13/05/2026
鈴木 裕実子 専攻医(現 高槻病院 新生児科)の研究報告が日本周産期新生児医学会雑誌に掲載されました。
「出生前診断のない孤発性先天性横隔膜ヘルニアの頻度とその臨床的特徴 」
先天性横隔膜ヘルニア(CDH)は重篤な呼吸循環障害を来す疾患です。胎児診断例の増加に伴い管理成績は向上していますが、依然として未診断例でも存在します。本研究では当センターの孤発性CDH 34例を検討し、出生前未診断例は3例(9%)でした。これらは院外出生・右側病変で、生後しばらくしてから呼吸不全が出現し、用手換気で増悪する点が特徴的でした。未診断CDHの存在を念頭に置き、このような経過を認めた場合には速やかな画像診断が重要です。本研究は今後の診療に有用な知見と考えられます。
引き続き、三次周産期医療センターならではの診療経験を発信していきます。
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会が発行. フリーアクセス