
23/12/2024
訪問看護で患者様の訴えを聞いていると、「幻聴」を訴えられる方が時々あります。今日は「幻聴」について少しお話したいと思います。
精神的なストレスは、幻聴の原因として最も多くあげられます。ストレスとなるものとして不安、孤立、過労、不眠などがあげられ、これらの状態が重なったり強まったりすると「幻聴」が起こることがあります。
「幻聴」は、脳の特定の領域が活性化することによって起こり、実際には存在しない音声を聞いているという感覚体験です。
「幻聴」の対処法としては、無視したり、返事しない、聞き流す、知らんふりをするなどが原則です。返事をしたり対応していると、よりひどくなったり、治まらなくなったりすることがあります。
「幻聴」かどうかを確認するには、その場にいる自分以外の人に話し声や音が聞こえるかどうか聞いてみましょう。また、周囲に人がない場合は、話し声や音が聞こえるときに録音をしてみるのもおすすめです。