22/12/2025
乳製品を含む食生活要因は、認知機能の健康に影響を及ぼす因子かどうかの日本人対象に、習慣的なチーズ摂取と認知症発症との関連性を検証し、ベースラインの乳製品摂取量が少ない人におけるチーズの潜在的な予防効果に関する疫学的エビデンスを明らかにする研究がNutrients誌2025年10月25日号に掲載。
65歳以上で、過去に介護保険認定を受けていない高齢者を参加者を対象としたそうなのだが、今どき65歳は高齢者?! マラソンだって若者より速い人沢山いるし、ハードな登山家なんか山ほどいる。 言わば人生のベテランで、食習慣も含む生活習慣に自分なりの一貫性と継続が健康に大きく関与しているとも小生は考えるのだが。
話を元に戻して、チーズの摂取量はベースライン時に評価、週1回以上摂取する人と摂取しない人に分類。2019-223年間のコホートのデータを分析。7,914例(チーズ摂取者:3,957例、非摂取者:3,957例)が解析対象
その結果、3年間で認知症を発症した参加者は、チーズ摂取者で134例(3.4%)、非摂取者で176例(4.5%)、絶対リスク差は1.06パーセントポイント。 チーズ摂取は、認知症のHR低下との関連が認められたそう。
研究者の先生は、「週1回以上の習慣的なチーズの摂取は、高齢者における3年間の認知症発症リスクの低下と中程度の関連性が認められた。絶対リスクの低下は小さかったが、本知見は、乳製品摂取と認知機能との関連性を示すこれまでの観察研究の結果と一致していた。」と説明されていた。
チーズ大好きなので食べすぎない程度に、近い将来に向けて健康に意識して食べていきたいと思います。