23/11/2025
2025.動作指導を通じて〜
『力を抜くためには、力を入れる』
多くの方は、力を抜こうとしても、うまく抜けません。
そこで力を抜くために力を入れましょう。
えっ?
力を抜くために力を入れる?ってどういうこと?と思われている方も多いと思います。
これを理解するには、まずリラックスと脱力の違いを整理することが必要です。
リラックスとは心身の緊張が抜けて安静な状態になること。
イメージとしては柔らかいソファに座る、ヨギボーなど身体の力が抜ける楽な姿勢になるなど、力を入れなくてもよい形、受動的な状態と言えます。
では脱力はどうでしょう?
スポーツや日常動作において、必要な力をコントロールして無駄な力みを排除する能力であり、脱力は能動的に力を加減し、適度な状態を作り出すことと言えます。
人間の身体は能動的に「力を入れるべき部位」に力を入れ、その部位がしっかりと機能することではじめて、「力を抜くべき部位」の力が適切に抜けるのです。
この力を入れるべき部位がしっかりと働いていれば、力を抜くべき部位は自然と脱力しやすくなり、日常動作でエネルギーロスを起こしていた筋肉が勝手にゆるんでいきます。
これは一時期私が体中の力が抜けなくなり、一日の仕事終わりでどこもかしこも筋肉が張り、力が抜けない、すぐに攣ってしまうような状態に陥った時、体を動かすことで少しずつ力が抜けるようになった体験があります。
そのことから「力を入れることで、力を抜く」大切さを知ることができたのです。
また筋肉のコリや緊張が常態化して身体が固く、疲れやすい人は、大抵このカの入れ方が逆転しています。力を抜くべき部位に力が入り、力を入れるべき部位にうまく力が入っていないのです。
痛みが慢性化しやすい人とそうでない人の違いとも言えますし、身体は緊張を記憶するということを前にお伝えしましたが、良い記憶だけでなく悪い記憶の典型的なパターンと言えるでしょう。
呼吸で言えば「呼吸パラドックス」と言われる適切に呼吸ができていない状態となります。
呼吸も身体の使い方の一つです。
この使い方を調えるだけで、長く患っていた不調が改善したり、よく眠れるようになったり、パフォーマンスが上がることは普通に起こります。
さらに、私たちの身体には、力を抜くべき部位が力んでしまうと、力を入れるべき部位が、より働きにくくなるという性質があります。
(これは縦巻き横巻き教室で実際に皆さんに身体で感じていただきました)
ここまでのお話で、前の投稿で『力を入れるためにはまず脱力』が必要だってあったよね?と思われている方がいるかと思います。
そうなんです。
『力を入れるための脱力』と『力を抜くために力を入れること』は二つで一つであり、ニワトリと卵のようにどちらが先か理論のようなものであると言えます。
すると下駄教室で得られる脱力と縦巻き横巻き教室でのどの場所にどのように力を入れるのかは二つで一つとなるわけです。
これらを学べたことで、「ただ緩めるだけでは逆に不調にさせることがある」ということの理解が深まり、「力を入れやすい身体にするには」という意識のもと日々の調整を構成しています。
技術を学び、向上させることも大切ですが、物事の原理原則を知り、実際の臨床に反映させることの大切さを知る良い機会となりました。
来年も一歩ずつ成長できるように精進していきます。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました😊
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