亀田総合病院 感染症内科

亀田総合病院 感染症内科 医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 感染症内科でのフェローシップ研修を検討している方に。
(※掲載される情報は投稿者あるいは感染症内科の意見であり、病院組織全体の意見ではありません)

亀田メディカルセンターが運営する公式facebookページ

亀田メディカルセンター』は、亀田総合病院を中心とした、亀田クリニック、亀田リハビリテーション病院などの医療サービス施設の総称です。千葉県南部に位置し、基幹病院としての役割を担う当センターには、診療科目34科(亀田クリニックは31科) 1日の平均外来患者数3,000名と近年では国内の様々な地域、また海外からも患者さまが来院されます。亀田メディカルセンターは外来診療から急性期の治療(入院)そして、急性期の治療を終えた回復期のリハビリまで、患者さまお一人お一人に合った質の高い医療を提供することにより患者さまのQOL(Quality of Life:生活の質)の向上を目指しています。

◆外来診療 亀田クリニック(病床数19床)
◆救急・急性期医療・総合周産期 亀田総合病院(病床数917床)
◆亜急性期医療 亀田リハビリテーション病院(病床数56床)
◆健康管理 検診センター(鴨川・幕張)
◆亀田総合病院附属 幕張クリニック
◆亀田ファミリークリニック館山
◆亀田京橋クリニック
◆亀田IVFクリニック幕張

ミッション:
我々は、全ての人々の幸福に貢献するために愛の心をもって常に最高水準の医療を提供し続けることを使命とする。

 ~亀田メディカルセンターの価値観~
その最も尊ぶところ:患者さまのために全てを優先して貢献すること
その最も尊ぶ財産:職員全員とその間をつなぐ信頼と尊敬
その最も尊ぶ精神:固定概念にとらわれないチャレンジ精神

~亀田メディカルセンターの主義~
患者さまは我々全ての行動の中心である
職員は常に信頼と尊敬をもって医療に従事する
チャレンジ精神をもって常に高い理想への向上心を持ち続ける

【第2回 感染症内科フェローシップ オンライン説明会のご案内】2027年度開始予定のフェローシップおよび内科専攻医連携プログラムに関するオンライン説明会を開催します。ご好評につき、3月まで日程を追加しました!本説明会では、・研修内容・指導体...
16/02/2026

【第2回 感染症内科フェローシップ オンライン説明会のご案内】
2027年度開始予定のフェローシップおよび内科専攻医連携プログラムに関するオンライン説明会を開催します。ご好評につき、3月まで日程を追加しました!

本説明会では、
・研修内容
・指導体制
・修了後のキャリア
・働き方
などについて、詳しくご説明します。
将来的に感染症内科を志すか検討中の先生も歓迎です。

【開催日】
3月6日・13日・27日(各18:00〜)
【形式】オンライン(Webex)
【参加】無料・事前申込制

▼ 詳細・お申込みはこちら
ご希望のお日にちのフォームにご記入をお願いします
3月6日参加ご希望の方: https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=ApEdN34gE0G9WwYbNDUIe7c7c7BPKUhOmlcIGxUAKRRUMEJZMjNIU1dGWVhPMlBVTEVNSko3SDJQRi4u&route=shorturl
3月13日参加ご希望の方: https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=ApEdN34gE0G9WwYbNDUIe7c7c7BPKUhOmlcIGxUAKRRUQ0w3UVpMWjJOU0Q5QVNLVUdLVlFKVU04RS4u&route=shorturl
3月27日参加ご希望の方: https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=ApEdN34gE0G9WwYbNDUIe7c7c7BPKUhOmlcIGxUAKRRUOVY2V1pZQk5LWEk2WTVKM1NLUEtINFBVMi4u&route=shorturl

14/02/2026
亀田総合病院臨床検査部の小俣技師が日本臨床微生物学会に報告した論文でベクトン ディッキンソン賞を受賞しました!いつも微生物検査でお世話になっている仲間が受賞したことを大変嬉しく、また誇らしく思います。
14/02/2026

