金沢ホームケアクリニック

金沢ホームケアクリニック 訪問診療
在宅緩和ケア、在宅看取り
寝たきり状態、身体障害。
認知症や気分障害、統合失調。
なんとなく元気が出ない、朝起きられない、コミュニケーションが苦手、眠りが浅い。
などの方のためのクリニック。

 院長を務めております黒瀬亮太です。

 私は自治医科大学卒業後、石川県立中央病院での5年間の勤務の他、能登半島を中心とした石川県内の病院、診療所、離島診療所で5年間にわたる診療を経験させていただきました。もともとの専門は内科ですが、病院の中という特殊な環境でではなく普段の生活の中でより良くあるために、その人らしさを重視して"全体を診る"ことができる総合医として、より地域・家庭に密着した医療を行いたいとの思いがあり、当クリニックを開業致しました。

 当クリニックでは、患者さんが心身ともに調和の取れた健康的な生活を営めるよう、病院の主治医はもちろん、訪問看護師や薬剤師、ケアマネージャー、ヘルパー、ソーシャルワーカーといった、患者さんの御自宅での療養生活を一緒に支えていく方々と細やかに連携を取り合い、御家族の皆様とのチームワークで患者さんをサポートしていきたいと考えております。健康に関わる不

安や問題がございましたら、遠慮なく御相談下さい。

 また、住み慣れた御自宅で、御家族に見守られながら、穏やかな最期の日々を過ごしたいという希望をお持ちの方もおられることと思います。 当クリニックはそのような方々の希望を最大限に尊重し、安楽で苦痛のない在宅療養をサポートできるよう、尽力させて頂きます。

 今後も地域に根ざし、多くの方々のお力になれるよう、精進努力して参りたいと思います。

【将棋は教えちゃいけないんだな 今さらですが】毎週日曜日、自身が主宰する将棋クラブで、来てくれる子供たち、未就学児から小学校低学年の子らと将棋を指す。これで8年か9年。普段は高齢者医療に従事する自身にとっては、週末だけは若く瑞々しい感性に接...
20/09/2024

【将棋は教えちゃいけないんだな 今さらですが】
毎週日曜日、自身が主宰する将棋クラブで、来てくれる子供たち、未就学児から小学校低学年の子らと将棋を指す。これで8年か9年。
普段は高齢者医療に従事する自身にとっては、週末だけは若く瑞々しい感性に接することで、エネルギーを補給しているような意味があると感じている。
たくさんの子供が来てくれる中で、年に1-2人、突出した才能に出会う。
そんな子は当方が教えたか否かなど全く関係なく、一足飛びに僕を追い越して強くなっていく。
若い才能の開花。その驚きもまた愉しみのひとつ。

一方で、一所懸命に「こうだからこうだよね?」「数で負けてるとこに突っ込んじゃだめだよね?」と道理を伝えても、一向に伝わらない子もいる。
最近、これは子供の方が悪いんじゃなくて、教えるという行為が間違ってるんだろうなと改めて気づいた。
特に将棋はそもそもがゲームなので、楽しくてなんぼ。
気づきや閃きで相手の王様を詰ませることができた! 時の喜びを求めているゲームなのであって、そこから始まるからこそ、その過程も考えるようになる。
要は最初にドーパミンを出して貰わなくちゃいけないんだよな。
四間飛車美濃囲いの駒組みじゃなくて。

というわけで今後は、定石や道理を教えるのはよそうと思う。
わいわいがやがやみんなで盛り上がっている卓もあって、昔はそれを注意してたけれども、最近は周囲に迷惑でない限りは追認している。
がやがや卓は、時々のぞくと変則ルールでなんかやってるけれども、みんな楽しそう。
あれでいい。というよりも、あれがいいのかも。

【未だに病院との文化の違いに驚く】病院のスタッフから見た在宅医療。在宅側から見た病院。立場が異なれば見え方も考え方も、違うのはまあ当然。しかし。あまりに違いすぎていて驚くことが今でもよくある。Aさんは脳梗塞後遺症の寝たきり状態で人生の最終末...
12/09/2024

【未だに病院との文化の違いに驚く】
病院のスタッフから見た在宅医療。在宅側から見た病院。
立場が異なれば見え方も考え方も、違うのはまあ当然。
しかし。あまりに違いすぎていて驚くことが今でもよくある。

Aさんは脳梗塞後遺症の寝たきり状態で人生の最終末段階にある。
入院のまま最期を迎えるのはあまりに可哀想、少しでも自宅に戻してあげたいと奥様。
病院では1000mg/dayの補液をして、痰が湧きますのでと退院前に家族に吸痰の指導。「これができないと自宅には戻れませんよ」だって。
退院したその足で早速、在宅のスタッフと家族とで話し合い。
自宅に戻ってきた意味は? なにを重視したいか? どうなれば最高にハッピーか?

