
19/09/2025
食道に物がひっかかったら…
軽く見ないで病院へ!
当院には、様々な物を飲み込んでひっかかったと言って来られる患者さんがいます。
入れ歯、魚の骨、針、ピン、ヒートシールパックに入ったままの薬、10円玉など実に様々で、なかにはこんな物を?と首をかしげたくなるような物もあります。
<治療法>
まず胸部のX線写真をとります。
すると、プラスチックは写りませんが金属製の物、せともの製は写りますので、どの辺ひっかかっているかがあらかじめ解ります。
その上で慎重に内視鏡を入れてみます。
普通はこれで簡単に見えて診断がつきます。
【10円玉や円っこい物の場合】
鉗子(かんし)で押すとたいてい胃内に落ち込むので、数日中に便と一緒に排泄されます。
【ヒートシールパックに入ったままの薬の場合】
これを飲み込むのは、たいてい相当のお年寄りになります。
ヒートシールはアルミ箔とプラスチックでできているため、取り出そうとするとカミソリの刃のように食道壁を傷つけて大変危険です。
従って、薬を飲ませる時はこのようなことがないように充分気をつけてあげて下さい。
【その他の場合】
魚の骨、針、ピン、つまようじ、爪のついたブリッジなどは大変危険なものとなります。
なぜならたいてい食道壁に物がささっており、無理して取ると壁が裂けて、そのあと極めて重篤(じゅうとく)な縦隔洞炎(じゅうかくどうえん)を起こすからです。
決して楽観せず、まずは病院へお越しください。
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