亀田総合病院臨床検査部の小俣技師が日本臨床微生物学会に報告した論文でベクトン ディッキンソン賞を受賞しました!いつも微生物検査でお世話になっている仲間が受賞したことを大変嬉しく、また誇らしく思います。

【感染症内科フェローシップ オンライン説明会のご案内】 2027年度開始予定のフェローシップおよび内科専攻医連携プログラムに関するオンライン説明会を開催します。 本説明会では、・研修内容・指導体制・修了後のキャリア・働き方などについて、詳し...
09/02/2026

【感染症内科フェローシップ オンライン説明会のご案内】

2027年度開始予定のフェローシップおよび内科専攻医連携プログラムに関するオンライン説明会を開催します。

本説明会では、
・研修内容
・指導体制
・修了後のキャリア
・働き方
などについて、詳しくご説明します。
将来的に感染症内科を志すか検討中の先生も歓迎です。

【開催日】
2月13日・20日・27日(各18:00〜)

【形式】オンライン(Webex)
【参加】無料・事前申込制

▼ 詳細・お申込みはこちら
ご希望のお日にちのフォームにご記入をお願いします
2月13日参加ご希望の方: https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=ApEdN34gE0G9WwYbNDUIe7c7c7BPKUhOmlcIGxUAKRRUNVVIOTczQVFIU0ZGVlZQTURYWVdQM1UyTi4u&route=shorturl
2月20日参加ご希望の方: https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=ApEdN34gE0G9WwYbNDUIe7c7c7BPKUhOmlcIGxUAKRRUNlpMRkxKM1VBWTBCRFhYVlFaOE5NTFhRRC4u&route=shorturl
2月27日参加ご希望の方: https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=ApEdN34gE0G9WwYbNDUIe7c7c7BPKUhOmlcIGxUAKRRUNDVYTEpTWEkxR1RPS0pWWTJKV1pMN1NXUC4u&route=shorturl

先日、診療支援部 感染症内科担当の横澤さんのお誕生日を、みんなでお祝いしました。いつも明るく支えてくださる横澤さんに、感謝の気持ちを込めて。素敵な一年になりますように!
20/12/2025

先日、診療支援部 感染症内科担当の横澤さんのお誕生日を、みんなでお祝いしました。
いつも明るく支えてくださる横澤さんに、感謝の気持ちを込めて。
素敵な一年になりますように!

来年度から高齢者への高用量インフルエンザワクチンが定期予防接種に入ります。従来の4倍量の抗原が入った高用量インフルエンザワクチンは欧米で先行して導入されていましたが、その有効性を証明する論文が複数報告されており、それを踏まえて厚労省の審議会...
28/11/2025

来年度から高齢者への高用量インフルエンザワクチンが定期予防接種に入ります。
従来の4倍量の抗原が入った高用量インフルエンザワクチンは欧米で先行して導入されていましたが、その有効性を証明する論文が複数報告されており、それを踏まえて厚労省の審議会予防接種・ワクチン分科会での議論を経て高齢者の定期予防接種Bとして採用されることになりました。
2024年のJournal of Infectionのシステマティックレビューでは従来のワクチンと比較して入院を減少(相対的ワクチン効果rVE23.5%)させました。死亡率には有意差を認めませんでした。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S016344532400121X
2025年のLancetに報告された論文ではインフルエンザまたは肺炎によるに入院リスク(rVE)を8.8%減少させました。こちらの報告でも総死亡には差はありませんでしたが、検査で確定されたインフルエンザの入院を31.9%減少させており、患者への有益性とともに医療機関への負担減少という点でも重要な意味があると思います。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41115437/
以下に定期予防接種採用の発表と厚労省の分科会での資料、10月22日に開かれた厚労省の分科会でのインフルエンザのファクトシートのリンクを張っておきます。
https://www.sanofi.co.jp/assets/dot-jp/pressreleases/2025/251121.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001563875.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001583663.pdf

Sanofi.

