認定npo法人 未来といのち

認定npo法人 未来といのち 人間のいなくなった福島第一原発事故避難区域にとり残された「いのち達?

2011年3月11日から、放射能の高い地域で動物の救済をしてきたメンバーが合流し、福島県で生活をしている人の協力を得て、未来といのちを設立しました。私たちの今までの体験を、未来の人たちに、事実の記録として伝えたいと思います。はじめは、放射能の影響から途絶えてしまった福島県の物流状況を知り、食料などの物資を運んだりしていた者もいます。何かできることはないかと現地に出向いた者たちは、人のいない地域で腹を空かしたペットや家畜がさまよう光景をたくさん目にしました。
命あるものを助けたい、少なくとも苦痛から救いたいたいという思いが、メンバーそれぞれの共通した原動力です。
そして、振り返ると、原子力発電所の事故の現場とその周辺には、沢山の忘れてはいけない事実と、沢山の教訓がありました。私たちの活動を通して、それらを多くの人たちにを伝えられたらと願います。そしてこれから何十年もこの放射能の影響があるという現実が続いていきます。その中で小さな命を助けるだけでも、いろいろな事に取り組まなければなりません。一緒に考えてください。

<福島活動報告 2025年9月 被災ペットや家畜も忘れないNo1>〇 帰還困難区域でも自然は季節の営みを繰り返し、9月に入り栗や柿の実が大きくなってきました。樹齢250年の栗の木があります。今年は豊作です。「生活」が消えた里で動物達を見続け...
11/09/2025

<福島活動報告 2025年9月 被災ペットや家畜も忘れないNo1>

〇 帰還困難区域でも自然は季節の営みを繰り返し、9月に入り栗や柿の実が大きくなってきました。
樹齢250年の栗の木があります。今年は豊作です。
「生活」が消えた里で動物達を見続けている大木です。
この樹の知っている事のほんの一部ですが、
避難地域に残されたペットや家畜がいたこと、サバイバルしていたことや、野生動物の様子もお見せします。

〇 一時帰宅の方やボランティアが撮った写真の一部です。
(辛くならない写真のみ掲載)。
何日ぶりで見たのか、、、走っている車に向かって犬と猫が並んで嬉しそうに駆け寄ってきた姿が目に浮かびます。

〇 山間部ではリス、アカテン、タヌキ、キツネ、ハクビシンはよく見かけ、猪やサルの大きい群れもよく見かけました。
アライグマは沿岸部では震災直後から見かけたそうですが、山間部では2014年頃から急に出現した印象です。
飯舘村、浪江町から葛尾村の山間部は「猪が多くて熊はすみ分けて居ない」と言い切る地元の方が多かったのですが、2018年からはツキノワグマが目撃されて1年前ごろから増えています。当法人も雪の上の足跡を見ています。

〇 帰還困難区域では犬は群れになると危険なので保健所も動き、2016年頃からは見かけなくなっています。

〇 現在、復興拠点に人が住み始めてからは、捨てられたのか集まってきたのか、、、再び猫が増えてきました。
何千年も人とともに生きてきた猫には厳しい環境です。

〇 なお、詳しいいきさつや当時の様子は別途お知らせします。
現地ではいくつかの大学や機関で、専門的な研究が行われています。

文責:認定NPO法人未来といのち
写真:高円寺ニャンダラーズ、NPO未来といのち
(避難者から預る写真も保全してご提示しています)

参考:原発事故でできた避難地域のうちいまだ居住できない帰還困難区域の面積は東京23区の約半分。
原発立地の大熊町、双葉町の大半と、原発立地のない浪江町の約80%と飯舘村のごく一部の地域が該当します。

<福島活動報告 2025年5-7月 戻したい景色>〇原発事故でできた帰還困難区域のうち、原発立地のなかった浪江町の山間部の帰還困難区域の様子をお伝えします。地元のかたにお借りした事故前の写真と、別のボランティアの写真家の撮った現在の写真を出...
03/09/2025

