白唇が縫いにくいので、やはり白唇から手術開始します。いきなり皮膚、皮下脂肪全層を切除します。底には口輪筋を全層残します。右図はその口輪筋を縫合しました。折り畳む様に縫い寄せて外反を意図します。 上左図は両側鼻翼基部を矢状方向に真皮縫合(*脚注1)後。すると、そもそもデザインを視ても外側の線と内側の線は長さが違うので、鼻翼横にDog Ear(*脚注2)が出来ます。対処としては外側の皮下を剥離トリミングしてから、つじつまを合わせて真皮縫合します。上右図の如く、巧く合わせられました。外側の皮膚がわずかに膨らんでいますが、術後経過中に収縮して平坦化していきます 創全長を、真皮縫合します。この時点で隙間が無い様にしないと創跡が拡がって後戻りします。全長で最低18針真皮縫合して、隙間無く寄せました。続けて皮膚上から外縫いします。6カ所結び目を造って、間を連続縫合します。真皮縫合で縫い合わせたのにわざわざ外縫いするのは、わずかな段差でも合わせたいからです。真皮縫合の倍以上、細かく、小さなバイト(咬む事=掬う幅)でピッタリ合わせます。 続けて口角挙上術へ移ります。上左図は右口角上の三角形を切除しました。皮膚、皮下脂肪を全層切除し、口輪筋を露出しました。更に赤唇部と白唇部の口輪筋層を切開して分けます。止血後、上右図の如く口角を三角形の頂点に縫合します。赤唇には真皮がないので筋肉と真皮を真皮縫合(?)します。皮膚も一針縫合してあります。 仕上げは、上下の口輪筋を縫い合わせてから皮膚縫合します。下口唇の創は赤唇と白唇の長さに差があるので、つじつまを合わせて縫います。 上の図集の様に手術が進みます。上白唇短縮術は約1時間45分。口角挙上術は約1時間。合わせて3時間近く掛かります。そうでなければ丁寧な手術が出来ません。 今回手術中に沢山の写真を撮りました。実は学会発表を依頼され、その為の画像が必要となったからです。1週間後鼻翼部を除いて抜糸しました。形態は良好で患者さんは満足しています。術後2週間で鼻翼の横の糸も抜糸します。創の経過は順調です。赤唇の位置も可愛いです。白唇は明らかにスッキリしました。二回目は3ヶ月以降とします。 そして初回手術から3か月を待ち、二回目の手術予定を立てました。その前に画像を!。 とにかく口元が可愛くなりました。口角が特に優しいムードを醸し出しています。上赤唇の形態は子供の様に可愛いいのですが、上白唇は予定のサイズです。もちろん後戻りはありません。 斜位像でも側面像でも、赤唇の前突はちょうど良く、結節の前突も強調されて可愛いさアップしています。 さて予め、1回目の手術から3ヶ月経れば2回目の追加手術が可能と申し上げました。医学的には瘢痕が成熟しているから可能です。術後経過には個体差はありますが、本症例はやや早い部類ですから可能です。2回目のデザインから載せます。 ご覧の様に鼻翼より鼻柱が上にあります。ですから富士山型に近いので、両側鼻翼下よりも鼻柱部下(人中部)の切除量を減らそうと提案しましたが、それなら軟骨移植で鼻柱や鼻尖を下げることで対応できるとも申告されました。したがって両側鼻翼間全長を5㎜切除することにしました。鼻柱部縫合時に人中を寄せる効果は1回目の手術で見られる様に可愛さアップします。ですから今回さらに1㎜ずつ寄せます。 下に2回目の手術直後。 さすがに2回目の手術は腫脹は強い。但し術中の出血は瘢痕なので少なく、やり易かった。こっちの話ですが、結果的に経過は早い傾向にあります。 術直後は腫脹で赤唇が外反します。2回目の術後の経過が楽しみです。二回目の創は治りがよい方です。表面の傷跡は切除しても、真皮層以下の瘢痕は硬いので創の癒合に寄与するのです。 その後2回目の手術後4ヶ月で完成を診て他の部位の治療を始めました。 2回目でも傷跡は目立たないですよね?!。と自負していました。 形態にも満足されていました。 そして今回1回目の手術から約2年、2回目の手術から1年7か月で3回目の手術を希望されました。問題点は傷跡が目立つ様になった点と左右差です。なにしろ、上の2回目の術後中期(4ヶ月)より下の今回の術前の方が目立ちます。何故か2本線になっています。それなら上の線のわずかに上を切開して下の線まで切除する方法が求められます。そして左右差ですが、2年前の初めの画像を視てみましょう。そのつもりで視れば両側鼻翼を結んだ線と赤唇縁の傾きは並行でない様です。ただし、人中部で23㎜あるので左右差が2㎜あっても比率的に見えなかったのです。短くすればするだけ差が目立ってきたのです。 そこで測ります。左鼻翼直下の赤唇まで19㎜:右鼻翼下17㎜。鼻柱基部から人中稜の長さも右が1㎜長い。術前に切除幅を確認します。右鼻翼下3㎜。右鼻柱下2㎜。左鼻柱下3㎜。左鼻翼下5㎜のデザインを描きましょう。 ご覧の様に何故か傷跡の白い線が二本です。赤唇縁のカーブは両側鼻翼観を結んだ線と比べて、確かに傾いています。一回目の術前には人中部の白唇が23㎜でした。