先日のMicrobiology roundではScedosprium属を取り上げました。【語源】・Sced[ばらまく]、spora[胞子]、apio[しばる]、sperma[精子]、boyd[人名].【疫学】・温帯地域に多く見られ、種の分布...
18/11/2025

先日のMicrobiology roundではScedosprium属を取り上げました。

【語源】
・Sced[ばらまく]、spora[胞子]、apio[しばる]、sperma[精子]、boyd[人名].

【疫学】
・温帯地域に多く見られ、種の分布には地域差がある。(1)
・大部分は、オーストラリア、フランス、スペイン、アメリカ合衆国、インド、ドイツ、日本で報告されており、最も多く報告されている病原体はS. apiospermum。(2)

【微生物学的特徴】
・Scedosprium属には当初、Scedosporium apiospermumとS. prolificansの2種が認識されていた。その後、再分類されScedosporium属には現在18種が含まれている。
・Scedosporium属はAspergillus属に類似しており、2分枝の菌糸が見られるが、Scedosporium属ではY字型の2分枝ではなく、60-70度の角度で横に分岐することがより一般的。(3)
・標準的な真菌培地でよく増殖する。数日後、カビのコロニーは黄褐色になり、 Aspergillusとは全く異なる胞子を形成する。(3)
・Scedosporium属の形態学的特徴として、コロニーは白色や灰色、褐色の綿毛(フェルト)状の集落を形成する。菌糸幅は 2~5 μm とAspergillusの菌糸より細く、有隔壁で菌糸先端や側方には1~2個の卵円型の分生子を形成する。コロニーの発育速度や色調、性状による肉眼的な観察と、スライドカルチャー法での顕微鏡による形態から、属レベルまでは通常の細菌培養が行える施設でも同定可能である。種レベルの同定には形態学的方法に加えて質量分析法や遺伝子検査が重要となる。遺伝子検査では真菌の菌種同定で使用されるITS領域やβ-tubulin遺伝子などの塩基配列を解析することで同定可能である。(19) (20)
・βDグルカンなどの真菌マーカーに関する臨床研究は不足している。Scedosporium脳膿瘍およびL. prolificans真菌血症の症例報告では、血清βDグルカンが補助的検査として有用である可能性が示されている。(4)(5)
・通常無菌の部位からScedosporium属菌を分離すれば 診断可能。血液からScedosporium属菌を培養できるのは稀。(6)
・喀痰、気管支肺胞洗浄液、排液創、または副鼻腔吸引液からの菌の分離は、塗抹標本または生検で菌糸が認められない限り、感染の確固たる証拠とはなり得ない。(7)

【臨床像】
・2つの異なる疾患を引き起こす。
1. Mycetoma(菌腫):慢性皮膚感染症(粒状のものをつくる)
2. Scedosporiosis:Scedosporium属菌によって引き起こされる他のすべての感染症
・感染経路
(i)空気中に漂っている胞子を吸い込む、
(ii)怪我をした際に環境中の真菌が体内に入り込む(8)
・リスク因子:固形臓器移植と血液疾患の治療。(9)
・Scedosporium症の最も一般的な部位は、肺、骨、関節、および中枢神経系。副鼻腔炎、角膜炎、眼内炎、皮膚・軟部組織感染症、前立腺炎、心内膜炎も報告されている。(10)

・副鼻腔などの空気を含む空間は、胞子形成しやすい環境。好中球減少症の患者では、血管侵襲と血栓症がよく見られる。(3)
・世界中の土壌や淡水、特に溜まった水や汚染された水中に存在する。肺や副鼻腔に吸入したり、皮膚を通じた外傷によって感染が起こる。汚染された水での溺水後にScedosporium関連肺炎を発症した症例が多く報告されている。(3)
・定着は多いが、侵襲性肺アスペルギルス症に類似した侵襲性肺疾患が発生し、通常は免疫不全患者に見られる。外傷により、免疫正常者の眼、軟部組織、骨関節感染症の最も一般的な原因。CNS感染症は、免疫不全者と健康な人の両方に見られる(11)。
・免疫正常患者における感染症は通常、亜急性から慢性の経過をたどるが、免疫不全患者における感染症は頻繁に急性かつ重症(3)。

<呼吸器感染症>
・Aspergillus属に次いで2番目に頻繁に分離される真菌病原体。(12)

