医療法人社団 悠翔会

医療法人社団 悠翔会 医療法人社団 悠翔会, 医療サービス, 新橋5-14-10 新橋スクエアビル7F, Minato-kuの連絡先情報、マップ、方向、お問い合わせフォーム、営業時間、サービス、評価、写真、動画、お知らせ。

在宅医療に特化したクリニックグループです。首都圏ならびに愛知県(知多半島)、鹿児島県(与論島)、沖縄県(南風原町・石垣島)に全25拠点を展開。2023年には訪問看護ステーションを東京都(港区)に、2024年には訪問看護ステーションを併設する看護小規模多機能型居宅介護を茨城県(守谷市)に開設。約9,000名の在宅患者さんへ、24時間対応の在宅総合診療を提供しています。 すべての人に「安心できる生活」と「納得できる人生」を。

たとえ治らない病気や障害があっても、
望む場所で最期まで暮らし続けられること。

医療法人社団悠翔会は「チーム在宅医療」の理想を追求し
超高齢化していく首都圏と、そこで暮らす人々を支えます。

【悠翔会の地域診療拠点】
●悠翔会在宅クリニック新宿
 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-5-12 FORECAST新宿AVENUE 9F
●悠翔会在宅クリニック葛飾
 〒125-0052 東京都葛飾区柴又1-46-9
●悠翔会在宅クリニック品川
 〒140-0014 東京都品川区大井4-4-6 3F
●悠翔会在宅クリニック川口
 〒333-0861 埼玉県川口市柳崎4-8-33
●悠翔会在宅クリニック越谷
 〒343-0845 埼玉県越谷市南越谷4-13-20 2F
●悠翔会在宅クリニック北千住
 〒120-0034 東京都足立区千住2-3 吾妻ビル 2F
●悠翔会在宅クリニック川崎
 〒210-0014 神奈川県川崎市川崎区貝塚1-15-4 ESTA BUILDING 7F
●悠翔会在宅クリニック柏
 〒277-0843 千葉県柏市明原4-10-12
●悠翔会在宅クリニック新橋
 〒105-0004 東京都港区新橋5-14-10 7F
●悠翔会くらしケアクリニック練馬
 〒176-0003 東京都練馬区羽沢1-22-11
●悠翔会在宅クリニック墨田
 〒131-0042 東京都墨田区東墨田2-15-2
●悠翔会在宅クリニック稲毛
 〒263-0051 千葉県千葉市稲毛区園生町1107-7
●悠翔会在宅クリニック春日部
 〒344-0067 埼玉県春日部市中央1-51-12 2F
●悠翔会在宅クリニック船橋
 〒273-0005 千葉県船橋市本町4-40-8 1F
●ココロまち診療所
 〒252-0821 神奈川県藤沢市用田2672
●悠翔会在宅クリニック流山
 〒270-0101 千葉県流山市東深井948
●くくるホームケアクリニック南風原
 〒901-1104 沖縄県島尻郡南風原町字宮平87
●ケアタウン小平クリニック
 〒187-0012 東京都小平市御幸町131-5 1F
●ノビシロクリニック藤沢
 〒252-0813 神奈川県藤沢市亀井野4丁目5番地8 ノビシロハウス亀井野 North棟2A
●パナウル診療所
 〒891-9308 鹿児島県大島郡与論町大字那間2747-1
●悠翔会ホームクリニック知多武豊
 〒470-2347 愛知県知多郡武豊町字道崎4-11 1F
●悠翔会在宅クリニック三咲
 〒274-0812 千葉県船橋市三咲2-11-54 2F
●悠翔会在宅クリニック横浜
 〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-4-7 6F
●とぅもーる診療所
 〒907-0022 沖縄県石垣市大川728-12
●くらしケアクリニック城東
 〒136-0071 東京都江東区亀戸6-28-2 1F

■第23回日本臨床医学リスクマネジメント学会学術集会参加のご報告2025年9月20日、タワーホール船堀にて開催された第23回日本臨床医学リスクマネジメント学会学術集会(https://rmcm23.umin.jp/)のパネルディスカッション...
24/09/2025