両側鼻翼間を一回目に6㎜、2回目に5㎜切除しました。傷跡線が日本になっていても、現在後戻りはなく鼻柱下で23−6−5=12㎜ですから、右鼻翼下で28㎜−6−5=17㎜。左鼻翼下で30㎜−6−5=19㎜となっています。 つまり、術前は右鼻翼下:左鼻翼下=28㎜:30㎜とだったので比率的には1.07倍で目立たなかったのが、2回の手術で右鼻翼下:左鼻翼下=17㎜:19㎜と比率的に1.11倍となり目立つ様になったものと考えられます。 4方向で診ると白唇がC-カールして可愛いです。よく診ると赤唇縁のカーブに左右差があります。 近接画像で手術を説明します。今回の手術は2ポイントあります。1、二本線となった傷跡の線のうち、上の線のわずかに上を第一切開線とし、その下方を切除する。2、切除幅を左右の鼻翼も、左右の鼻柱基部から下でも変える。2’、しかしこれまでの傷跡は切除できる。 両側のCupidの弓の頂点も高さが違います。 今回は簡単に切除物から提示します。皮膚、皮下脂肪です。左右差が見えます。デザイン通り切除していますが、切除物はすぐ縮まります。メジャーを当ててみても測れません。 切除された創内はデザイン通りですが切開するとパカっと広がります。今回はいきなり縫合後を提示します。見たところ両側鼻翼間を結ぶ線と赤唇縁のカーブは平行です。 鼻柱基部中央からCupid の弓の底までは10㎜です。両側のCupidの弓の頂点も同高です。 4方向では赤唇が外反しています。腫脹です。若干閉じにくいのは、口輪筋のダメージが加わっている為です。 下には術後1週間で両側鼻翼間を抜糸した後の画像。 術直後と比べて腫脹は引き始めても筋の回復はまだまだで、閉じにくい状態です。 側面でも斜位でも、赤唇の外反は希望に適っています。 術後2週間で全抜糸しました。 腫脹がさらに軽快して、形態が見えてきました。鼻の位置も元に復して来始めました。傷跡の線は一本化されています。鼻と口唇が平行です。 4方向で赤唇の前向きが可愛く見えます。 今回3回目の上口唇短縮術を提示しています。意味があります。あとは傷跡が広がらないか?。後戻りがどれだけか?。術後1ヶ月でお見せします。お楽しみに!。 脚注1:これまで何度も書いて来ましたが、真皮縫合は切開(切除)縫合術の中の最重要手技です。形成外科医の独自の技術です。何故ならトレーニングに何年も要するからです。これもいつも言いますが「糸切り3年、真皮縫合6年、皮弁形成と眼瞼形成10年。」と唱えてきました。ですから形成外科医局で6年以上トレーニングした医師しか出来得ません。美容外科に最初から入った若造の医師や他科からの転向医には不可能な技です。見分けるには経歴を読みましょう。 ところで真皮とは、皮膚の表層では無く、約0.2〜0.5㎜深部のコラーゲンの層です。切開縫合した皮膚は、創治癒の際に、先ず表皮が4〜7日で癒合します。でも真皮層のコラーゲンが強固に癒合するには最低3週間、成熟するには3か月掛かります。この間を真皮縫合で寄せておかなければ徐々に幅が拡がってしまうのは当然です。真皮縫合を強固にすれば創跡の線は幅がゼロで済み、つまり後戻りもしない訳です。ちなみに糸は約3か月で溶解して吸収される素材の物を使っています。それにしてもわずか0点何㎜の深さにちゃんと糸を掛けるのは難しく、トレーニングを要するのは当然です。 美容医療の手術の中で、顔の前面の見える部位に創跡を造る手術は主に上白唇短縮術と眉下切開術の二つだけです。ですからどちらも形成外科医の独壇場であるべきですが、真皮縫合を出来もしない、またはその意味も知らない、またはさぼる美容外科屋が時折手を出しますから、皆さん気をつけましょう。 脚注2:Dog Earとは読んで字の如く〔犬の耳〕です。書籍のページの角を折るとこの形が出来ます。”しおり”の替わりですね。私は毎朝新聞を読む時にペラペラめくりながら面白い記事が載ったページにDog Earを沢山造ってしまい家族に怒られます。同じ様な形で、切開切除創を線状に縫合する際に両端に余った皮膚が膨らんでしまうのを、Dog Earと称します。以前に若い形成外科医が自らを戒める様に言いました。「ドッグイヤーは形成外科医の敵ですよね?!。」彼はトレーニングして上手になりました。私は最近口周りの手術の専門家の様に云われていますが(違います)、この手術では必発です。最近やっと、巧くつじつまを合わせて、ずらして縫合していけば目立たなく出来るようになりました。 当院では、厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページに加筆を行っています。 施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。 費用の説明も加えなければなりません。上口唇短縮術は28万円+消費税。口角挙上術は25万円 +消費税。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。