・侵襲性肺アスペルギルス症と同様に、侵襲性肺スセドスポリウム症は、遷延性好中球減少症の患者、長期間の高用量コルチコステロイド療法を受けている患者、または同種骨髄移植を受けた患者で最も多く発生する(13)。
・播種を伴う侵襲性肺疾患はよく見られ、後天性免疫不全症候群(AIDS)患者や固形臓器移植後にも発生している(14) (15)。
・重度の免疫不全患者における肺疾患は、通常、発熱、咳、胸膜痛、そしてしばしば喀血として現れる。胸部X線検査では、結節性陰影、肺胞浸潤、consolidation、または空洞形成が認められることがある。(16)

【治療】
・Scedosporium症の効果的な治療法は依然として分かっていない。アムホテリシンBに対するin vitroおよび臨床的耐性、ならびにブレークスルー感染が繰り返し報告されている。(17)
・複数の研究において、ボリコナゾールベースの治療の転帰は、あらゆる製剤のアムホテリシンBによる治療よりも優れていたという報告がある。(17)(18)
・外科的デブリードマンは、軟部組織、骨、関節、胸膜および副鼻腔の治療において重要な補助手段となっているが、それ単独では治癒できない。関節内へのアムホテリシンB注入が、少数の患者における治療成功に寄与した可能性がある。脳膿瘍の死亡率は75%を超えると言われている。(11)
・ボリコナゾール単剤による治療失敗も報告されており、リポソーマルアムホテリシンB、ポサコナゾールの使用、ボリコナゾールへのミカファンギンの追加による治療成功の報告もある。ガイドラインではサルベージ療法としてポサコナゾールへの変更、もしくはエキノカンジン系の追加が中等度に推奨されている。
・アゾール系およびエキノカンジン系に対するin vitro感受性はさまざまであることが報告されている。(9)
・抗真菌薬と併行して免疫抑制のレベルを下げることが極めて重要である。

【治療期間】
・Scedosporium属細菌感染症の最適な治療期間はまだ確立されていないが、感染症の徴候や症状が消失するまで治療を継続することが推奨される。
・Scedosporium属細菌感染症の大部分が、3~6 か月の追跡期間中に抗真菌治療に反応を示している。これは、少なくとも 6 か月の長期治療が必要である可能性を示唆している。(2)

(1) Kaltseis J, Rainer J, De Hoog GS. Ecology of Pseudallescheria and Scedosporium species in human-dominated and natural environments and their distribution in clinical samples. Med Mycol 2009; 47: 398–405.
(2) Scedosporiosis and lomentosporiosis: modern perspectives on these difficult-to-treat rare mold infections. Clin Microbiol Rev. 2024;37(2):e0000423.
(3) Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases, 2-Volume Set, 10th Edition