■第23回日本臨床医学リスクマネジメント学会学術集会参加のご報告

2025年9月20日、タワーホール船堀にて開催された第23回日本臨床医学リスクマネジメント学会学術集会(https://rmcm23.umin.jp/)のパネルディスカッション「在宅医療、介護と医療安全」におきまして、悠翔会在宅クリニック春日部院長の池邉太一が「在宅医療におけるインシデント366件の統計学的解析と安全管理戦略~職種別傾向と教育的アプローチの必要性」(池邉、稲垣知博、西田祥子、横田泰洋、宮武晋治、佐々木淳 いずれも医療法人社団悠翔会)について発表いたしました。
池邉は、当法人副理事長として品質管理を担当しています(Chief Quality Officer)。

悠翔会では、在宅医療領域におけるインシデントの発生動向を明らかにし、再発防止策構築のための基盤的知見を得ることを目的に、2024年5月よりGoogleフォームによるインシデントレポートシステム運用を開始しています。今回の研究では、2025年8月までに収集したインシデントレポート366件を対象に、発生頻度、職種別傾向、影響度分類等との関連を統計学的に解析しました。

その結果、最多だったのは処方箋関連エラーであり、書類処理エラー、準備不備が続きました。報告者の過半は看護師で、経験年数3年未満に偏在していました。発生は週後半および業務ピーク時に集中することや、職種とインシデント種類との間に強い関連があることも明らかになりました。影響度は大多数が軽度でしたが、一部にレベル3以上の重大事例が存在しました。

在宅医療におけるインシデントの主因は、情報管理・処方・書類処理に集約され、繁忙期の業務負荷および職種特性が関与していることから、プロセス標準化、業務平準化、職種別教育の体系化が再発防止に資すると考えます。

生活の場で行われる在宅医療・介護領域のリスクマネジメントを通じて、患者さん・ご家族の安心安全を守るのはもちろんのこと、地域の多職種の方々、そしてわたしたちスタッフ一人ひとりに還元できる取り組みを進めてまいります。

第23回日本臨床医学リスクマネジメント学会学術集会

 <プログラム・抄録集 ダウンロードのご案内>   プログラム・抄録集をアップロードいたしました。   *9月12日に修正版(Ver.3)を掲載いたしました。   今回も前大会と同様、PDF版の発行となります。こちらよ....

■「こもんルーフもりや」、秋祭り開催のお知らせ2025年9月23日、「こもんルーフもりや」(看護小規模多機能型居宅介護もりや)におきまして、秋祭り「いたといのはら2025秋」を開催いたします。守谷市板戸井の野原“いたといのはら”に、悠翔会が...
18/09/2025

■「こもんルーフもりや」、秋祭り開催のお知らせ

2025年9月23日、「こもんルーフもりや」(看護小規模多機能型居宅介護もりや)におきまして、秋祭り「いたといのはら2025秋」を開催いたします。

守谷市板戸井の野原“いたといのはら”に、悠翔会が、地域の多世代のみなさまが集える場所として「こもんルーフもりや」を開設してから、約1年半が経ちました。

今回、みなさまに、「こもんルーフもりや」をさらによく知っていただくために開催する秋祭りでは、もりや循環型農食健協議会(もりあぐ)様ご協力のもと、キッチンカーでのさまざまな食事の提供、お菓子・軽食のテント販売を行います。

そのほか、お子さま向けコーナー、クラリネットの演奏会、フリーマーケットなど、誰もが楽しめる催しを企画しています。

お近くにお住いのみなさま、ぜひお越しください。

〈いたといのはら2025秋〉
■開催日時:2025年9月23日(火・祝日)11:00~15:00
■開催場所:こもんルーフもりや(茨城県守谷市板戸井字中ノ台2841-1)
■お問い合わせ:0297-38-6508

■ブラジル・パラナ州からの視察受け入れのご報告2025年9月11日、ブラジル・パラナ州「女性・人種平等・高齢者省」長官 Leandre Dal Ponte 氏と副長官 Laressa Marsolik 氏が視察にいらっしゃいました。ブラジル...
12/09/2025

■ブラジル・パラナ州からの視察受け入れのご報告

2025年9月11日、ブラジル・パラナ州「女性・人種平等・高齢者省」長官 Leandre Dal Ponte 氏と副長官 Laressa Marsolik 氏が視察にいらっしゃいました。