私は粗製濫造しません。丁寧に手術します。ところで、手術に臨む前段階では、広告やSNSが誘引する手段ですが、私は唯一ブログだけで紹介しています。そこでは詳しい説明と歴史まで記載して、真面目に教育活動をしてい...

何度も書いてきましたが、鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスは私と私の父が発明した手術です。必要は発明の母とことわざにある様に、ニーズがあるからです。 鼻唇溝(ほうれい”線”は人相学用語で、正しくは溝)は、加齢変形と骨格の影響で深くなりま...
05/11/2022

何度も書いてきましたが、鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスは私と私の父が発明した手術です。必要は発明の母とことわざにある様に、ニーズがあるからです。 鼻唇溝(ほうれい”線”は人相学用語で、正しくは溝)は、加齢変形と骨格の影響で深くなります。法令線は表情ジワですが、鼻翼の横の溝の上方に三角形の深い窪みがあります。従来からその部位を注射で埋めてきましたが、ここにたっぷり入れると”線”も引き出されて浅くなり目立たなくなることを、父は昔から知っていました。私が美容形成外科医となった34年前にも、真っ先に指示されました。注入物は種々ありましたが、吸収されるか、吸収されない物は肉芽化します。そこで父は、当然(父はシリコンのオーソリティー)ながらシリコンゴムを入れたくなります。となるとどのルートで入れるかです。そこは器用な父と、解剖を熟知した私の合作です。鼻翼の内側からの挿入が出来ました。5㎜程度の切開から骨の前に侵入して適切なポケットを造り、挿入します。画像を見ても判る様に、創は見えない部ですが、鼻の穴の中を裏返す様に見て入れられます。しかもポケットのサイズがプロテーシスとマッチしていれば動きません。ダウンタイムも軽るく済み、表から見える様なこともありません。 鼻唇角は側面像での鼻柱と白唇の角度です。鋭角だと、鼻尖が喰い込んでいて意地悪っぽいから治したいし、口(歯牙や上歯槽)が前突して白唇が前傾していると鼻唇角は鋭角になりますが、この印象も変えられます。実は父は、台付きL型プロテーシスを駆使して、美人な白人の様な本当のアップノーズを造り上げるのが有名でした。台で鼻尖を押し上げて、ツンっとした鼻にするのです。その台は鼻唇角を変える作用もあります。平均的に白人はアジア人と比べて口が出ていませんから、鼻唇角が鋭角でないので、その点も目標に加えて調整していました。実は台とL型を分離して入れていた医師が同年代にいたので、別々に入れてみようと思ったのです。その後に台だけ、鼻唇角の改善だけを薦めることが増えました。 これも何度も書いてきましたが、鼻翼基部と鼻柱基部は点です。形成外科の知識です。口唇裂の手術の際には、口唇(完全型では白唇と赤唇から鼻孔底)が割れているから、左右対称的に作り上げるためにはメルクマール,Merkmal (独):指標、目印が必要です。鼻柱基部を左右対称に、鼻翼基部から鼻柱基部の距離を同値にして、裂側を引き寄せて左右対称に造り上げるための点です。残念ながら、チェーン店系の美容整形屋は形成外科・美容外科の医学的知識を学ばずに参入する医師が多いので、解剖学的な知識など身に付けないで間違った用語法を使うのです。アッ!、父は非形成外科医だったのに、何故か正しい手術名で呼んでいました。もう忘れましたが、もしかして私が教えたのですかね?。私を形成外科に入局するように奨めたのは父でした。もしかして?、自分が知識を吸収するためだったのかもしれません。 父は情報発信が下手だった。というか、美容外科が標榜科目になった昭和53年以後は、参入者が増えて、広告費用と機会が減ってきたからです。その頃から美容外科医師間では、最ベテランの父に教えを乞う物も多く、この二つの手術法を披歴してしまいました。その中の誰かが、韓国へまた教えして、韓国では美容医療がビジネスですから、”貴族”だとか、”ネコ”だとかとニックネームを着けて、情報を流布して流行らせてくれました。SNSは世界的ですから、それを視た日本人も知るようになり、私のブログも見て私の下に”戻って”来る様になりました。 ところで、鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスの適応患者さんは多いと思いますが、非適応の患者さんも居ます。容貌は個体差があり様々です。よく吟味する必要があります。診察と、それこそカウンセリングです。診断根拠はいくつかありますが、良く診て、じっくり話し合う事が大事です。本症例は原因があり、容貌からして適応性大です。読んで、視れば判ります。 症例は26歳女性。これまで、他院で三年前に鼻翼内外切除で縮小している。胡座鼻は改善されたが、鼻翼横の窪み、つまり鼻唇溝の上三角が目立つようになった。さらに他院で鼻尖軟骨縫合法に依る縮小術を受けたら、プロジェクションで上向いて鼻唇角が喰い込んだ。そこで、鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスを希望して来院されました。ブログを視て、同時に出来る事も知っていました。 ところで私は鼻翼溝プロテーシスを鼻翼内側から挿入しているのですが、鼻翼縮小術の後で問題ないかを懸念されていました。触診すると瘢痕は深くないし、侵入経路は骨の前ですから、手術しにくい事はないと考えました。鼻柱部には横断する瘢痕がありますが、短めの鼻唇角プロテーシスなら関係ないと考えました。 サイズですが、鼻柱基部が鼻翼基部よりも2㎜上方にあり、水平以下にしたいので、鼻唇角プロテーシスは鼻中隔軟骨の先端まで5㎜+2=最低8㎜の径が必要と診断しました。鼻唇溝プロテーシスは鼻翼の折れ返りから最底部までが左4㎜、右3.5㎜で厚さが決められます。形は深い部分をマーキングして決めましょう。 ちなみに鼻尖はもう少しツンっとさせた方が綺麗ですから、私の得意の軟骨移植を追加しても良いのではないかと進言しておきました。傷は同じで出来ますし・・。 画像は経時的に各方向を視ましょう。手術前から。 手術前の最終診察時に、点線でマーキングして患者さんに確認しました。鼻唇角の下の人中稜には、中心を決める為にマーキングしています。 4方向で診ると鼻唇溝上三角に3点描いてあります。側面像で鼻唇角は90度程度です。側面像で鼻柱が鼻翼に隠れています。 下面像で両側鼻柱基部にマーキング。この2点が鼻柱基部です。鼻唇溝上三角部が凹んでいます。 手術室へ入室後デザインを書き足しました。 両側の鼻翼横の鼻唇溝の上方の三角が点線で描かれています。どう見ても深い陥凹ですよね。鼻翼縮小術で面積が増えたそうです。鼻柱が鼻翼より2㎜上にあります。2本線まで下げたいです。 ここから手術中の画像を視ましょう。 とは言っても、手術創は鼻孔内で写せません。プロテーシスの作成画像を視ましょう。鼻唇角から。上図は既に切開してポケットを作成した後です。大体形が合っている物を用意して、サイズを合わせます。今回は円錐系です。 出来た物は最大径8㎜の円錐系です。上右図は前から見た画です。この後挿入して、創は2層(真皮2針+粘膜6針)縫合しました。 続けて鼻唇溝プロテーシス。 やはり切開線は見えないのです。鼻翼の内側を縦に5㎜切開して梨状口縁へ剥離して、そこから外側に向けてポケットを作成します。デザインの点線を触れながら、その深部に曲の鈍剪刀を入れてポケットのサイズを知ります。その後、上左図の如く、鋭利な剪刀で作成していきます。上右図は右側のプロテーシスを切り出した物。 これを更に面取りして角を取り、三角形にします。 清潔シートに清潔ペンで鼻の画を描いてプロテーシスを置いてみました。上左図は右側(向って左)のプロテーシスだけ角を削り、厚さは4.5㎜としてます。上右図は、その後私の頭の中を反転して、左側(向って右)のプロテーシスも同じ形に削り、厚さも同じく4.5㎜としました。 上左図は顔にも、もう一度清潔ペンでマーキングして、窪みの形を確かめます。上右図はプロテーシスを顔の上に載せました。マーキングとピッタリ同じでしょう。 上左右に正面像でプロテーシスを載せた図と挿入後の図です。挿入部は骨の上ですから、顔の前に置いた図よりも自然に見えます。当たり前です。でも窪みは無くなっています。 近接画像でも平坦です。鼻柱の水平位置は鼻翼と同高です。下面像では、鼻翼横の鼻唇溝の上方の三角系のマーキング部に窪みはありません。因みにやはり、鼻唇溝の線も浅くなっています。 4方向でも綺麗に埋まっていて、鼻柱が見えます。 そして、術後1週間で抜糸しました。 位置は適切です。触れて判ります。患者さんにも適時確認してもらいます。 実は左右の深さが微妙に違いました。画像を見てもまだ左の方が右寄り深いかも・・。法令”線”が見えないのは、それはそれで不自然です。明らかに浅くなっているのでこれで良しでしょう。 下から見ても創は見えません。本当に鼻唇溝の”線”も浅くなるのですよ。 当院では、4年前に厚生労働省より改定されて施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページの修正を行っています。 施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。 費用の説明も加えなければなりません。鼻唇角プロテーシス挿入術は15万円+消費税です。鼻唇溝プロテーシス挿入術は両側で28万円+消費税です。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として手術部位だけ載せる場合20%オフとなります。

何度も書いてきましたが、鼻唇溝プロテーシスと鼻唇角プロテーシスは私と私の父が発明した手術です。必要は発明の母とことわざにある様に、ニーズがあるからです。 鼻唇溝(ほうれい”線”は人相学用語で、正しくは溝)...