(4) Nishimori M, Takahashi T, Suzuki E, Kodaka T, Hiramoto N, Itoh K, Tsunemine H, Yarita K, Kamei K, Takegawa H, Takahashi T. 2014. Fatal fungemia with Scedosporium prolificans a patient with acute myeloid leukemia. Med Mycol J 55:E63–70.
(5) Levesque E, Rizk F, Noorah Z, Aït-Ammar N, Cordonnier-Jourdin C, El Anbassi S, Bonnal C, Azoulay D, Merle JC, Botterel F. 2017. Detection of (1,3)-β-D-glucan for the diagnosis of invasive fungal infection in liver transplant recipients. Int J Mol Sci 18:862
(6) Cortez K.J., Roilides E., Quiroz-Telles F., et al.: Infections caused by Scedosporium spp . Clin Microbiol Rev. 2008; 21: pp. 157-197.
(7) Fernandez-Flores A., Lopez-Medrano R., Fuster-Foz C.: Histopathological clues in the diagnosis of fungal infection by Scedosporium in a case of endophthalmitis starting as conjunctivitis . J Cutan Pathol 2016; 43: pp. 461-467.
(8) Scedosporiosis and lomentosporiosis: modern perspectives on these difficult-to-treat rare mold infections. Clin Microbiol Rev. 2024;37(2):e0000423.
(9) Hoenigl M., Salmanton-Garcia J., Walsh T.J., et al.: Global guideline for the diagnosis and management of rare mould infections: an initiative of the European confederation of medical mycology in cooperation with the International Society for human and animal mycology and the American Society for Microbiology . Lancet Infect Dis 2021; 21: pp. e246-e257.
(10) Guarro J., Kantarcioglu A.S., Horre R., et al.: Scedosporium apiospermum: changing clinical spectrum of a therapy-refractory opportunist . Med Mycol 2006; 44: pp. 295-327.
Cortez K.J., Roilides E., Quiroz-Telles F., et al.: Infections caused by Scedosporium spp . Clin Microbiol Rev. 2008; 21: pp. 157-197.
(11) Kantarcioglu A.S., Guarro J., de Hoog G.S.: Central nervous system infections by members of the Pseudallescheria boydii species complex in healthy and immunocompromised hosts: epidemiology, clinical characteristics and outcome . Mycoses 2008; 51: pp. 275-290.
(12) Heath CH, Slavin MA, Sorrell TC, et al. Population-based surveillance for scedosporiosis in Australia: epidemiology, disease manifestations and emergence of Scedosporium aurantiacum infection. Clin Microbiol Infect 2009; 15: 689–93
(13) Husain S., Munoz P., Forrest G., et al.: Infections due to Scedosporium apiospermum and Scedosporium prolificans in transplant recipients: clinical characteristics and impact of antifungal agent therapy on outcome . Clin Infect Dis 2005; 40: pp. 89-99.
(14) Lamris G.A., Chamilos G., Lewis R.E., et al.: Scedosporium infection in a tertiary care cancer center: a review of 25 cases from 1989-2006 . Clin Infect Dis 2006; 43: pp. 1580-1584.
(15 )Castiglioni B., Dutton D.A., Rinaldi M.G., et al.: Pseudallescheria boydii (anamorph Scedosporium apiospermum ): infection in solid organ transplant recipients in a tertiary medical center and review of the literature . Medicine (Baltimore) 2002; 81: pp. 333-348.
(16) Kantarcioglu A.S., de Hoog G.S., Guarro J.: Clinical characteristics and epidemiology of pulmonary pseudallescheriasis . Rev Iberoam Micol 2012; 29: pp. 1-13.
(17) Seidel D, Mei©¨ner A, Lackner M, et al. Prognostic factors in 264 adults with invasive Scedosporium spp and Lomentospora prolificans infection reported in the literature and FungiScope. Crit Rev Microbiol 2019; 45: 1–21
(18) Scedosporium apiospermum and Scedosporium prolificans in transplant recipients: clinical characteristics and impact of antifungal agent therapy on outcome. Clin Infect Dis 2005; 40: 89–99.
(19) 一般社団法人日本医真菌学会 希少深在性真菌症の診断・治療ガイドライン
(20) 畠山裕司, et al. Scedosporium 属が分離された津波肺の 3 症例. 日臨微誌, 2012, 22: 289-297.

当科で接種を開始していた妊婦さんへのRSVワクチンが来年度から定期予防接種になることになりました。良いことだと思います。RSVワクチンは2種類し市販されていますがファイザーの“アブリスボ”と言う製剤が妊婦さんへの接種に使用されます。
17/11/2025

当科で接種を開始していた妊婦さんへのRSVワクチンが来年度から定期予防接種になることになりました。良いことだと思います。RSVワクチンは2種類し市販されていますがファイザーの“アブリスボ”と言う製剤が妊婦さんへの接種に使用されます。

【NHK】生後まもない赤ちゃんがかかると肺炎を起こして重症化することもある「RSウイルス感染症」について厚生労働省は、こうした重症

先月になりますが、移植学会総会にて当科の大澤が「COVID-19総括 - 感染症学の観点から」のお題で、移植学会がどのようにコロナ禍を乗り切ったかというセッションに参加しました。また、オータムセミナーにて「固形臓器移植と感染症」について1時...
11/11/2025