ブラジルでは急速な高齢化が進み、家族にかかる介護負担が大きな課題となっています。かつては大家族が一般的で、家族内で支え合いながら介護を行っていましたが、都市部では核家族化が進み、介護力が不足しつつあります。そのため、家族介護者への支援体制の整備が求められているそうです。日本と同じような経緯をたどっています。

パラナ州は国内でも先進的に高齢者施策を進めており、Leandre氏はその中心的な存在として、家族介護者への支給制度の推進などに尽力されてきたとのこと。
こうした背景から、日本の制度や高齢者医療、訪問診療の実践を学ぶために当法人を選んでくださいました。

当日は、悠翔会在宅クリニック新宿院長の田鎖志瑞のルートに同行していただき、居宅3件と施設1件を訪問。ちょうどブラジルにゆかりのある患者さんもおられ、今回の出会いを患者さんご家族にも喜んでいただけました。

短い時間でしたが、当法人にとってもブラジルの現状や取り組みを知る貴重な機会となりました。高齢者とご家族を支える仕組みづくりに、少しでも役立てていただければ幸いです。
今回の視察をおつなぎくださった関係各位に心より感謝申し上げます。

医科と歯科の壁を超えて■記事掲載のお知らせ2025年9月2日付の日本歯科新聞におきまして、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳のインタビューが掲載されました。悠翔会は、2006年の開設後、2008年には歯科診療部を、2011年には在宅栄養部を...
12/09/2025

医科と歯科の壁を超えて

■記事掲載のお知らせ

2025年9月2日付の日本歯科新聞におきまして、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳のインタビューが掲載されました。

悠翔会は、2006年の開設後、2008年には歯科診療部を、2011年には在宅栄養部を立ち上げ、多職種による在宅栄養サポートチームを稼働させました。クラウド型電子カルテhomisで全国の拠点を結び、医科と歯科がリアルタイムで情報共有しながら患者さんのケアに取り組んでいます。

一方で、訪問栄養食事指導は医師から、口腔ケアは歯科医師からしか依頼できないという制度上の壁が残ります。また、処置を伴わないケアには診療報酬がつかないため、「むし歯はないが食べられない」といったケースへの介入が後回しになる傾向もあります。

患者さんのご自宅での治療は難しく、状態に応じて対応も変わります。歯科医師の方には、ぜひ卒後教育で考え方や技術を学んでいただきたいとお話ししました。

ぜひお読みください。
https://www.dentalnews.co.jp/dental-news-jpn/

■記事掲載のお知らせ『QOL VIEW』No.2(メディカルクオール発行)の特集「地域で取り組む高齢者救急の体制づくり」内、レポート「多様な視点から描く 高齢者救急の現在地と将来像」におきまして、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳の取材記事...
11/09/2025

■記事掲載のお知らせ

『QOL VIEW』No.2(メディカルクオール発行)の特集「地域で取り組む高齢者救急の体制づくり」内、レポート「多様な視点から描く 高齢者救急の現在地と将来像」におきまして、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳の取材記事「在宅現場から見た高齢者救急ー『在宅入院』を整備・強化して急変患者に対応 QOL向上のみならず社会保障費の低減も視野」が掲載されました。

悠翔会では、患者さんのQOLの維持、社会保障財源の適切な活用という2つの観点から、急変時の在宅での対応・治療を重要な取り組みと位置づけ、①日常の健康管理、②急変時の早期発見・治療、③入院関連機能障害のリスク低減の3つを軸にした体制づくりを進めてきました。

①には予防的ケアの徹底、②には的確なトリアージに基づく急性期対応、③には早期退院の働きかけや在宅チームの早期介入など、実際どのように対応しているのかを詳しくお話ししています。

在宅医療で患者さんのQOLを長期に維持していくことで、医療費の適正化が進めば、社会保障費の削減につながる可能性もあります。それを数字として示していけるよう、当法人では在宅患者一人当たりの入院回数や入院日数、急変の頻度、看取り率などをKPIとして設定しています。

診療報酬については、適切な報酬配分のため、終末期の在宅緩和ケアと、在宅患者の急変時の対応などは、きちんと評価されるべきと考えます。高齢者の救急搬送を抑制する観点からも、在宅で急性期を診るための新たな評価の仕組みが必要です。