奥様は吸痰はできるようになったが、処置をすることが「とても可哀想だ」と精神的に大きな負担を覚えながら戻ってきたらしい。
充分な量の経口摂取はいきなりは無理。
お楽しみのほんの少量でも十分なんですよ。

結論として、点滴は全て中止へ。痰が湧くもんね。
どこまで食べられるようになるか。それは本人の体力次第なので、やってみないと分かりませんが、覚醒している時にぜひ試みましょう。
奥様のほっとした顔。

病院は検査をして治療をすることが前提の場所。
それは分かっている。
が、こういう話し合いを経て意志決定をしたのでないとしたら、人の尊厳を扱う仕事として、あまりにも寂しいことではないか。
若い頃に地方の病院で勤務医をしていた頃の自分に今、そう言いたい。

【告知】ひふみ杯女子アマ王位戦 2024/09/23(月・祝)金沢ホームケアクリニックも協賛させて頂いてます。
27/08/2024

【告知】ひふみ杯女子アマ王位戦 2024/09/23(月・祝)
金沢ホームケアクリニックも協賛させて頂いてます。

将棋は女性でも生涯楽しめるボードゲーム。主宰するそらまめ将棋クラブにも女性プレーヤーがいて、毎週楽しんでいます。いつも使うのは脳の左側。将棋の時に使うのは脳の右側。「いつもと違うところ働いてる~」感が.....

【井上正康先生きたる】全体主義的な空気に逆らって物を言える人は、本当に凄い。「それでも地球は回っている」と言うことには、誹謗中傷を受けて生活を脅かされるリスクはもちろん、時に命の危険すら伴う。堂々とそれができる人は真のサムライである。この4...
29/03/2024

【井上正康先生きたる】

全体主義的な空気に逆らって物を言える人は、本当に凄い。
「それでも地球は回っている」と言うことには、誹謗中傷を受けて生活を脅かされるリスクはもちろん、時に命の危険すら伴う。
堂々とそれができる人は真のサムライである。

この4年間、たくさんのサムライを目の当たりにしてきた。
福島雅典先生、宮沢孝之先生、藤井聡先生、木村もりよ先生、などなど。

その中でも、井上正康先生の知性と発信力は傑出している。
井上先生がそう言うのだから自分の行動は正しいだろうと、幾度も勇気をもらった。

その井上正康先生が金沢市で公演をされる。
耳の穴をかっぽじって拝聴したい。
2024年4月23日(火)19時から @石川県地場産業振興センター 本館 大ホール

【高級食材】行きつけの日本料理屋さんのご主人から聞いた話。高級食材を使って美味しいものを作れるのは当たり前。本当の料理人としての勝負は、ありあわせの、たまたま冷蔵庫に残っていた食材を使ってどれだけのものが作れるのか、である。修業時代に、先輩...
06/02/2024

【高級食材】
行きつけの日本料理屋さんのご主人から聞いた話。
高級食材を使って美味しいものを作れるのは当たり前。
本当の料理人としての勝負は、ありあわせの、たまたま冷蔵庫に残っていた食材を使ってどれだけのものが作れるのか、である。
修業時代に、先輩料理人に振る舞う“まかない”を、その厳しい条件で作り、辛辣な意見を聞いてきたのだという。
なるほど修行って、そういうものだよねと感心。

考えてみればこの話は、医療にも通ずる。
24時間CTが撮れる病院で一定のレベルが担保されるのはある意味当然。
本当に腕前が試されるのは、呼ばれて深夜に、なーんにもない患者宅で、自分独りだけで、なんらかの判断や対応をせねばならない時である。
そうした時にこそ、患者や家族と信頼関係が築けているかどうか、五感で情報収集できるか、人生観を含めた患者の全体像を踏まえることができているか、そういったことが試される。
医療の本質は詳しい検査や高額な治療ではなく、そこにこそある。