先月になりますが、移植学会総会にて当科の大澤が「COVID-19総括 - 感染症学の観点から」のお題で、移植学会がどのようにコロナ禍を乗り切ったかというセッションに参加しました。また、オータムセミナーにて「固形臓器移植と感染症」について1時間のお話をする機会をいただきました。日本には体系的に移植感染症(特に固形臓器移植)を学べるプログラムは非常に少なく、当院では腎移植と造血幹細胞移植関連の感染症に併診という形で経験することができます。一般感染症はもちろんのこと、少し特殊な免疫抑制患者の感染症まで、基礎からしっかりと学びたい方は、感染症内科フェローシップ(3年)のコースがあります。1日の見学から、短期ローテーション(1ヶ月-1年など)も可能ですので、興味のある方はぜひご連絡ください。

この動画ちょと面白くて、風に抗菌薬は効かないってことを上手に伝えてると思います。
31/10/2025

この動画ちょと面白くて、風に抗菌薬は効かないってことを上手に伝えてると思います。

FUNNY MOVIE社制作 代理先生のこうきんやくんとギャルJKの軽妙ショートアニメ。「かぜに抗菌薬は効かない」をテーマに展開します。

亀田総合病院感染症内科のOBである大路剛先生(神戸大学医学部附属国際がん医療・研究センター)が、新著『どんなセッティングでも応用できる 大路のロジックで紐解く 感染症診療』を出版されました!感染症診療において「なんとなく」ではなく、「なぜそ...
19/10/2025

亀田総合病院感染症内科のOBである大路剛先生(神戸大学医学部附属国際がん医療・研究センター)が、新著『どんなセッティングでも応用できる 大路のロジックで紐解く 感染症診療』を出版されました!
感染症診療において「なんとなく」ではなく、「なぜそう考えるのか」を明確にすることの重要性と、その思考プロセスが丁寧に言語化されています。
市中病院、大学病院、クリニックなど、どんな医療現場でも応用できる実践的なアプローチが満載です。発熱患者の初期評価から、抗菌薬の選択、治療効果判定まで、感染症診療の各ステップにおける「大路のロジック」が具体的な症例を交えながら解説されています。
研修医の先生方はもちろん、感染症診療に関わるすべての医療者にとって、日々の診療を見直し、レベルアップするための良き指南書となるはずです。
当科で培った臨床的思考と教育への情熱が詰まった一冊を、ぜひお手に取ってみてください。
大路先生、素晴らしい本の出版、誠におめでとうございます!

●3つの情報源(病歴・自覚症状、身体所見、検査)から鑑別診断を絞り込む!鑑別診断のなかで感染症を疑う場合の適切な感染臓器の推定、および治療の選択などのいわゆる「一般感染症診療」は、 2018年から診療報酬に導...

先日のMicrobiology roundではAcinetobacter sp. を取り上げました。【名前の由来】a (ギリシャ語 not), kineô (ギリシャ語 動かす), acinetus (ラテン語形容詞 運動できない), ba...
17/10/2025

先日のMicrobiology roundではAcinetobacter sp. を取り上げました。

【名前の由来】
a (ギリシャ語 not), kineô (ギリシャ語 動かす), acinetus (ラテン語形容詞 運動できない), bacter (ラテン語 桿菌)→「非運動性の桿菌」という意味。1914年に分離され、1940年以降に多く報告されたが、ごく最近までA. baumanniiとA. calcoaceticusは区別できておらず、古い文献ではおそらく両種が混在している(A. calcoaceticus–A. baumannii complexという語が適切) 。同属には50種類以上があるが、大部分は非病原性で、感染症を起こす頻度の高いものは、A. baumannii (最も毒性が強い)、次いでA. calcoaceticus、その他A. lwoffii、A. nosocomialis 、A. pittiiなどがある。1