個人情報を保護しなければなりませんが、一言だけ載せます。患者さんは来春大学を卒業して社会人となる予定ですから、上記の表題でいきたいと思います。ちなみに、医療に於いては、従来から守秘義務があり、特に対応は変わっていません。法律で詳しく規定して...
31/10/2022

個人情報を保護しなければなりませんが、一言だけ載せます。患者さんは来春大学を卒業して社会人となる予定ですから、上記の表題でいきたいと思います。ちなみに、医療に於いては、従来から守秘義務があり、特に対応は変わっていません。法律で詳しく規定して、さらにパラメディカルの対応が変わったのです。ところでブログ掲載の際は料金を下げて、承諾を得ています。ですから本来は何を書いても良いし、個人情報は社会歴とされ、重要な医療情報の一部ですから、ある程度は載せます。ただし詳しいことは、個人の特定に繋がるから載せません。 私の下に、従来から男性患者さんは多く来院されました。銀座美容外科時代は特に多く、20%近かったです。昔から”いい男”は、さらにルックスを向上させることで、社会性や経済性に有用性があると捉えるのでした。もちろん芸能人は当然です。先日は、銀座美容外科時代からの20年程前の或る患者さんが、更なる向上を求めて来院されました。ルックスは約75点で、社会的にも使えている様でした。私を見つけて点数を上げたい希望でした。嬉しくて「私頑張って診療します。」と宣言しました。さらに最近は、男性でも美容に興味を持つ患者さんが増えています。当院でも、ある程度の経済性を持った患者さんが多く来院されます。 また男性は、形態と機能の相関関係の面に、理解力が高い傾向にあります。何故なら、日常的に知性を使用して、ロジカルな思考を励行する人の割合が高いからです。機能は社会的機能と身体的機能の両面があり、例えばガテン系(古い言葉→今どき言わねえよ)のヤンキー顔よりも、スッキリした美男の方が、通常は社会的に高位にあるのは自明です。身体的機能は知性と肉体を含みますが、知性は顔に出ます。またイケメンはイケてるから称しますが、外面だけがイケてるのでなく、内面が表出するからです。内面は知性という機能です。 特に眼瞼は、人と対する際の道具です。”目は口ほどにものを言う”といわれます。ですから目元の表情を豊かに、表現力を向上させたいとの願望は、社会人としての有用性を求めて、男性”だからこそ”強く持つのではないでしょうか?。身体的には目の窓が広い方が、視界が広く便利です。視情報の量が増えるから、知性向上にも寄与するのは当然です。また目が大きければ、表情として小さくもできるので、目の窓が、大から小まで豊富に語れるのです。 目を開くという行動は、自律的ですが、逆に言えば脳がコントロールしているからです。自律的なので、主に自律神経系(交感神経と副交感神経のバランスのこと)が動かしますが、大脳の能動的な高次機能も影響します。簡単に言えば、気合を込めれば目の開きは増えるし、リラックスしたり笑ったり悩んだりの際には目を細めます。開くのは眼瞼挙筋、閉じるのは眼輪筋が主で、表情筋群も使います。筋の収縮のバランスで、いろいろな形態的変化を作れます。人間の表情は豊かなのです。だからもう一度書きますが、目は大きく開ける方が大小変えて、目で豊かに表現できるのです。内面性の表現には外面的な機能向上が影響するといえます。 この面は何度も記してきましたが、一重瞼は先天性前葉性眼瞼下垂症です。人類約70億人のうち、約2万年前にシベリアかモンゴル付近で寒冷地適応で発生した突然変異の遺伝子が、東アジアに蔓延したのです。現在約10億人に発現しているので、7分の1のマイノリティーです。開瞼の機能に損失を生じていますし、治せる障害なので治すべきです。その上その遺伝子には、蒙古襞の被覆(被さり)と拘縮(突っ張り)を造るDNAも載っていて、程度には連続的なバリエーションがありますが、同時に発現しています。統計はありませんが、私は全例計測してきました。内眼角間距離は、一重瞼者と二重瞼者で平均2.5㎜の差があります。ですから、一重瞼を二重瞼(正常です)に戻す、重瞼術、または眼瞼下垂症手術を施行する際には、蒙古襞の拘縮を解除する手術(一辺4㎜、60度のZ-形成法)を同時に施行しないと、形態的に不自然になります。眼瞼下垂手術+目頭形成術の結果、形態的に自然で、開瞼機能も向上します。 社会人として、知性的で、豊かな表現力を身につける為に、先天性前葉性&後天性後葉性眼瞼下垂の改善を求めて、縦横のバランスと蒙古襞の拘縮の軽度化も求めて、目頭形成を希望されました。もちろん私の載せてきたこのブログを診て、理解されてから来院されました。私「その通り!やります!。」と宣言して、気持ちを込めて手術します。機能と形態の改善に力を込めます。 今回男性だからって、いろいろ理由を書き連ねて、医学的説明は少なく、取り止めのない内容かもしれませんが、画像を見て下さい。上手に出来たと思います。 症例は23歳男性。本年初めに初診。来院時にまず額のシワを訴えられました。覚醒しての活動時に、前頭筋が常時強く収縮しています。私が直ちに「眼瞼下垂症です。」と告げますと、患者さんも「解っています。だから来ました。」と直ちに納得されます。カルテを転記します。”一重瞼は先天性前葉性眼瞼下垂症です。LF(Levator Function: 挙筋滑動距離)は15㎜で、先天性後葉性眼瞼下垂症ではないが、コンタクトレンズ装用歴10年で、後天性後葉性眼瞼下垂症はあり、フェニレフリンテストで挙がったので証明されました。内眼角間38㎜:眼裂横径22㎜:角膜中心間60㎜と眼球は標準的な位置で、蒙古襞が被さり目の横幅が小さい” 原因として、結果として、蒙古襞の拘縮を改善しないと不自然な形態になり、機能的にも開瞼を阻害することを教えると、すぐ理解され、患者さんは「もちろん同時に治したいです。」