08/04/2026
携行型徘徊感知機器とは?
最近、「携行型徘徊感知機器」という言葉が注目されるようになってきました。 あまり聞き慣れない言葉ですが、携行型徘徊感知機器という仕組みはこれまでも存在していたのですが、介護保険の適用対象となるなど、これからの認知症の徘徊の「見守り」のあり方に大きく関わる重要な言葉です。 このページの内容 ・携行型徘徊感知機器の特徴 ・介護保険の適用対象へ ・iTSUMO3は適用されるの? 携行型徘徊感知機器の特徴 これまで一般的に「徘徊感知機器」といえば、主にご自宅内での動きを知らせるものでした。 例えば、・ベッドから起き上がったとき、・玄関を通過したときなどを検知し、ご家族や介護者に通知する仕組みです。 一方で、「携行型徘徊感知機器」は少し役割が異なります。 この機器の大きな特徴は、 *外出後の見守りにも対応できることです。 つまり、外に出たことに気づける、さらに「今どこにいるか」も分かる。という点が、従来の「徘徊感知機器」との大きな違いになります。 この「現在地が分かる」という機能を担っているのが、GPS機能です。 今後は見守りの新しいかたちとして携行型徘徊感知機器が主流になる可能性が大きいです。 今後は介護保険の適用対象へ そして今後は、制度上の取り扱いとして 携行型徘徊感知機器に付随するGPS機能について、介護保険の適用対象とする方向で整理が進められています。 ここで重要なのは、「どのような場合でもGPSが対象になるわけではない」という点です。 例えば、 ・GPS端末のみを単体で利用する場合 ・据え置き型の徘徊感知機器にGPSを組み合わせた場合 こうしたケースでは、GPS機能は介護保険の対象外となる可能性が高いのです。 あくまで対象となるのは、 『携行できる徘徊感知機器』であること、これが前提となります。 携行型徘徊感知機器設計のiTSUMO3 こうした中で、当社の「iTSUMO3」は、 携行型の徘徊感知機器としての要件を満たす設計となっており、GPS機能とあわせてご活用いただける仕組みとなっています。 また、GPS端末は「持ち歩いていただくこと」が重要ですが、実際には「持ってもらえない」という課題も少なくありません。 当社ではその対策として、GPS端末を収納するために開発した「iTSUMO専用シューズ」や「収納カバー」などを活用し、 自然に携行していただける工夫も行っています。 認知症の徘徊による見守りの不安は、ご本人だけでなくご家族にとっても大きな課題です。 これからは「屋内だけでなく屋外も含めた見守り」が、より重要になっていくと考えられます。 本コラムが、「携行型徘徊感知機器」について理解を深める一助となれば幸いです。 辻 和宏 資格:介護福祉士・介護支援専門員・福祉住環境コーディネーター2級 措置時代から介護業界で働き(アラフィフ)、介護保険制度施行後もずっと介護現場に携わってきている。特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・グループホーム・通所介護(デイサービス)・小規模多機能型居宅介護・居宅介護支援(ケアプランセンター)・福祉用具貸与での勤務経験を有し、介護事業所の立ち上げに数件参画。 現在は福祉用具の企画コンサルタントとして、新商品の開発などに携わる傍ら、これまでの介護現場の経験をもとに、介護の楽しさややりがいなどを伝えていきたいと考えている。 研修:認知症介護実践者研修・認知症実践介護リーダー研修・認知症対応型サービス事業管理者研修
このページでは「携行型徘徊感知機器」についてのコラムです。従来の徘徊感知機器とは何が違うのか、またiTSUMO(いつも)のGPS機能は介護保険適用になるのかなど携行型徘徊感知機器ついて私の考えを含めてお話をさせて...