
02/09/2025
血中のPFAS(フッ化化合物)を採血で検査します。
小平市を含む多摩地域の水道水には、数年前まで基準値を大幅に超えるPFAS(フッ素化合物)が含まれていました。
2019年以降、PFAS濃度が基準値を超える水源の取水を停止したため、現在の水道水は安全とされています。しかし、体内に蓄積したPFASはほとんど排出されません。2023年に行われた調査では、取水停止から4年経った段階でも、小平市在住者の53%、国分寺在住者の94%の血中PFAS濃度が米国の指標値を上回っていました。
詳細は以下のサイトを御覧下さい。
https://kokumin-kaigi.org/wp-content/uploads/2023/09/20230730sugii.pdf
https://www.本町クリニック.jp/news.html?postid=346
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shigikai/ikensho/1031054.html
https://www.tokyo-np.co.jp/article/255545
この度、当院で血中のPFAS濃度を調べる採血検査が可能になりました。
1. 簡易定量検査
PFAS類のうち、代表的な成分であるPFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)の2成分の血中濃度を検査します。費用は55,000円(税込)です。
・PFOSとPFOAの合計値が2ng/mL未満の場合:健康への影響はないとされています。
・2ng/mL以上 20ng/mL未満の場合:妊婦さんなど感受性の高い集団では、悪影響を受ける可能性があります。
・20ng/mL以上の場合:脂質代謝異常、甲状腺ホルモン分泌異常、腎がん、精巣がん、潰瘍性大腸炎などのリスクが指摘されており、精密検査をお勧めします。
2. 精密定量検査
PFAS類のうち、PFOS、PFOA、PFHxS、PFNAの4成分の血中濃度を検査します。費用は165,000円(税込)です。
ご希望の方は、事前に 042-332-3387 までご連絡ください。
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