亀田総合病院 麻酔科

亀田総合病院 麻酔科 当院の麻酔科生活の様子や、専門医試験、JBPOTの情報などを載せていく予定です。

24/08/2025

JAMA誌:急性脳損傷患者における輸血閾値戦略(TRAIN試験)

2025.8.12 麻酔科抄読会サマリー
Restrictive vs Liberal Transfusion Strategy in Patients With Acute Brain Injury: The TRAIN Randomized Clinical Trial
JAMA. 2024;332(21):2067–2078.
doi:10.1001/jama.2024.23579

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https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_247.html

24/08/2025

OET受験体験記

OET受験の目的:ECFMG Certificate 取得のために
私がOETを受験した主な理由は、ECFMG(Educational Commission for Foreign Medical Graduates)の認証要件を満たすためです。ECFMGは、米国で臨床研修を受ける際に必要な機関で、2025年8月現在は英語力の証明としてOETのスコアが要件となっています。OETは医療現場を想定した内容で構成されているため、英語力の証明として実践性もあり、今後海外での活動を視野に入れる医療者におすすめなだけでなく、日本でも時々遭遇する英語話者の診療にも役立つと考えています。
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https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_246.html

24/08/2025

NEJM誌:心臓血管外科手術におけるANH(希釈式自己血輸血)のランダム化比較試験

2025.7.29 麻酔科抄読会サマリー
A Randomized Trial of Acute Normovolemic Hemodilution in Cardiac Surgery
N Engl J Med 2025;393:450-460.
doi: 10.1056/NEJMoa2504948

続きは。。。
https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_245.html

当院麻酔科がACGME-I認証を取得しました!亀田総合病院がACGME International(ACGME-I)認証を取得したのに引き続き、このたび当院麻酔科の専門医プログラムもACGME-I認証を取得することができました 。https...
14/08/2025

当院麻酔科がACGME-I認証を取得しました!

亀田総合病院がACGME International(ACGME-I)認証を取得したのに引き続き、このたび当院麻酔科の専門医プログラムもACGME-I認証を取得することができました 。

https://www.acgme-i.org/newsroom/acgme-international-expands-to-indonesia-accredits-new-programs-in-japan-and-lebanon/

ACGME-I認証とは、米国の卒後医学教育の認定機関であるAccreditation Council for Graduate Medical Education(ACGME)の国際部門が、プログラムが米国の専門医教育基準に沿った質を備えていることを認める制度です。この認証を受けたことで、当プログラムが国際的に通用する教育水準を満たしていることが公式に証明されました。

より具体的には、臨床留学を目指す際に、この認証を取得したプログラムを修了していることが有利に働く可能性があります。たとえば、海外での就職活動時に応募者の能力を評価するための客観的指標となります。また、通常は米国のレジデンシー修了を条件とするACGME認定フェローシップの多くにも応募可能となります。近年では、当院専攻医が米国でのフェローシップに応募する際、「ACGME-I認証を目指す病院で研修している」という事実が交渉を有利に進める要因となった事例もありました。

当科では、継続的に海外からのフェローもトレーニングを受けており、専攻医たちも日々刺激を受けながら、国際的な視野を育んでいます。多様な背景を持つ医師たちとの交流は、臨床だけでなく教育の質向上にもつながっています。

今回の認証取得はゴールではなくスタートです。私たちはこの成果に満足することなく、今後も国際基準に照らして優れた教育・臨床プログラムを提供し続けるよう努めてまいります。

ACGME International (ACGME-I) is proud to announce the beginning of its accreditation activities in Indonesia as six institutions have achieved Initial Accreditation.

