小規模多機能ホームほたる

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小規模多機能ホームほたる

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27/03/2025

そら豆、完全復活❣️

22/12/2024

クリスマス🌲&年賀状🎍のアート作品を作りました♪
下山先生に下準備して頂いたので、とても素敵な作品が出来上がりました。
楽しい時間をありがとうございました

17/12/2024

甲佐フットパス　農村をゆっくり歩くふれあいウォーク
リピーターも多い、梅屋敷までのウォーク。途中の自然観察もあり、５キロ程度です。
日時：２月２３日（日）9：30〜受付開始10：00〜15：00
場所：たつの福祉ふれあいセンター（甲佐町上早川３３４）
参加費：1000円（食事・保険付き・お土産付き）

食事・保険付きで、要申し込みとなります。
農村の豊かさと福祉を学ぶふるさと自然塾・地域共生ふれあいホームほたる
申し込み先：096−234−5511（高橋・相良）
※自然観察指導員の皆様は、お手伝いできる方はお知らせください。

Address

熊本県上益城郡甲佐町

Telephone

096−235−3755

Website

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避難所カフェ「ふれあいホームほたる」

　　　　　　　　　　熊本県　小規模多機能ホームほたる　代表　高橋恵子

熊本県では、子どもから高齢者、障がい者も地域の誰もが住み慣れた地域で安心していきいきと暮らせる福祉のまちづくりを目指し、「地域ふれあいホーム」の整備が進められています。私たちが運営する小規模多機能ホームほたるは、甲佐町にあります。甲佐町は、県のほぼ中央に位置し、南北に清流「緑川」が貫流する自然豊かな農山村地帯です。町の人口は、11,016人、高齢化率は、35%です。「地域ふれあいホーム」とは、本来、地域福祉のトポスを意味します。小規模多機能ホームほたるに併設したふれあいホームは、平成21年から地域交流のため、喫茶・整体・配食など開業していましたが、平成23年、熊本県の地域福祉計画に賛同し、地域の縁側「ふれあいホームほたる」として再スタートしています。

その甲佐町で熊本地震があり、被災直後は、全町避難となり、小規模多機能ホームの利用者とスタッフも地域の避難所へ行き、地域住民とともに炊き出しをしたり、支援の必要な地域の方々を自然にサポートすることができました。その後、それぞれの自宅に帰られた後の交流のために、避難所カフェとして、ボランティアさんを交えてふれあい食事会を行いましたので、今回は、その時のことをご紹介したいと思います。

熊本県　地域共生社会のイメージ

避難所カフェに至るまで

甲佐町では、熊本地震の一連の地震で１０５棟の住宅が全壊、６００棟以上が半壊しました。避難所で支え合っていた方々の中には、高齢者単独世帯の方々もあり、今後の自宅の暮らしへの不安感もあったと思います。避難所カフェは、最初は、避難所で行う予定でした。しかし、震災から２週間後、避難所では、隣町で発生したような感染症を恐れ、食事の提供も自粛するように言われたのです。また、半壊以下は、自宅に帰るよう町行政から話があり、一旦、半壊以下の多くの住民が、がれきを踏みながら自宅に戻ることになりました。

私たちも、バラバラになった被災者に想いを寄せ、途方にくれましたが、認知症介護指導者の仲間や熊本地震後に支援に入ってくださった方々と協力し、ホームを急いで片付けて、食材を持ち寄り、交流会を行いました。それ以降、地域の中でふれあい活動を続けています。避難所カフェと題して行ったのは、２回、地域の避難所で炊き出しやふれあい活動を行ったのは、４回、仮設住宅で、ふれあいバザーを２回、行っています。

ふれあい活動の参加者

　これらの活動の協力者は、認知症ケアの仲間やホームレス支援の会や自然観察会の仲間など、多方面に渡ります。皆さん、私たちのSNSで、活動内容を見て、現状に合わせ、行き過ぎない支援を心がけてくれています。

　また、参加される方々は、被災した方々や小規模多機能ホームの利用者さんですが、避難所や仮設住宅の中にも、認知機能や下肢筋力の低下した高齢者の方々がいらっしゃいます。日中、がれきの片付けで忙しい健常な方々以外が、仮設住宅に残っています。地域を離れ、孤立した様子も時にあり、心配です。「昼間は何にもすることがない。」と言われる方もあり、継続的な支援を町全体で考える必要があります。現状では、仮設住宅のサポートセンターができるのは、秋以降と言われています。そのために、私たちのような民間の活動が重要だと思うのです。

ふれあい活動の内容

　避難所カフェでは、最初の地震や二回目の地震で命からがら逃げた話、家族がそばにいなくて不安だった夜、地震の最中にタンスを起こそうとして、自分の背中の骨が折れた話など、傾聴に徹しましたが、大変なお話が聞かれました。「よくぞ、生きていてくださいました」と切り出し、「何か必要なものを教えてください」と聞くと、遠慮がちでしたが、ブルーシートや下着類など、その頃、必要でも店舗になかなかなかったり、一人で買い物に行けない不便さを聞くことができました。そこで、その必要な支援の内容は、その都度、フェイスブック等にアップし、支援者の皆様に知らせました。最後に仲良くなったボランティアの皆さんと食事をして、その日は感想を聞いて終わりました。共感的なボランティアの方々の話は、参加者の皆さんと一体になった感じがして、被災地域で生きる私たちも大変癒されました。

熊本地震からの復興を願って

仮設住宅や被災地域でのカフェ（ふれあい）活動と生活支援

　甲佐町では、４月末から町内の２か所で仮設住宅の建設が進められて現在（８月）では、すでに９０戸が完成しています。仮設住宅に入る方々は、大規模半壊以上の方々です。

　カフェ活動を通じて、交流する中で、その時々で、住民ニーズが変わる瞬間を体験しました。また、仮設住宅の支援を通して、コミュニティの役割も再認識しています。最近では、ふれあい活動を続けるうちに、「何かしてほしいことがありますか？」と聞くと「あんたたちがこうして気にしてくれているだけでうれしい。」そんな言葉も聞くようにもなりました。人は社会的な生き物です。頼り、頼られて、支え合って。不思議と被災した方も「気晴らしになるから支援したい」と言われる方さえあります。熊本の復興はまだまだこれからです。私たちだけでは難しいこともありますが、支援していただける方々と力を合わせてこれからもふれあいカフェを続けていきたいです。