と期待されました。訊くと「SNS等でいくつもの情報を視たのですが、先生のがいちばん解り易く、結果も綺麗でした。」と言って下さいます。真面目に書いてきたブログのお陰です。 翌月再来。ラインは左眼瞼にある黒子の下で奥二重の重瞼線を造りましょう。一辺4㎜の60度のZ-形成に繋げます。ダウンタイムを要する切開の機会は来年以降とし、埋没法で前葉を挙げて、目頭形成をしたいとの事です。後日機会を得ての切開時は、「2回とも私なら(同医師なら)、繋げられます。」と告げておきました。 手術の日程を決めて予定を立てたのですが、私の個人的都合(忌引)で延期してもらいました。申し訳ありませんでした。その後再度予定を立てることになり、先月来院されました。すると「時間が取れたので、切開で定着させて、目頭形成とつなげるチャンスが出来ました。」ということです。その際も黒子の下のラインで2㎜切除し、4㎜のZ.と記載されています。 術前にもう一度シミュレーション。何度かブジーを当ててみると、黒子の上の5.5㎜にしないと、皮膚が被さってくるのが判明しました。切除幅は、年齢的に2㎜で充分です。画像を観ればその通りです。切除しないと重瞼が止まらないのです。私は成人に対しては最低2㎜切除を奨めます 画像は両側眼瞼部像で形態と機能を視ていきましょう。 術前の遠近二葉。説明の通りの眼瞼です。上右図の近景では寄り目っぽくなっています。蒙古襞で内側の白目の半分が隠れているからです。 デザインは説明通りです。開閉二葉で目頭部と眼瞼切開のデザインが繫がっているのが判ります。 術中画像です。皮膚切開直後。 手術直後です。目元に力が感じられて、知性的で、社会的機能も高まり、一言で言うなら「格好良く出来ました。」 翌日は診ましたが、後出血はなく、内出血も露呈していませんが、腫脹は増えました。謂わゆるダウンタイムは、術後48時間がピークです。 上の二葉は術後1週間の抜糸直後。48時間のピークから腫脹は引いて、現在右側は60%程度残っています。今後はどんどん吸収されます。 続けて片側づつ手術法も視ましょう。 術前画像は眉を挙げていて、とぼけた感じです。しかも三白眼(黒目の3方向〈内側+外側+下〉に白目)です。後天性後葉性眼瞼下垂症では、アイリッドリトラクターの作用で下眼瞼も引き下げられるメカニズムが働き、三白眼を合併することがあります。逆に第一眼位で黒目の上には白目が見えないどころか、右は2㎜以上隠れています。異常値です。 眼瞼の第一切開線は左側の黒子の直上です。仰臥位で緊張を掛けないで瞼縁から5.5㎜です。切除幅は2㎜です。目頭部のデザインはいつもの通りです。蒙古襞の稜線に下眼瞼側の蒙古襞の付け根から上に4㎜の延長する予定の線。60度で上下にZ型のデザイン。 いつもの使い回しの机上の図です。上の左眼瞼の図の、目頭に描いてあるZ型のデザインが、机上の図の左側の線です。 いきなり切開後の画像です。精密なデザインが消えたら困るので、先ず目頭の蒙古襞をZ型に切開します。続けて眼瞼部の皮膚だけ切開し、目頭の切開と繋げます。このデザインだと、Zー形成法に付き物のDog earが生じません。深部には眼輪筋が観られ、バイポーラー,Bipolar電気メスで止血した黒い焦げ跡も観られます。この時点で閉瞼している間は目頭の向きが判りませんが・・。 直ちに開瞼してもらうと目頭の向きが、自然に横向きになっています。開けると目頭が上に引き上げられているのですが、これが目頭Z−形成の効果です。目頭の皮膚を下方に引き下げる内眼角靭帯に停止する眼輪筋を、切離しているからです。 上左図は、更に目頭のZ−形成術の二つの三角皮弁に剥離を加えています。内眼角靭帯に付着する上下の眼輪筋を切断して、靭帯をムキムキにすると、靭帯ごとさらに目頭が移動します。上右図はZ−形成の三角皮弁を上下入れ替えて縫合中です。 この後眼瞼部の眼瞼挙筋腱膜を、眼瞼結膜側から縫縮して開瞼を強化し、その糸を使って重瞼固定を加えてから、閉創します。 術直後の画像です。左眼瞼の目頭の縫合線は机上の図の右側の線と同じ筈です。実は挙がり具合で微妙に違います。だから机上の空論だと言っているのです。目頭の横V型の縁は真横を向いていません。これが自然です。下眼瞼縁を外側から追うと、延長線のカーブから涙点の膨らみを越えて、目頭の先端に繋がります。これが自然な二重瞼者の目頭です。涙湖(赤肉)は半分見えるのが二重瞼者の標準です。下に術後1週間の近接画像。 左右で腫脹に差があります。そういうものです。したがって開瞼にも影響して診られます。開瞼差は術前にありましたよね。スライドさせました。前葉が眼球前に被さっている際は、瞼縁が見えないので、開瞼は評価が難しいのですが、退けると開瞼差が露呈します。 目頭の形態は見事に横向きです。下眼瞼縁とのカーブも自然です。下眼瞼のカーブも緩やかになり、三白眼も解消し、目頭が上がって吊り目も解消しました。 患者さんは「視界が広がりました。」とお悦びです。開瞼と重瞼と、目頭の傷跡は経過で変わります。目頭形成術の経過は肥厚性瘢痕の可能性を診る為に術後3週間でも診ます。 当院では、一昨年に厚生労働省より改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」を遵守しブログを掲載しています。 医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。 施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。 費用は眼瞼下垂症の診断が得られれば保険診療で3割負担は約5万円(出来高請求です。)目頭形成術は角膜に掛かる程でないと保険は適用出来ません。自費で28万円+消費税。