ぜひお読みください。
https://www.m-qol.co.jp/public/qv/

■中国からの視察受け入れのご報告2025年9月10日、中国の北京馬上道科技有限公司より、代表をはじめケア職を含む12名が医療法人社団悠翔会に視察にいらっしゃいました。同社は高齢者関連事業の技術開発等を行っており、日本の在宅医療や当法人の理念...
10/09/2025

■中国からの視察受け入れのご報告

2025年9月10日、中国の北京馬上道科技有限公司より、代表をはじめケア職を含む12名が医療法人社団悠翔会に視察にいらっしゃいました。

同社は高齢者関連事業の技術開発等を行っており、日本の在宅医療や当法人の理念について学びたいとのことで、副理事長・診療部長の安池純士が「日本の在宅医療の現状~悠翔会の実践事例をもとに」をテーマにご説明しました。

日本の医療は、少子高齢化の進展、多死社会の到来等を背景に、従来の病院完結型医療から地域完結型医療へと転換しつつあります。患者さんの生活を支える医療としての在宅医療には、患者・家族視点でのメリットのほか、医療費・介護費の抑制、病院の負担軽減という社会的なメリットがありますが、①提供体制の逼迫、②認知症患者の増加、③看取りの場所の不足という3つの課題を抱えていることをお伝えしました。

悠翔会の取り組みについては、コア事業として訪問診療、訪問看護、訪問歯科の3つを展開していること、大切にしている基本理念「かかわったすべての人を幸せに」や、診療実績を紹介しました。AIを活用した診療支援により、医療職が膨大な情報に向き合う労力が大きく軽減されれば、それは診療の効率化と経営コストの削減につながるでしょう。また、オンライン診療がさらに普及すれば、外来診療・入院治療・在宅医療の境界線は薄れ、患者さんが治療を受ける場の選択肢は広がります。デジタルと在宅医療の力で、現在病院が担っている役割をカバーできる範囲は広がると考えられます。

続く質疑応答では、栄養バランスのアドバイス方法、患者さんの紹介ルート、訪問診療の費用、お看取りのできる施設でのサービス内容等、多くの質問が寄せられ、食支援の重要性やケアマネジャーの役割について説明しました。

本日の視察が、ケア職の方々にとって少しでも参考になりましたら幸いです。貴重な機会をいただいた関係者の方々に、感謝申し上げます。

■共著論文掲載のお知らせ2025年6月25日、『Cureus Journal of Medical Science』におきまして、パナウル診療所院長の小林真介の共著「Prevalence of Anterior Segment Diseas...
09/09/2025

■共著論文掲載のお知らせ

2025年6月25日、『Cureus Journal of Medical Science』におきまして、パナウル診療所院長の小林真介の共著「Prevalence of Anterior Segment Diseases on a Remote Island: A Telemedicine-Based Study Using the Smart Eye Camera」が掲載されました。
https://www.cureus.com/articles/380059-prevalence-of-anterior-segment-diseases-on-a-remote-island-a-telemedicine-based-study-using-the-smart-eye-camera #!/

与論島のような遠隔の島嶼部を含む離島やへき地では、常勤の眼科医が不足しています。眼科疾患は高齢者に多くみられるため、高齢化が進む遠隔の島嶼部では、その影響が特に深刻です。研究では、携帯型デバイスSmart Eye Camera(SEC)を用いて、前眼部疾患の有病率を評価しました。

与論島に住む79名を対象に、SECを用いて前眼部の動画を撮影し眼科検診を実施しました。撮影した動画については、眼科専門医が遠隔で分析を行いました。その結果、15.1%に眼瞼下垂、68.4%に白内障の高頻度発症、さらに3.2%に翼状片の所見が確認され、いずれも60歳以上の患者でした。

SECを用いた遠隔診療による加齢眼関連疾患の検出は、他の臨床現場で行われた研究結果とも一致し、眼科医へのアクセスが限られる地域での遠隔診療の可能性を示唆しています。

慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業「OUI Inc.」の携帯型デバイスSmart Eye Camera(SEC)を用いた当研究は、OUI Inc.のCEOである清水映輔先生(眼科専門医)の監修のもと、与論島で鹿児島大学医学部学生の黒岩露敏さんが主体となって行いました。小林も黒岩さんの研究をお手伝いさせていただいています。
ご協力いただいた診療所の患者さんや島民のみなさん、ありがとうございました。

Background and aim: Rural and remote areas often face a shortage of ophthalmic services, particularly in aging populations. This study aimed to assess the prevalence of anterior segment diseases using the Smart Eye Camera (SEC), a portable device enabling remote ophthalmic screenings. Materials and....