09/07/2025

USMLE Step3 合格体験記:最後の試練を越えて

亀田総合病院麻酔科の金です。この度、USMLE Step3に合格しました。これで、Step1・Step2 CS・Step2 CKに続き、USMLEの全ステップを完了しました。フルタイム勤務しながら試験対策は決して楽ではありませんでした。その経験をシェアさせていただき、これからStep3を受験される皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです。
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https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_243.html

シン・アイオワ便り1 「USMLE受験することなくファカルティ!?」アイオワ大学麻酔科Clinical Associate Professor杉山大介2025年1月よりアイオワ大学麻酔科にて勤務している杉山です。こちらに来て半年が経過しよう...
08/07/2025

シン・アイオワ便り1 「USMLE受験することなくファカルティ!?」

アイオワ大学麻酔科
Clinical Associate Professor
杉山大介

2025年1月よりアイオワ大学麻酔科にて勤務している杉山です。こちらに来て半年が経過しようとしています。それまでは亀田総合病院麻酔科にて部長を務めさせていただいており、今回現・亀田総合病院麻酔科主任部長の植田先生よりアイオワ便りを継続的に連載してもらいたいとの依頼をいただき、僭越ながら引き受けさせていただきます。アイオワはアメリカの中西部に位置するとても田舎の場所です。一般的に華やかな感じで世の中に出回っている東海岸のアイビーリーグの大学への留学情報や西海岸のカリフォルニア大学などの情報とはまた大きく異なるアメリカの地方での臨床の情報や、将来的に海外での臨床や研究留学を志す先生方に何か少しでもお役に立てるような情報をお届けできたらいいなと思います。
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 https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_242.html

後期研修医の声私は30代半ばで耳鼻咽喉科から麻酔科に転科し、当院の麻酔科専門医プログラムに入りました。症例が充実していることは他の方がよく書いているので、私は主に労働環境に関して書こうと思います。入職する前の亀田総合病院のイメージは研修病院...
03/07/2025

後期研修医の声

私は30代半ばで耳鼻咽喉科から麻酔科に転科し、当院の麻酔科専門医プログラムに入りました。症例が充実していることは他の方がよく書いているので、私は主に労働環境に関して書こうと思います。入職する前の亀田総合病院のイメージは研修病院として有名であるということくらいだったのですが、入職後驚いたのは”ホワイト”という言葉がしっくりくるくらい労働環境が恵まれていたことです。
私は共働き(妻も医師)で、子どもが3人(7歳・5歳・2歳)居ます。普通に考えるとこの状況で専門研修を始めるのは無謀と思うのですが、職場がかなり配慮してくれていることもあり、これまでの二年間の研修は家族との時間を大切にしつつ充実した研修が行えております(こちらに来てから新たにキャンプという趣味が増えました。添付写真)。
続きはこちら
https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/voice.html

当科金先生の論文がClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました! この度、当科の金先生が「Clinical and Experimental Nephrology」(インパクトファクター2.6、...
03/07/2025

当科金先生の論文がClinical and Experimental Nephrology誌に掲載されました!

この度、当科の金先生が「Clinical and Experimental Nephrology」(インパクトファクター2.6、腎臓学領域Q2、日本腎臓学会の英文機関誌)に論文を発表しました。
今回の論文は、スーパーライザーという近赤外線治療器を用いた星状神経節照射が、透析シャント造設術において血管拡張作用を発揮するかを検討した研究です。麻酔科領域で培った知見を、腎臓・血管アクセス分野に応用した意欲的な取り組みであり、今後の臨床応用も期待されます。
学術集会での発表にとどまらず、専門誌に査読付き論文として掲載されることは非常に素晴らしい成果です。金先生、掲載おめでとうございます!

Clinical and Experimental Nephrology
DOI:

Background Achieving functional arteriovenous fistulas (AVFs) with sustained patency in chronic kidney disease (CKD) patients remains challenging. Preoperative vessel diameter and early postoperative blood flow are key determinants of AVF maturation. While regional anesthesia promotes vasodilation,....