【微生物学的性質】 2, 13
・好気性、カタラーゼ陽性、オキシダーゼ陰性、グラム陰性球菌。
・24時間で良好に発育し、5%ヒツジ血液寒天培地上では腸内細菌に比べやや小さめな(2-3mm)白色コロニーを形成する。 BTB寒天培地上では淡黄色の凸型コロニーを形成し、乳糖非分解性のため培地は青色を呈することが多い。
・MALDI-TOF MSにより属レベルで同定可能であるが、Acinetobacter属内の菌種間でスペクトルが類似していることや、生化学的性状による識別が困難であることから、日常検査では菌種レベルの正確な同定には限界がある。
・一方で、臨床的に重要なAcinetobacter calcoaceticus-baumannii complex(ACB)と、それ以外の菌種(non-ACB:NACB)とは、MALDI-TOF MSによりグループレベルで判別が可能であるため、日常検査では、「ACB」または「Acinetobacter sp.(NACB)」として報告されることが多い。
・当院検査室では、臨床現場での理解を促す目的でA. baumanniiを中心に構成される群を「Acinetobacter baumannii complex(ABC)」として報告している。
・アシネトバクター属の抗菌薬耐性の大部分はβ-ラクタマーゼの発現に因る。2番目は排出ポンプ。 またポーリンの数が少なく、サイズが小さいため、他のGNRよりはるかに透過性が低いことも一因である。(ex. セファロスポリンの透過係数は緑膿菌の方が2~7倍大きい 3)乾燥条件下で、細胞膜が肥厚して表面に生存しやすくなるため4、環境伝播の対策が非常に困難である。

【臨床症状】1
一般的な臨床像は、院内肺炎、人工呼吸器関連肺炎、菌血症である。挿管チューブはバイオフィルムを形成するAcinetobacterの理想的な温床となる。その他、カテーテル関連尿路感染症、創部感染、骨髄炎、心内膜炎、術後髄膜炎(市中髄膜炎はほぼなし)など。市中感染は熱帯環境で発症するため、オーストラリア、オセアニア、中国、台湾、タイなどアジアで多く見られる。軍事紛や自然災害での外傷の原因にもなっている。

【治療】
Acinetobacter sp. 2
◯スルバクタム(ABPC/SBT、Durlobactam/SBT)
SBTはPBP1,3に結合する。SBT耐性は45-80%5だが、Durolobactam/SBTでは回復している。
◯セフタジジム、セフェピム6
◯カルバペネム
◯セフィデロコール 7
◯セフィデロコール+CAZ/ABV、セフィデロコール+ABPC/SBT ;セフィデロコール耐性を防ぐ8
△〜◯アミノグリコシド: 肺炎×髄膜炎×、感受性自動検査の精度が低いため注意。
△〜◯チゲサイクリン:併用で使用。血流感染に使用できない、治療中に耐性化する。
△〜◯コリスチン:治療中に耐性化することがある、A. juniiなどは内因性耐性、抗菌薬の毒性に注意。

carbapenem-resistant Acinetobacter baumannii (CRAB) 9
標準レジメンはない。データが限られるため、臨床的反応が見られるまで併用する。

◯Durlobactam/SBTとイミペネムを組み合わせる 10,11
IMPがPBP2に結合することで、Durlobactam/SBTのMIC低下すると考えられている10,11.

◯Durlobactam/SBTが利用できない時は、高用量ABPC/SBT(SBT 9g)+1剤を組み合わせる
 組み合わせる1剤:ポリミキシンB、ミノサイクリン > チゲサイクリン、セフィデロコール
標準用量・高用量が同等かデータは不十分であり、AMRガイダンスでは高用量を支持している.
カルバペネムは、Durlobactam/SBTとの併用でのみ推奨されている. コリスチン+カルバペネムでも有効性は実証できず12.

【予防】2
伝播の方法は、環境表面での持続や医療者の手への一時的な定着を介して起こるため、標準予防策は必須。ポーリン、排出ポンプの発現により消毒効果が低下するという報告もある。

【参考文献】
1. Wong D, Nielsen TB, Bonomo RA, Pantapalangkoor P, Luna B, Spellberg B. Clinical and pathophysiological overview of Acinetobacter infections: A century of challenges. Clin Microbiol Rev. 2017;30(1):409-447.
2. Mandell, Douglas, & Bennett’s Principles & Practice OfInfectious Diseases, 10th Ed., in 2 Vols.; 2026.
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