<福島活動報告 2025年5-7月 戻したい景色>

〇原発事故でできた帰還困難区域のうち、原発立地のなかった浪江町の山間部の帰還困難区域の様子をお伝えします。地元のかたにお借りした事故前の写真と、別のボランティアの写真家の撮った現在の写真を出させていただきました。生き生きとした地域が変わってしまった様子を見てください。

〇事故原発のある福島県双葉郡の海沿いから阿武隈高地の低い山々が連なって見えます。海沿いから国道を車で15分程走ると帰還困難区域が拡がります。700~800年前から人の歴史があります。固い地盤に冷たい風が吹き農業には厳しい地域でしたが、人々は大自然と共存しながら文明も取り入れて豊かな生活を築いてきました。古くからの農家、入植者、田舎暮らしを楽しむ方々が繋がり、伝統芸能や儀式文化も継承されていました。特に100年帰れないかもしれないといわれている津島地区では1400人の住民が今は2023年にできた復興拠点という集中して放射能を除染した地区(地域全体面積の1.6%)に暮らす20人になりました。

〇 復興拠点では、試験的に耕作も行われて地元の方が集まる機会もできました。今は国道は誰でも通行することができますが、その国道以外は立ち入り禁止で、放射能汚染の影響を受けて住む人のいない景色が拡がります。

〇それでも、たとえ100年かかっても、元のような故郷を取り戻そうと地域の方々は努力をされています。

 写真①~⑦:撮影:馬場靖子/事故前2010年、
 写真⑨~㉑:撮影:小久保雅弘/2025年4~7月
 
 文責:認定NPO法人未来といのち

< 福島活動報告 2025年8月、浪江町帰還困難区域から >放射能の被害は事故原発のある大熊町と双葉町だけではなく原発立地のない隣の浪江町に残っています。浪江町の海岸付近はJR常磐線も通り復興も徐々に進み、2025年4月時点で約2,200人...
27/08/2025

< 福島活動報告 2025年8月、浪江町帰還困難区域から >

放射能の被害は事故原発のある大熊町と双葉町だけではなく原発立地のない隣の浪江町に残っています。
浪江町の海岸付近はJR常磐線も通り復興も徐々に進み、2025年4月時点で約2,200人(震災前は21,500人)が居住をしていますが、山間部は事故時に北西方向に流れた放射能の影響が残り町の面積の約80%が帰還困難区域となり、復興拠点という集中して除染された1-2%の面積以外での居住はできません。

〇大堀地区、津島地区は、14年以上が無人のままで景色も変わってしまいました。
今回はその地区の一部を紹介します。前日に津島地区の復興拠点に泊めていただき朝早くから現地に入れました。ありがとうございました!

〇個々の住民の方々の故郷への思いはとても強いのですが、それだけこの地区は大自然に抱かれ、豊かな生活があった場所です。

  写真・文責: 認定NPO未来といのち

〈福島 猫 活動報告 8月中旬〉浪江町の帰還困難区域で、給食場所に現れた若い猫。保護しました❣️復興拠点にお住まいの10軒ほどで見かけた方に何かもらい、野生動物が来にくいベランダの下などで生き延びました。先週は雨で捕獲器には入らず、1週間あ...
18/08/2025

〈福島 猫 活動報告 8月中旬〉

浪江町の帰還困難区域で、給食場所に現れた若い猫。
保護しました❣️

復興拠点にお住まいの10軒ほどで見かけた方に何かもらい、野生動物が来にくいベランダの下などで生き延びました。

先週は雨で捕獲器には入らず、1週間あまり食べられなかったのか、、
痩せていました。

お尻に野生動物と思う新しい牙の噛み跡がありました、、。
早く保護しないでごめんなさい。

治せそうですが、難しい感染を心配しています。

〈40年間続く飛行機事故の精霊流しに参加致しました〉520名の方がお亡くなりになったJAL123便事故のご遺族が40年間続けていらっしゃる精霊流しに参加させて頂きました(8月11日)。主催の8.12連絡会は東日本大震災や原発事故の被災地にも...
16/08/2025