30/06/2025

British Journal of Anaesthesia誌:新生児および小児における術中の重症呼吸イベントと術後肺合併症に対する呼吸器設定の戦略とリスク因子:NECTARINEコホート研究の2次解析

2025-5-29 麻酔科抄読会サマリー
担当:八木
指導医:柘植

Ventilation strategies and risk factors for intraoperative respiratory critical events and postoperative pulmonary complications in neonates and small infants: a secondary analysis of the NECTARINE cohort
Alexander F, et al. Br J of Anaesth 2025 Feb 19:S0007-0912(25)00058-3.
doi: 10.1016/j.bja.2024.12.038.

背景
小児の呼吸器合併症は周術期の主要合併症と死亡原因として最も高く、新生児ではさらにリスクが高い。NMBA(筋弛緩薬)気管挿管を容易にし、効果的な呼吸管理を行う上で使用が推奨されている反面、新生児においては術後効果残存の可能性が高いとの報告がある。

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https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_240.html

30/04/2025

Drug Design, Development and Therapy誌:意識下気管挿管におけるレミマゾラムとデクスメデトミジンの安全性と有効性の比較:無作為化二重盲検試験

2025.4.10 麻酔科抄読会サマリー
担当:山本 亮介
指導:植田

The Safety and Efficacy of Remimazolam Compared to Dexmedetomidine for Awake Tracheal Intubation by Flexible Bronchoscopy: A Randomized, Double-Blind, Controlled Trial
Chen Q, et al. Drug Des Devel Ther. 2024;18:967–978.
https://doi.org/10.2147/DDDT.S446222

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https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_238.html

30/04/2025

Anesthesia & Analgesia誌: 腹膜播種減量手術、温熱化学療法術後に専任のAPSチームが介入することでオピオイド消費量が減少する

2025.4.10 麻酔科抄読会サマリー
担当:後期研修医 松本
指導:吉沼

A Dedicated Acute Pain Service Is Associated With Reduced Postoperative Opioid Requirements in Patients Undergoing Cytoreductive Surgery With Hyperthermic Intraperitoneal Chemotherapy
Engy T. Said, MD, et al. Anesth Analg. 2018 Oct;127(4):1044-1050.
DOI: 10.1213/ANE.0000000000003342

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https://www.kameda.com/pr/anesthesiology/post_237.html

26/03/2025

2024年度JBPOT合格体験記3

この度、2024年度JBPOTに合格することができましたので僭越ながら体験記を記させていただきます。

私は、7月ごろから試験に向けて勉強を開始しましたが、最初に学ぶべきとされ、かつ試験での点数配分も高いとされる超音波の原理は私にとって大きな難関で勉強時間を要しました。TEE試験対策ガイド(こちらは試験の終わった今でも日々の臨床場面で必携しています。)やweb講座の「Dr .sonoの公開講座」で知識を得て、『周術期経食道心エコー図 効率的に学ぶために』(通称赤本)を解き進めました。
動画問題に関しては、jbpot講習会の動画をメインとしてweb講座の「Echo Round」も参考しました。曖昧な部分やわかりにくい箇所に関しては「弁膜症治療のガイドライン」や「ASE /EACVI ガイドラインおよび基準値」も参照し知識の補填を行いました。
また、直前講座に関しては3周を目標に繰り返し視聴し知識の確認を行いました。
実際の試験に関しては、特に動画問題パートは時間が足りず、途中で時間配分を行いながらなんとか最終問題まで辿り着くことができたように記憶しています。また問題は先天性心疾患からカテーテルインターベンション、右心評価まで幅広く出題されており、なかなか思った通りの出来栄えではなかったことに落ち込みながら帰路についたことを覚えています。
今後も、心臓麻酔を中心とした経食道心エコーに興味を持ち臨床の場面でさらに活用できたら良いなと思っています。

最後に、当院麻酔科部長 植田健一先生をはじめとして日々の麻酔の中で知識やエコーの使い方だけでなく試験勉強に関してのアドバイスを与えてくださった先輩方がいなければ私は合格することはできなかったと感じています。この場をお借りして、感謝申し上げます。

亀田総合病院 麻酔科 後期研修医2年目 坂手彩子

住所

東町929
Kamogawa-shi, Chiba
296-8602

アラート

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