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今や上白唇短縮術は定番になりました。一つには形態的なアンチエイジング手術として、一方鼻の下が長い人は、特殊なイメージを見せてしまうから若年からでも治したくなります。 ところで一般人が鼻の下と呼ぶのは仕方ないのですが、下ではどこの部位か解りま...
15/10/2022

今や上白唇短縮術は定番になりました。一つには形態的なアンチエイジング手術として、一方鼻の下が長い人は、特殊なイメージを見せてしまうから若年からでも治したくなります。 ところで一般人が鼻の下と呼ぶのは仕方ないのですが、下ではどこの部位か解りません。部位を示すなら白唇の最上部です。鼻孔底隆起は鼻の最下部ですから、その直下からが鼻の下で、そこから下が白唇です。ここを切除して縫合すれば白唇は短縮し、赤唇が外反して厚くなります。これがいい感じなのです。 何故なら、赤唇は擬態です。洋語でLabia は唇ですが、上下を指します。つまり赤唇は一種の性器を凝らします。多くの哺乳類はバックを使います。ですから例えば、お猿の臀部も赤い性器です。人間は通常正常位を使いますから、目に入るのは顔で、下の唇の替わりに口唇に魅入られます。だから加齢に伴って赤唇が薄くなると、性的魅力が落ちます。元来薄い赤唇の人は酷薄にみられます。更に白唇と赤唇のバランス、比率も影響します。 手術方法は、上白唇の最上部両側鼻翼間の皮膚と皮下脂肪を全層切除して、口輪筋を縫縮して、縫合します。ポイントは真皮縫合を丁寧に細かくして隙間をなくすることです。傷跡が目立たなく、または見えなくなるかどうかが重要です。美容”形成”外科医にお任せください。 私の様に、優しいまじめな美容形成外科医が、時間を掛けて縫合しないと傷跡が目立ちます。対して、コマーシャリズムに頼るチェーン店系美容整形屋では、手術時間が限られますから無理筋です。何故かといえば、TVCMをはじめとした広告費に、売上の半分近く費やしていますから、倍の手術数をこなさないと元が取れないので、手術時間を半分しか使えないのです。実際以前にSで働いていた事がある医師から聴いた話しですが、上口唇短縮術を1時間以内に終えないとクビになるそうです。それではもちろん、真皮縫合は4針程度しか出来ません。当然に数週間後には創跡が拡がり後戻りします。この点は私も跡を診て知っています。因みに私は真皮縫合を最低18針加えます。結果!、後戻りはゼロです。 巷間では人中短縮術と称します。エエー!、”人中”って”人の真ん中”って言う意味ですよ。赤唇縁の中央にはCupid's bow, キューピットの弓の持ち手があります。両側の弓の頂点の上に人中稜があり、間の溝は人中溝です。上方は鼻柱基部に止まります。人中だけ短縮したら、富士山型の赤唇になります。実は人中短縮術との手術名は韓国で流行らせました。彼の国はハングルを使いますが、漢字も使える人が居ますが、テキトーな意味使いをします。それを視た日本人や、医学に疎いチェーン店型の美容整形屋が使い始めました。芸能界に限らず、文化文明も美容医療の分野も、韓国に侵されています。旧T教会が日本から多額を騙し取っているのと同じ構造です。 また、唇は白も赤も含みます。江戸時代までは、赤唇は恥じらう様に薄いのが美人とされました。ただし白唇が長いのは”鼻の下が長い”として助平顔とされ、下品な性格とされます。アジア人はセックスアピールを恥じらう文化を持っています。所謂儒教文化ですが、性的文化を忌み嫌うのは、農耕社会の貧しい国家では、お互いに仲良く暮らさないと生きていけないからです。よく分かりませんが、ムスリムも同様で、女性が顔を隠しますよね。最近日本国では、国民の包摂が崩れてきましたから、セックスアピールを魅せる事も正しい行為とされつつあります。 今回はなんだか、話しがアッチコッチに跳びました。とにかく、私は真面目に丁寧に心を込めて手術します。生涯一美容外科医をモットーとしていますから!。 症例は45歳女性。遠方から来院されました。とは言っても紹介です。カルテを見直してみると、昨年初診時に口元を診察して計測しています。人中部の白唇縦長は19㎜。上顔面58㎜:中顔面62㎜:下顔面67㎜と下が長い。上口唇(白+赤)25㎜:下口唇(赤〜頤尖)42㎜で黄金分割比率の5:8ではあります。人中が狭く、弓はカーブがあります。結節を求めて寄せるのは良いかと思います。内眼角間35㎜:鼻翼幅34㎜:口唇横径46㎜で、黄金分割比率になる様に三角関数で計算すると口角は45度方向に6㎜挙げたいサイズです。他にJowlは広範囲剥離リフトの適応。眼瞼は重瞼が浅い。眉を上げる12㎜は取れないので、重瞼を強化しながら8㎜切除なら可能。 本年に入って再診しました。2月に他院でボトックスを額に打ったら前頭筋が動かなくなって重くなり、前葉性眼瞼下垂症状が悪化したので、眉下切開術(眼瞼下垂手術その他の方法)からしましょうとなりました。リフトは次にしましょう。二重顎に対する頤下リフトは脂肪吸引が先行的に必要で、下顎縁下までのリフトの後が適切。眼瞼の手術から致しました。 遠方なので紆余曲折あって8月に再診されました。蒙古襞の拘縮が目立つので、目頭Z-形成術の適応はありますが、今回時間が取れたので、まず口周りから手術希望されます。予定通り白唇4㎜短縮で、人中を1.5㎜寄せて強調します。口角は45度方向に6㎜挙上します。都合を合わせて今回10月に手術となりました。 画像は各方向を経時的に視ましょう。正面像から。 術前像と予定のデザイン画像。 術直後です。腫れています。 翌日診ます。血痂が少々付着していました。除去します。内出血はすでに露見されます。腫脹は48時間がピークでしょう。自ら鏡で観て「可愛い!。」と感激されました。お悦びです。今後は地元で抜糸してもらい。画像を送ってもらいます。 近接画像で術中画像も観てください。 術前画像とデザイン画像が・・。 下から観ても鼻の下の切開線は分かりません。実は口角手術の切開線は浅くトレースしておきます。その後いきなり上口唇短縮術を開始しました。画像は撮り忘れましたが、上右図は切除した皮膚皮下脂肪です。デザイン通りの形でしょ!?。 上左図は切開部の底にある口輪筋を折り畳んで縫合しています。上右図は筋縫合後です。デザインで取る幅の半分の幅になっています。白唇が外反しています。 次に鼻翼基部を垂直方向に真皮縫合します。上左図が右鼻翼基部、上右図は左鼻翼基部。 鼻翼基部を真皮縫合で隙間なく縫うと、鼻翼の外側に組織が余ります。そこで”つじつま”を合わせるために、上左図は皮下を剥離して弛ませて、上右図は皮下脂肪をトリミングして膨らまない様にしています。 さていよいよ鼻柱部と人中稜をずれして縫合します。まず上左図の如くに、鼻柱基部と直下の人中部にマーキングし、次に上右図の如く、物差しを当てて人中部はマーキングよりも1.5㎜外側にもう一点マーキングします。 上左図は両側鼻柱部と人中稜に真皮縫合糸を掛けて、二本の糸を引いてみます。上右図は結紮(結ぶこと)後で人中が狭くなりました。術前画像と比較すれば解ります。弓が明瞭になり、上赤唇中央部の膨らみ=口唇結節は前を向きますが、術直後は腫脹のために形態変化は判別出来ません。 この後皮膚を連続縫合しました。続けて口角挙上術に戻ります。 またまたいきなり、上左図は口角の上の三角形の皮膚皮下脂肪を切除しました標本です。続けて、上下の赤唇縁を切開し、さらに直下の口輪筋を全層に亘って分けていきます。その後、赤唇側の横V字形の筋皮弁を挙上して、決めた点に口角を縫合します。赤唇には真皮がありませんから、筋と白唇部の真皮を縫合します。上下口唇部もです。白唇の皮膚対赤唇の粘膜を縫合して、上右図の様に挙上されました。 下面図では白唇の傷は見えない線ですが、口角の傷は赤唇粘膜は柔らかいので糸が食い込んで芋虫状になっています。 4方向で見比べてください。 ご覧の様にE-ラインはほぼ直線上ですが、白唇がモッタリして、口角が下がっています。 術直後の側面像や斜位像は腫脹でぶっくりして見えます。 今回手術中の写真を載せて手順を追って説明しました。今後の経過をお楽しみに! 当院では、厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページに加筆を行っています。 施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。 費用の提示です。上口唇短縮術は28万円+消費税。口角挙上術は25万円+税。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。

今や上白唇短縮術は定番になりました。一つには形態的なアンチエイジング手術として、一方鼻の下が長い人は、特殊なイメージを見せてしまうから若年からでも治したくなります。 ところで一般人が鼻の下と呼ぶのは仕.....