〈40年間続く飛行機事故の精霊流しに参加致しました〉

520名の方がお亡くなりになったJAL123便事故のご遺族が40年間続けていらっしゃる精霊流しに参加させて頂きました(8月11日)。

主催の8.12連絡会は東日本大震災や原発事故の被災地にも心を寄せてくださっています。2024年に帰還困難区域をご案内させて頂きました。
そして昨年は慰霊登山をさせて頂き、本年は精霊流しに、、。

精霊流しでは、、深い悲しみ、2度と同じ事が起きないようにという強い思いが伝わってきました。
そして原発事故の被災地も、思いは同じかもしれないとも感じました。

「良く考えて」人間だけでなく命が大切にされるために様々な判断ができるよう、、当法人は小さな事しかできませんが、原発事故があった帰還困難区域の記録を残していかなくてはと、、改めて考えます。

文責、写真 認定npo未来といのち

〈福島 猫 活動報告 8月初め〉浪江町の帰還困難区域で14年間、残る猫の保護や給食をしています。津島地区の餌場の移転をしました。野生動物が避けられる工夫をいろいろしてますが、、なかなか難しいのです。はらぺこの若い子が居ました。捕獲器をかけま...
11/08/2025

〈福島 猫 活動報告 8月初め〉
浪江町の帰還困難区域で14年間、残る猫の保護や給食をしています。

津島地区の餌場の移転をしました。
野生動物が避けられる工夫をいろいろしてますが、、なかなか難しいのです。

はらぺこの若い子が居ました。
捕獲器をかけましたが、、入らず、、雨が強くなってきたので、次回また、、沢山食べさせておきます。

ロードキルの心配はないので、地元の方に少しお願いしてまた近々保護をしたいと思います。

〇原発事故でできた帰還困難区域は大熊町・双葉町(原発立地)と浪江町(原発なし)に残り、2024年4月時点、帰還困難区域の住民数は復興拠点という時別に居住可能な場所の人口を別にすると約7,600人と報告(経済産業省webから)されています。た...
07/08/2025



〇原発事故でできた帰還困難区域は大熊町・双葉町(原発立地)と浪江町(原発なし)に残り、2024年4月時点、帰還困難区域の住民数は復興拠点という時別に居住可能な場所の人口を別にすると約7,600人と報告(経済産業省webから)されています。ただ様々な理由で実際は故郷から避難中の方は25,000人以上(2025年3月日本経済新聞より)とも言われています。
様々な計算の基準も個人情報もあり一律な比較は難しいのす。それでも復興拠点では新たな住民も加わり何とか地域を再生しようとしています。写真①~⑧は大熊町、双葉町の復興拠点の今。⑩~⑰は100年帰れないかもしれないといわれている浪江町の帰還困難区域の今です。まだまだ故郷の復興は大変です。
写真①~⑧:撮影 藤田篤男 それ以外はNPO未来といのち
文責:NPO未来といの

久しぶりの投稿ですみません。福島活動は毎週続けています。◯2025年春から夏の、浪江町の帰還困難区域で故郷を取り戻そうとする住民方の様子です。原発事故前は人口1,400人で、いま復活拠点に帰還した元住民は4.5人です。大自然と強調した循環型...
27/07/2025

久しぶりの投稿ですみません。
福島活動は毎週続けています。

◯2025年春から夏の、浪江町の帰還困難区域で故郷を取り戻そうとする住民方の様子です。

原発事故前は人口1,400人で、いま復活拠点に帰還した元住民は4.5人です。
大自然と強調した循環型の農業、畜産、林業、石材業を営み。暖かい地域社会、歴史、文化がありました。