■北京報告会2025開催のご報告2025年9月4日、悠翔会在宅クリニック新宿にて「中国北京の医療介護・認知症ケア最前線 北京視察ツアー2025 報告会」を開催しました(現地とオンライン参加のハイブリッド開催)。本報告会は、2025年6月に実...
05/09/2025

■北京報告会2025開催のご報告

2025年9月4日、悠翔会在宅クリニック新宿にて「中国北京の医療介護・認知症ケア最前線 北京視察ツアー2025 報告会」を開催しました(現地とオンライン参加のハイブリッド開催)。

本報告会は、2025年6月に実施された30名規模の北京視察ツアーを振り返り、その学びや気づきを共有する場として企画されました。ツアーは王青さん(日中福祉プランニング代表)が企画されてきたもので、今回も現地で得られた知見を日本の文脈でどう活かすかが大きなテーマとなりました。

冒頭、王さんからは視察ツアーの歴史について紹介がありました。感染症の流行などで一時中断を余儀なくされた背景や、参加者同士が3泊4日の行程を通じて強い絆を築いてきたこと、そして「互いに学び合う姿勢」が報告会にも息づいているという言葉が印象的でした。

その後、5名の登壇者からは施設や地域での取り組み、DXの活用、認知症や終末期ケアに関する報告がありました。共通して浮かび上がったのは「中国の急速なサービス展開」と「日本の制度的強みと課題」でした。

参加者からも「地域での介護人材不足に対して中国はどのように対応しているのか」という質問が出され、現地の取り組みや課題が共有されました。

最後に、理事長の佐々木淳が全体を振り返り、「日中双方に共通する課題は人材不足とケアの質の確保であり、だからこそ互いに学び、補完し合うことが大切」とまとめました。また、テクノロジーと人間中心のケアの両立、地域に根差した実践の継続、介護人材の確保と定着の工夫――この3点を今後の大きなポイントとして提示しました。

さらに王さんからは、来年度の視察ツアーを2026年6月に上海で開催予定との発表があり、今回の報告会が次につながる期待感の高まる機会ともなりました。

本報告会は、ツアーで得た知見を日本に持ち帰り共有することで、これからの高齢社会に向けた国際的な学び合いを深める場となりました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

■講演のお知らせ2025年9月6日(土)開催の日本アドバンス・ケア・プランニング研究会第10回年次大会in大阪におきまして、同研究会代表理事で悠翔会ホームクリニック知多武豊・臨床研究センターの三浦久幸が、理事長講演を行います。節目となる第1...
04/09/2025

■講演のお知らせ

2025年9月6日(土)開催の日本アドバンス・ケア・プランニング研究会第10回年次大会in大阪におきまして、同研究会代表理事で悠翔会ホームクリニック知多武豊・臨床研究センターの三浦久幸が、理事長講演を行います。

節目となる第10回大会では、いま一度立ち止まって大阪から「ACPってなんやねん?」と問いかけます。医療・福祉・介護関係者だけではなく、ACPの当事者でもある一般市民にも参加していただき、答えのない問いをみんなで議論していきます。

事前参加申し込みは締め切られましたが、当日受け付け、ならびに後日配信オンデマンドの申し込みは9月30日(火)まで可能です。
ぜひご参加ください。

〈日本ACP研究会第10回年次大会〉
開催日時:2025年9月6日(土)10:00~16:00
大会テーマ:ACPってなんやねん?」~だれのためなん、なんのためなん?~
会場:大阪コロナホテル(大阪府大阪市東淀川区西淡路1丁目3番21号、https://www.osakacoronahotel.jp/)
   ※新大阪駅東口から徒歩3分
開催方法:会場参加型
大会長:桜井 隆【Chery】(さくらいクリニック 医師)
    白山宏人【White】(大阪北ホームケアクリニック 医師)
参加費:会員3,000円 非会員5,000円