毎回書いてきましたが、口唇は白と赤があります。白唇を鼻の下と呼ぶのは一般人だけです。下だけではどこか分かりません。正しい位置を示せません。私は白唇の最上部である鼻孔底隆起の直下を切開します。赤唇は特殊な臓器で、Labia, 唇は上下とも同じ...
15/10/2022

毎回書いてきましたが、口唇は白と赤があります。白唇を鼻の下と呼ぶのは一般人だけです。下だけではどこか分かりません。正しい位置を示せません。私は白唇の最上部である鼻孔底隆起の直下を切開します。赤唇は特殊な臓器で、Labia, 唇は上下とも同じ用語ですから、擬態です。つまり赤唇は性器です。 そして加齢で上白唇が伸びます。逆に赤唇は薄くなって貧相になります。したがって赤唇が薄くなると女性度が落ちます。逆に白唇が長くなると所謂”鼻の下が長い”下品な容貌になります。ですから白唇と赤唇の比率を回復したくなります。 この様相に対して、長らく上白唇短縮を口角挙上術と併用してきました。上白唇短縮術のおおよそ半数に口角挙上術を、逆に口角挙上術は半数以上が白唇短縮術に併施してきました。ですから逆に、半数近くは単独手術、または2回に分けて施行して来たのです。 今回の症例はあぐら鼻の改善から入り、人中部は若干でも短縮したので、次は鼻翼下の白唇を短縮するために当院オリジナルの口角挙上術を先行しました。実は韓国の医師がデザインを教えてくれたのですが、日本で手術しているクリニックはありませんからオリジナルです。上白唇短縮術は次に手段と致しましょう。 症例はは61歳女性。まずマリオネットラインは複線化していますが、持病の影響もあり痩せていて、Jowl の膨らみや弛みが原因ではありません。口角挙上術で副次効果を求められます。上中顔面は形態的には良好で、眼瞼皮膚弛緩だけが進行しています。下顔面に糸リフトは気休めだったと仰います。しかし、白唇は20㎜と伸びました。4㎜切除で1.5㎜寄せたい赤唇です。内眼角間30㎜:鼻翼幅36㎜:口唇横径50㎜で口角は45度6㎜挙上の適応です。 その後眉下切開術(眼瞼下垂手術、その他の方法)を先行しました。下顔面の皺と弛みは広範囲剥離リフトで伸ばしたい希望でした。喘息重積発作があり、プレドニンの調節が難しく、小さい手術から順に受けたい希望です。医療者側も創傷治癒機転への影響から同意します。眉下からで、口周りは次に。鼻唇溝プロテーシスも次の段階で。眉下切開術後は、やはりステロイドの影響で、後出血しました。 その後の診察で鼻唇溝の深いのを気にされました。プロテーシス挿入を先行しても良いですが、鼻翼幅が36㎜で、鼻翼基部が大きく張り出すあぐら鼻の改善が重要かと考え、鼻唇角プロテーシスと鼻翼外側切除を先行しました。その後口角挙上術をを希望されましたが、その間鼻唇角プロテーシスの位置修正が必要でした。固定されましたから、口角挙上術に進みました。 黄金比率を求めて、三角関数で計算し直して垂直から35度斜め方向に5㎜挙上としました。 画像は各方向を経時的に観ていきましょう。正面像から。 術前と術直後の比較。白唇を短縮していなくても短く見えます。 術後1週間で抜糸しました。上白唇に内出血が広がりました。でも形態的に満足されています。 近接画像で手術の手順を追って説明します。 上左図はデザインですが、上右図の様に今回面白い物を導入しました。iPhoneに分度器ソフトを入れてみました。使えるかな?。画面上35度の三角形が写っていて、キャリパーで5㎜を示しているのも画面に写っています。 これを使ってデザインを始めます。まず口角の位置をマーキングします。上下の赤唇縁に横V字型に切開線を描きます。次に口角から垂直から35度倒した方向に線を引きます。ここで分度器アプリが活躍しました。続けてキャリパーで口角から5㎜の点にマーキングします。キャリパーとは小さいコンパスで、術中にも金属製だから滅菌も出来て、手術中も使える道具です。次に上白唇に三角形の切除部を囲みます。 局所麻酔後に手術を始めます。上右図は切除した皮膚皮下脂肪ですが、デザインの三角形と同じ形ですよね。 上左図は切開した後の図。三角形は皮膚皮下組織を切除してあります。上下の赤唇縁は深部の口輪筋を赤の下と白の下を剥離(剥がして分ける)しています。上右図は口角を予定の部である三角形の頂点に縫い着けました。赤唇には真皮がないので筋、白唇は表皮直下まで真皮に掛けます。口角の上の凹んだ線は糸が皮下に掛かっている線です。 口角は皮膚も一針縫います。上左図は右側が終わった時点で、口角の位置は左側に比べて移動しているのが判ります。次に上右図の様に左側も縫い着けました。口角の位置が三角形の頂点に移動していますよね。 上下の赤唇縁はまだ縫合していません。上左図はまず、赤唇の筋層と白唇の皮下脂肪を縫い合わせました。続けて上右図の如く表面を縫合しました。上口唇縁は連続縫合で、下口唇縁は内外の辺の長さに差があるので、辻褄を合わせながら、一本ずつずれを直して縫合します。手術終了です。 術後1週間で抜糸しました。 4方向で見ると口角の位置が移動したのが判りますし、白唇も短縮して見えます。 上が術前。 上は術直後。 上は術後1週間での抜糸後。 今回手術中の画像を沢山撮ってもらい手順を追って説明しました。オリジナル手術ですが、こうして手術の効果を得ます。 当院では、厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページに加筆を行っています。 施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。 費用の提示です。口角挙上術は25万円+消費税。上口唇短縮術は28万円+消費税。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。

毎回書いてきましたが、口唇は白と赤があります。白唇を鼻の下と呼ぶのは一般人だけです。下だけではどこか分かりません。正しい位置を示せません。私は白唇の最上部である鼻孔底隆起の直下を切開します。赤唇は特殊...

