28/01/2026
『第48回定例学術講演会』
令和8年1月25日(日)本会会館にて、「第48回定例学術講演会」がオンラインとのハイブリッド形式で開催され、本会会員はじめ、県内柔道整復師や、他職種の方が多数受講いたしました。
今回は、本会顧問であられます香芝旭ヶ丘病院院長 北川 洋 先生にご臨席を賜り、開会に際しましてご挨拶を頂戴いたしました。また、閉会まで会員と共にご聴講いただきました。ご理解賜り誠に光栄に存じます。
第1演題は「肩関節疾患治療のUp to Date」について奈良県立医科大学 整形外科教室 特任助教 地域医療学講座 医学博士 倉田 慎平 先生にご講演をいただきました。
骨格筋系の疼痛の中で膝関節疾患に次いで頻度が高い肩関節疾患について、私たち柔道整復師が日常の施術で目にすることの多い症状の中で、損傷を把握するために必要になる徒手検査の方法、注意点や考え方について解説下さり、さらに先生のジェスチャーも交えながら、明日から施術所ですぐに活用できる実践的な内容をご紹介下さいました。
また講演の最後には、徒手検査の結果によっては、すぐに病院へ紹介する必要のある損傷状態について解り易くお話くださいました。
第2演題では、「災害医療概論とJMAT活動について」を一般社団法人奈良県医師会 理事増永 博幸 先生にご講演いただきました。
JMATとは、日本医師会災害医療チームの略で、医師1名または2名と看護師2名そしてロジスティック1名の1チームのことです。
災害派遣中の避難所へ向かう過酷な道中の写真や、訪れた避難所での写真などをご紹介いただきながら、被災地での活動など実際に体験された貴重なお話をお伺いしました。
被災地では、情報を集め一か所に集約し、必要な物資を各場所に届けること、情報を共有することなどが重要であるとお話しくださいました。
情報管理は、被災地の状況を把握し、必要な支援を迅速に行うための情報を共有し、資源管理は医療資機材や人員の調達、配置を適切に行うことで、医療活動の効率を高めるとのことでした。
最後に、私たち柔道整復師が、災害時に「柔道整復師」として支援できる可能性について触れてくださり、多くの学びと気づきをいただく大変貴重なご講演となりました。
学術部長 米川 莉永