【避難所でも医療の提供は必要】JMATに登録し、いしかわスポーツセンターに石川県が開設している1.5次避難所に半日間、出向してきた。輪島市や珠洲市、穴水町から昨日の時点で251人の方が避難してきておられた。1.5次とは、加齢や疾病のために全...
21/01/2024

【避難所でも医療の提供は必要】
JMATに登録し、いしかわスポーツセンターに石川県が開設している1.5次避難所に半日間、出向してきた。輪島市や珠洲市、穴水町から昨日の時点で251人の方が避難してきておられた。1.5次とは、加齢や疾病のために全体的な状況がやや不安定な方々に関し、独居となる2次避難所に移る前の中間施設的な位置づけ。
県や市町が開設するいわゆる避難所は災害救助法を根拠としており、そこでは原則として応急処置以外はできないこととなっている。
今回の震災では、視察に来た厚生労働大臣の鶴の一声だとのことであったが、いしかわスポーツセンターでは応急的な医療の提供はできることになっていた。
10人ほどの方に、いわゆるDo処方をしてきた。
ただし原則として点滴や、止痢薬・解熱剤の処方など、今ある症状に対応するような医療の提供はできず、そうした場合には医療機関への搬送を検討することと決められていた。災害救助法の矩を超えないためである。
しかしこれでは、受け皿である医療機関の方が持たない。
実際に、搬送を依頼した症例については、2つの二次医療機関に満床だと断られ、結局、下痢症+脱水の高齢者を三次医療機関に搬送することとなった。

いしかわスポーツセンターには全国の都道府県からDMATを始めとしてたくさんの専門職のみなさんが支援に来て下さっていた。感謝感激。
しかしそのような支援は徐々になくなっていくのであり、この未曾有の事態に対し、今後はオール石川で立ち向かわねばならない。
当面最も必要なのは、3,000人超といわれる生活の全般に介助を要する要介護高齢者を受け容れる大きな箱であるが、施設を作ったとしても膨大な働き手がすぐには確保できないだろう。
粛々と、他都道府県に受け容れの分担をお願いするしかないのではないか。
そして要介護とまではいかない、しかし認知症やその他の理由で独力では医療機関を受診できない高齢者についてはどうするのか? 
仮設住宅ができてそこに入居できるまでに月の単位で時間がかかるとすれば、どうしても、避難所で医療を提供する必要があるのではないか。
超法規的な対応が望まれる。
これができないとなると、いよいよどうにもならなくなってから119番せざるを得ない方が続出してしまい、病院のパンク状態が解消されない。
本来はこんな時こそ、在宅医療の出番なのではないかと思うが、手を出すことができないという現状である。

16/01/2024

【二次避難所とされる施設での医療の提供について 覚え書きと共有】
金沢市のいしかわ総合スポーツセンターやホテル等、県や市が借り上げて提供している施設での医療について。
動けない高齢の方について診療のオファーがあったため、石川県医師会等に問い合わせて確認した内容の共有。(2024年1月16日現在)

・二次避難所で提供される医療については災害救助法が適用され、JMATがこれを担う。
・通常の医療保険での対応とはならないため、一般の医療機関が往診をして医療を提供することはできない。
・動ける方の場合、最寄りの医療機関を受診して医療保険で医療を受けることは可能。

僕が問い合わせた二次避難所となっているホテルには90余名の方が既に避難しておられました。
しかし対応下さった受付の方は、そうした医療のことは全く聞いていないので分からないとのことでした。ばたばたと、収容がようやく終わったという段階のようです。

【令和6年能登半島地震 当クリニックでできる対応につき】今回の地震に際し、亡くなられた方々、また自宅を失うなどして避難を余儀なくされている方々に、心よりお見舞い申し上げます。輪島市と珠洲市にそれぞれ2年間、能登島には1年間、若い頃に赴任して...
14/01/2024

【令和6年能登半島地震 当クリニックでできる対応につき】

今回の地震に際し、亡くなられた方々、また自宅を失うなどして避難を余儀なくされている方々に、心よりお見舞い申し上げます。

輪島市と珠洲市にそれぞれ2年間、能登島には1年間、若い頃に赴任してお世話になったことがあります。その頃にお世話になった方々が今どうしているのか、想像すると胸が塞がるような思いです。

