18/11/2025
サンガインセンス推しブランド「虫秘茶」とのコラボイベント開催。
虫秘茶は、植物の葉を食べた昆虫のフンで出来たお茶です。
数年前に突然、サンガインセンスを凌駕するニッチブランド「虫秘茶」がお店を訪ねてきました。虫のフン片手に熱すぎる自然愛と研究成果を語られるも、頭の中は???
よくよく話を聞いてみると、人が製茶をするか虫が製茶をするかの違いはあれど、「虫秘茶」はまぎれもなく「香りの世界」
今回は、そんな虫秘茶のリキュール「Lepi Trail」のリリースに合わせて、その香り成分のひとつである「クマリン」をテーマにした探究型の茶会イベントを開催します。
クマリンは、サンガインセンスで言えば「スウィートグラス」の香り成分です。イベント詳細は最下部に掲載しています。虫秘茶アカウントのプロフィール欄より予約がはじまっていますのでお早めに。
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開催日時:
2025.11.30(日)
時間:
一席目 13:00-14:20
二席目 14:50-16:10
三席目 16:40-18:00
場所:
サンガインセンス本店 離れ
京都府京都市中京区柳八幡町77番地
参加費:
参加のみ 6,600円
虫秘茶のリキュール「Lepi Trail」1本付き 10,000円
定員:
各席6名(計18名)
予約:
虫秘茶アカウントのプロフィールに記載されたリンク「11/30 虫秘茶会@サンガインセンス」よりご予約ください。
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虫秘茶は、植物の葉を食べた昆虫のフンで出来たお茶です。葉は昆虫の消化によって化学的な変換を受け、芳醇で奥行きのある味わいが生まれます。その香りと味わいは、どの植物を食べ、どの昆虫が消化したかによって多様に変化し、まさに小さな生態系の写し鏡のような存在です。
サクラの葉も同様に、食べられることで新たな香りを獲得します。サクラの葉に含まれる成分は、蛾の幼虫の体内での消化過程で変化し、華やかで立体的な香気や、ほのかな発酵感を伴う深みのある味わいを生み出します。
その香りの核となるエッセンスが、芳香成分の一種である「クマリン」です。クマリンは桜餅にも含まれ、日本では非常に馴染み深い香りの一つです。しかし、私たちの記憶にある“桜餅の香り”は、クマリン単体ではなく、複数の化合物が折り重なった複雑な香りのブレンドです。
そもそも日常に溢れるすべての香りは、数多くの化合物が組み合わさって成立しており、常に複雑なコラボレーションが起きています。たとえ桜餅の香りに親しんでいても、それは“クマリンそのもの”の香りを理解していることにはなりません。香りを分解し、その要素を個別に捉えることで、初めて再構築が可能となり、世界の見え方が変わっていきます。
今回のテーマは、「香りの記憶」から「香りの知覚」への昇華。一つの香りの輪郭をつかむため、単一化合物である“クマリン”そのものを対象にした体験を行います。複雑な香りの要素としてのクマリン、そして単一の香りとしてのクマリン。嗅ぐ・飲む・食べる・探すといった多様なアプローチを通して、一つの香りを立体的に捉え、それがどのように世界の姿を形づくるのかを辿る機会にします。
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