美容医療に於いてやっていい事と悪い事があります。先ず取り戻せない形態不全はやって欲しくないのです。プランとデザインの不備です。確かに取り戻せる、または追加修正が可能な不備は仕方ないのかも知れませんが、無駄な時間と手間を要する事になります。今...
12/10/2022

美容医療に於いてやっていい事と悪い事があります。先ず取り戻せない形態不全はやって欲しくないのです。プランとデザインの不備です。確かに取り戻せる、または追加修正が可能な不備は仕方ないのかも知れませんが、無駄な時間と手間を要する事になります。今や美容医療は流行し、医師はピンからキリまで居ます。美容医療は自費治療が主ですから、参入者が増えたのです。結果、まともに医療を学んでいないで、ビジネスに特化したクリニックが増え、逆に医学を学んでも美容学の経験を身に付けていない医師も増えました。 今回はどちらが起こした事か不明ですが(多分両面です)、取り戻すのに苦労した症例に、一段落したので、追加手術を加えました。その経緯を視て下さい。 鼻唇溝に脂肪注入を入れて、それもオーバードーズ,Over dose:過量だと、こうなるという典型でした。しかも脂肪注入は除去や溶解が難しいので、治しにくい。切開して、皮下剥離して、削り取ることは不可能ではありませんが無理すると皮膚を痛めて孔が開く可能性があります。ただし皮膚皮下脂肪ごと、一部を切除することは可能です。さらにもう一つ脂肪注入で変形した形態を手術で修正することは方法次第です。今回の患者さんは、私を見つけて、いきなり口角挙上術で治してくださいと希望しました。もちろんブログを視て思いついたのです。そうそう見かけない変形ですから、教えて下さったのは患者さんです。 症例は32歳女性。2年前他院で鼻唇溝に対する脂肪注入と口角挙上術を受けた。他で上口唇赤唇縁での切除術を受けた。結果、赤唇縁の畝が無くなって貧弱感を呈する。また鼻唇溝上三角に脂肪注入は禁忌とされている。結果的に現在も上唇鼻翼挙筋が動かない。つまり笑顔の表情を作れない。口角が注入皮下脂肪組織に埋もれている。ご覧のように鼻唇溝上にも脂肪。この状態に対して口角挙上術で改善を図れないかと来院された。 その後の経緯は後段に載せることとして、今回はまず上白唇短縮術の画像から載せます。 昨年初めの初診時からカルテを見直します。鼻唇溝への脂肪注入と、口角挙上術は2年前。3年前にSで人中(上白唇)短縮術。その際赤唇縁が富士山型な点にも触れています。でも注入脂肪の除去を優先しました。口角は5㎜上げました。口角の赤唇縁が見える様になりお喜びでした。脂肪吸引等の際にも白唇短縮術を希望されていましたが、待つ様にお願いしました。赤唇の修正や傷跡も修正しました。右口角挙上は2回追加しました。今年初めには結果が得られました。 先月久し振りに来院されました。上白唇短縮は10年前だそうです。口角は当院で3回挙上しました。現在人中部の白唇縦長は14㎜で、鼻翼下が長くもたついています。鼻翼下を5㎜、人中部を2.5㎜切除します。口唇結節が欲しい赤唇です。人中を明瞭化して、弓を急峻化したい形態の改良を求めて、鼻柱部を1.5㎜ずつずらして縫合するプランを立てました。 手術前に確認しました。画像を経時的に視ていきましょう。まずは今回の術前の画像から。 人中溝の縦長は14㎜で長くないのですが、比べて鼻翼の下は長いです。 脂肪注入も影響して、皮膚も伸びていると考えられます。もたっとしています。 デザインは鼻翼の下を幅広く、鼻柱の下は少なく。上右図の切除物は皮膚皮下脂肪。 術中写真です。切除後は撮り忘れました。上左図は筋層をPlication, スカートのプリーツの様に縫い合わせる縫合後に鼻翼基部を真皮縫合して、鼻翼横の真皮縫合まで行なった後。上右図は両側の鼻柱基部に対して1.5㎜外側に人中稜を真皮縫合した時点。人中が狭くなりました。弓は腫れているからまだ狭くなりません。結節は前に向きました。 続けて創全長に渉って真皮縫合をしました。隙間無く合わさっています。上右図は皮膚を連続縫合しました。わずかに厚さのズレがあるのを合わしました。 上には術直後の画像。力を入れないと上左図の様に閉じません。上右図の様に力を入れるととじますが、頤に梅干しが出来ます。 術直後の4方向の画像では、腫脹で形態が不明です。なお翌日は腫脹が亢進します。ただし内出血は見られませんでした。 術後1週間で両側鼻翼間を抜糸しました。 腫脹は48時間がピークです。1週間では引き始めています。赤唇の結節は見えてきました。 スッキリしたとお悦びです。ここまでが今回の手術経過です。 さてこれまでの経過を載せます。注入脂肪を見えなくしたいと苦心しました。まず口角挙上術です。内眼角間34㎜:鼻翼幅39㎜:口唇幅55㎜で口唇横径は黄金比率によって計算するまでもなく、画像でも判るように拡大する必要はない。真上はジョーカーリップになるため、わずかに斜めの、垂直から20度傾けて5㎜挙上する口角挙上術で改善を図れることを、シミュレーションした。切除する白唇の深部の皮下脂肪も当然取れる。他の部位の脂肪は後日に検討することとした。例えば、鼻翼横のボコっている脂肪は、鼻翼の付け根の切開で削れると示唆した。 先ず術前の画像二葉;正面像と近接画像を診ましょう。 鼻唇溝(法令線)が埋まっているのですが、多過ぎるから膨隆しています。また赤唇縁の口角から内側に掛けて白い創跡がありますが、畝がありません。口角部は畝がなくても自然ですが、前方は畝がないと貧弱な口唇になってしまいます。口角の角が見えないのはその上の白唇に脂肪注入があるからです。触診で判明しました。口角挙上術で治せるでしょう。定型的に手術しました。 少なくとも口角部が見えます。その上の膨隆も減らせました。ご覧の様に上赤唇縁の私が切った創は後にあるから目立たないのです。斜位像で術前と術直後を比較すると、きれいに挙がっています。「への字。」から笑顔になりました。 一回目の手術から3か月経たので、次の段階に進みました。超音波脂肪吸引です。 その後やはり鼻翼から口角にかけての脂肪注入の膨隆は残りました。その後切開剥離して削除に至ります。 何とか出来ました。ただし右上赤唇に手術中にDog Earが出来ました。後日切除しました。その結果が今回の状態です。口角部の赤唇は挙がっていて、両側とも鼻翼の直下付近がもたついています。前回の上口唇短縮術のデザインが不備だったのです。ですから今回2回目の手術で工夫しました。上段を視ましょう。 当院では、厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページに加筆を行っています。 施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2~4週間程度かかります。・手術後2週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。 費用の説明も加えなければなりません。上口唇短縮術は28万円+消費税。口角挙上術は25万円 +消費税。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。

美容医療に於いてやっていい事と悪い事があります。先ず取り戻せない形態不全はやって欲しくないのです。プランとデザインの不備です。確かに取り戻せる、または追加修正が可能な不備は仕方ないのかも知れませんが、...

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Izumi, Osaka
594-0081

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火曜日 10:00 - 12:00
13:30 - 19:00
水曜日 10:00 - 12:00
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木曜日 10:00 - 12:00
13:30 - 19:00
金曜日 10:00 - 12:00
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