個別に金沢市の家族の下に身を寄せている方に関し。

ご自身では医療機関を受診することができない場合には、当クリニックから往診の対応をすることができます。またオンライン診療の対応も可能です。
これらについては時限的な対応として、医療費の自己負担がない場合もあります。(令和6年4月末までの特例措置)

県や市町が管理する二次避難所とされる施設に移動された方につきましては、通常の医療保険での対応ではない場合があります。医療の対応について、その避難所の管理者にまずは確認をお願いします。

節目の50歳。論語的には天命を知るべき歳らしい。 僕の天命は、縁あって目の前に相談に訪れた人を全力で治療すること。 栄養療法の効果が徐々に顕かとなってきたこの1年。手前味噌ながら、当クリニックでなければこの若い人は社会復帰できなかっただろう...
31/12/2023

節目の50歳。論語的には天命を知るべき歳らしい。
 僕の天命は、縁あって目の前に相談に訪れた人を全力で治療すること。

 栄養療法の効果が徐々に顕かとなってきたこの1年。
手前味噌ながら、当クリニックでなければこの若い人は社会復帰できなかっただろうと思ったことは、実は一度や二度ではありません。
 残された時間に鑑み、仕事はあと10年間、60歳までと決めました。
 この道を深め、さらに前に進んでいこうと思います。

 お祝いのコメントを下さった皆さん、ありがとうございました。

【ひとり親世帯とJリーガー】 ツエーゲン金沢に所属する毛利駿也選手から、思わぬ挨拶を受けた。 Jリーガー有志が集まって、ひとり親世帯を支援するNPO法人を立ち上げた由。その名も、NPO法人ツナグーFootballer。https://npo...
19/12/2022

【ひとり親世帯とJリーガー】

 ツエーゲン金沢に所属する毛利駿也選手から、思わぬ挨拶を受けた。
 Jリーガー有志が集まって、ひとり親世帯を支援するNPO法人を立ち上げた由。その名も、NPO法人ツナグーFootballer。
https://npo-tsunagu-footballer.com/

 こうした社会福祉の活動に現役のプロサッカー選手が興味を持ち、実行に移していることにまずは敬意を表したい。憧れの存在であるJリーガーがこうして支援しようとしてくれることが、どれだけ子供たち勇気づけるか。

 自身は幸いなことに子供の頃に、そうした苦労や寂しい思いした覚えはないが、今にして思えばそれは当たり前のことではなく、両親の努力の賜物であり、また社会の共助の仕組みのおかげであったと思う。
 ひとり親世帯の子も、日中は独りになってしまう環境にいる子供も、等しく機会を与えられ、食べるものに、居場所に、教育機会に、困らずに過ごすことができる社会でありますように。

 当クリニックも微力ながら、支援させて貰いたいと思います。

【【食の取り組みで落ち着きのなさが治ってきた7歳女児(後編)】】お母さんの取り組み。これだけしっかりと徹底してやれるのは、ほんとにすごいと思います。
25/10/2022

【【食の取り組みで落ち着きのなさが治ってきた7歳女児(後編)】】

お母さんの取り組み。
これだけしっかりと徹底してやれるのは、ほんとにすごいと思います。

【母からの報告 これまでの食事内容】 初めは正直苦しかったです。 今まで、ラーメンやパン、 外食三昧で、 なんなら土日はハッピーセット(Mドナルド )毎週食べに行ってたんです 今じゃ考えられないです、、、 もと....

【【食の取り組みで落ち着きのなさが治ってきた7歳女児(前編)】】 一緒に起こりやすい諸々の症状が、サプリメントでではなく食事内容の改善で、治ってきましたというお話。
25/10/2022

【【食の取り組みで落ち着きのなさが治ってきた7歳女児(前編)】】

 一緒に起こりやすい諸々の症状が、サプリメントでではなく食事内容の改善で、治ってきましたというお話。

【初診時の症状などについて】 母に伴われ当クリニックの栄養療法外来を初診した7歳女児。 状況にそぐわない年齢不相応な落ち着きのなさ、大きな音などへの知覚過敏、パニック(注射等のストレスに過剰反応)、チック様....

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Kanazawa-shi, Ishikawa
920-8205

電話番号

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