30/04/2026
4月18日、難聴万博2026リアル講演会「認知症予防は耳から。」を開催し、当日は約100名の方にご来場いただきました。はじめに岡晋一郎医師が「あなたのきこえは大丈夫?難聴と認知症の関係について」と題して講演し、続いて久保田江里言語聴覚士より、補聴器の調整方法や日常生活におけるきこえの活用について具体的な紹介がありました。
休憩後には、補聴器および人工内耳装用者の方々による体験談の講演があり、高齢難聴では、聴こえが徐々に低下するためご本人が気づきにくい場合があること、80歳を過ぎてから補聴器を使用開始しても生活の質が向上することが紹介されました。また、人工内耳装用に至るまでの葛藤や、装用後の満足感についての率直なお話もあり、参加者の理解を深めました。
最後に、人工内耳と音楽について、高橋優宏部長からは、人工内耳で幅広い音域が聴こえる仕組みについて解説し、続いて櫻井梓言語聴覚士が、装用後のトレーニングや当院で実施している楽器を用いたリハビリテーション、人工内耳装用者によるアンサンブルについて紹介しました。人工内耳は会話の聞き取りだけでなく、技術の進歩と継続的な訓練により音楽も楽しめるようになってきていることが示されました。
講演後の個別相談会には約10組が参加し、アンケートでは、「専門家の話がわかりやすかった」「補聴器の検討に勇気づけられた」「術前・術後の様子を知り、人工内耳の選択について考えられるようになった」「聴力低下は生活の質に直結し、家族も含めた問題であると感じた」などのご感想が寄せられました。