解体もはじまり、猫の餌場は区長さんがより良い場所に移動をしてくださいました。

巨大な花崗岩の川底を澄んだ水が流れて冷たい風が吹きます。

  故郷を守る人たち久しぶりの投稿ですみません。福島活動は毎週続けています。〇春から夏にかけての浪江町の帰還困難区域の中です。(帰還困難区域は、大熊町、双葉町、浪江町に残ります)。〇まずは津島地区。除染とライフラインの整備が進んだ復興拠点と...
26/07/2025

故郷を守る人たち
久しぶりの投稿ですみません。福島活動は毎週続けています。

〇春から夏にかけての浪江町の帰還困難区域の中です。
(帰還困難区域は、大熊町、双葉町、浪江町に残ります)。

〇まずは津島地区。除染とライフラインの整備が進んだ復興拠点という場所が地域の1,4%の面積ですが作られました。暖かい地域社会がありました。復興拠点では何とか故郷を守ろうと住民方が試験的に畑作をし、解体した家の跡地の整備に通っています。震災前の人口は1400人で、今居住している元住民は4-5人。山全体に家々が点在して大自然と協調した農業、畜産、林業、石材業を営んでいました。100年は帰れないかもしれないという赤宇木、手七郎部落という地域もあります。

〇小丸地区。30軒ほどの集落ですが、やっと住宅周囲の除染が始まりました。浪江町の市街地や海が近く、高瀬川渓谷という景勝地もあり、酒米や旅館が買い付けに来る美味しいお米の産地でした。とても高い放射線が降り注ぎ今は居住ができません。地域の人達は優しくて、殺処分から生き残った牛たちを元の耕作地に放牧をさせ、生かしてくれています。

〇どちらも阿武隈高地という標高400~600mの大自然の中、歴史と文化もあり穏やかな生活でした。

〈福島からの報告〉2025.3月No6春の葛尾村、、ここも避難指示が出た場所ですが、2018年3月に解除になり少しづつ人か増えています。若い人を大切にしています。昔から別荘も多く美しい丘が幾つもあり、「薪木能」が行われていました。「葛尾ヤギ...
05/04/2025

〈福島からの報告〉2025.3月No6

春の葛尾村、、ここも避難指示が出た場所ですが、2018年3月に解除になり少しづつ人か増えています。若い人を大切にしています。
昔から別荘も多く美しい丘が幾つもあり、「薪木能」が行われていました。

「葛尾ヤギひろばガラガラドン」に3月23日に行きました。シーズン前だからか外にはポニーさん方が。白ヤギちゃんは屋内に見えました。
近くに綺麗な宿泊施設もお土産ショップもあってエビの養殖もしていました。
帰還したお家にお邪魔した時、こたつに入りながら夕焼けが眼下にみえました。

<福島からの報告 2025.3 -No5> 猫活動を通して天使と美天🐈 お花がいっぱいの山の上に一緒にいたよ。白ミケの美天は5年前に預かりさんのお家で看取られて、そして天使は3月26日にシェルターで看取られてお空に行きました。〇とても放射線...
29/03/2025

<福島からの報告 2025.3 -No5> 猫活動を通して

天使と美天🐈 お花がいっぱいの山の上に一緒にいたよ。白ミケの美天は5年前に預かりさんのお家で看取られて、そして天使は3月26日にシェルターで看取られてお空に行きました。
〇とても放射線量の高い山里で2013年4月14日の同じ日に保護。
地元の方たちが猫の給食のために山の上まで雪かきをしてくださって生かされた命です。ご自分たちが避難生活を送る中でも小さな命を助けてくださり、ボランティアが毎週山から帰るまで夕飯を作って待っていてくれました。
〇終わりの2枚は2025年3月25日ですが、松の木が生えてお家は見えません。
〇優しい地域社会がいつの日か戻りますように。(浪江町赤宇木白追と手七郎部落の境、まっすぐに双葉町の海が見えるそうです)。

16/03/2025

住所

Koriyama-shi, Fukushima

ウェブサイト

アラート

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