20/07/2020
【職場紹介シリーズvol14】~放射線科のご紹介~
当院で行っている放射線科の検査は9種類あります。
一般X線撮影、CT、MRI、透視撮影、血管撮影、マンモグラフィ、骨密度測定、ポータブル撮影、外科用イメージの順でご説明します。なお、それぞれの検査は患者様それぞれの症状に合わせ、医師の指示のもと最適な検査を行っております。
1,〈一般X線撮影〉胸部や腹部、整形領域を主に撮影しています。咳や腹痛、骨折などを目的に撮影します。
2,〈CT〉X線を出しながら体の周りをぐるっと1周させ、体の断面画像を描出します。3D画像や色々な方向から画像の再構築が出来ます。大体の部位は数分で検査、画像化が終わる為、早い段階での診断が可能です。また、造影剤を使う事でより詳しい検査が出来ますが、副作用が出る場合があるため、医師の判断のもと患者様に同意を取り、最善の注意を払いながら撮影します。
3,〈MRI〉強力な磁場と電波を使い、画像化します。他の検査と異なり磁場を使う為、被ばくはありませんが体内に金属がある場合は検査が出来ない時があります。また、撮影室内に金属・電子機器等持ち込むと、事故や破損に繋がりますので絶対に持ち込まないようお願い致します。
4,〈透視撮影〉X線を出しながら、リアルタイムで検査を行います。代表的な検査はバリウムを使った胃の検査です。また、整形外科による脱臼・骨折の整復術、消化器内科による腸管内にステントやチューブを留置することも行います。
5,〈血管撮影〉X線と造影剤を使い、脳や体の血管に狭窄や出血がないか検査・治療を行います。足の付け根や腕からカテーテルと呼ばれる管を挿入して検査します。
6,〈マンモグラフィ〉X線を使い、多方向から乳房の撮影をします。撮影する際、装置で乳房を圧迫する為多少の痛みを伴いますが、乳房を薄く広げて撮影する事で、所見の見落としもなくなる為、ご理解頂いて撮影しています。
7,〈骨密度測定〉DEXA法と呼ばれる2種類の異なるX線を使い、骨と軟部組織の吸収率の差を測定します。骨密度が低いと骨粗鬆症のリスクが高くなります。当院では、骨粗鬆症によって骨折しやすい腰椎と大腿骨頚部の2ヶ所を測定しています。
8,〈ポータブル撮影〉一般的に放射線科の検査は、各検査室にて行いますが、事情により検査室まで移動が出来ない場合(人工呼吸器等の機器が付いている・何らかの感染症の疑い等)病室や陰圧室等でX線撮影を行います。
9,〈外科用イメージ〉X線を使い透視しながら手術を行います。整形外科で骨折部を固定するプレートの長さ・大きさ、ネジを打つ場所を決める際にX線を使う事でスムーズに手術が行えます。
診療放射線技師は、医師・歯科医師以外で人体にX線を照射出来る唯一の専門職です。その為、被ばくの管理も業務の1つです。検査前に、被ばくに関して質問を頂くことがありますが、検査の有用性がある場合にのみ照射する為、安心して検査を受けて頂ければと思います。診療放射線技師は、他の医療従事者と違い患者様との接点は検査時しかありません。その短い時間の中で、安心して検査をして頂けるようコミュニケーションを取りながら日々努めています。
(文責 岩田)
ありがとうございました!
一般的なレントゲンの撮影(ここでは1番のこと)をはじめ、うちの病院だけでも多種多様な検査をやっています。こんなにやっているんだ!と興味を持った方、この検査受けたことあるなあという方もいらっしゃることでしょう。
また、MRIを受ける機会がある場合は特にあなたのお持ちの金属類に注意し、技師の指示に従ってくださいね。