■オンラインセミナー登壇のご報告2025年9月2日、医学書院にて開催された対話型オンラインセミナー「死に直面しながら生きる人と私たちは何を語り合えるのか」におきまして、ゲストの岡田圭さん(元ニューヨーク訪問看護サービス・ホスピス緩和ケア 終...
04/09/2025

■オンラインセミナー登壇のご報告

2025年9月2日、医学書院にて開催された対話型オンラインセミナー「死に直面しながら生きる人と私たちは何を語り合えるのか」におきまして、ゲストの岡田圭さん(元ニューヨーク訪問看護サービス・ホスピス緩和ケア 終末期スピリチュアルケア・プログラム・マネージャー)、モデレーターの宇都宮宏子さん(在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス)と共に、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳が登壇いたしました。

まず、日本では医療職・ケア職をサポートしてくれる人がいないために現場は苦しんでいると感じていた宇都宮さんが、2024年に出版された岡田さんの著書『いのちに驚く対話ー死に直面しながら生きる人と私たちは何を語り合えるのか』(医学書院)から特に印象に残った表現を、これまでのご経験を交えながら紹介しました。

佐々木は、病院医療から在宅医療に転向するきっかけとなった患者さんとの出会いについてお話ししました。わたしたちの仕事は、その方の存在そのものを支えることであり、対話がすべての基本、そして対話そのものがケアとなります。その方に関心をもち、どのような人生を送ってきたのかを知る努力をすべきと考えます。

岡田さんは、人の命を預かる医療職・ケア職は、患者との対話の際、境目がわからないほど混じり合っているが、全体で見たときに非常に美しい日本庭園を好む日本人らしい感覚を失うべきではないと話し、あらゆることに“即興”の余地のない日本の状況を指摘。また、驚きを失わない姿勢で患者と向き合う姿勢こそ医療の原点だと語りました。

岡田さんの書籍は、わたしたちがどこにプライドをもって仕事をすべきなのかを問いかけてきます。アメリカで岡田さんが担っていたスピリチュアルケアの専門家が不在の日本では、看護師が独立した対人援助者として活動できるような制度上の工夫が必要ではないかとお話ししました。岡田さんからは、自分を信頼してほしい、ここまで生きてきた自分に自信をもち、あなた自身でいることが、あなたに会う患者さんを力づけることになるとメッセージが送られました。

途中、参加者の疑問に3人が丁寧に答える場面もありましたが、いずれの参加者も何度も読み返すページについて語り、読者が書籍を深く読み込んでいることが感じられました。イベント開催後も、3人の対話は尽きることなく続きました。

当日は、病院、訪問看護ステーション、ホスピス等に勤務する多数の看護師さんにご参加いただきました。貴重な機会をいただきました医学書院のみなさまに、感謝申し上げます。

■オンラインセミナー登壇のお知らせ2025年9月4日(木)、高齢者住宅新聞主催・ドクターメイト共催のオンラインセミナー「持続可能な医療介護連携を提供するヒント~介護格差が拡大する現在と未来」に、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳が登壇いたし...
29/08/2025

■オンラインセミナー登壇のお知らせ

2025年9月4日(木)、高齢者住宅新聞主催・ドクターメイト共催のオンラインセミナー「持続可能な医療介護連携を提供するヒント~介護格差が拡大する現在と未来」に、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳が登壇いたします。

「介護現場の負担を軽減し、質の高いケアを実現する医療連携」をテーマにお話しさせていただくほか、ドクターメイトの青柳直樹代表取締役との対談「誰もが安心して暮らせる未来のための医療・介護連携実践」も予定されています。

お申し込みのうえ、ぜひご参加ください。

〈オンラインセミナー 持続可能な医療介護連携を提供するヒント~介護格差が拡大する現在と未来~〉
■開催日:2025年9月4日(木)
■時間:13:30~15:30
■参加費:無料
https://www.koureisha-jutaku.com/sem-eve/doctormatesemi_20250904/

28/08/2025

■セミナー登壇のご報告

2025年8月9・10日に札幌保健医療大学にて開催された、札幌保健医療大学 栄養連携スキルアップセミナー「『おいしい栄養』による地域連携に向けて」におきまして、悠翔会訪問看護ステーション東京管理者の椎名美貴が講師を務めました。

椎名は10日、オンラインにて「地域・在宅看護と栄養連携」をテーマにお話しいたしました。まず、地域医療の担い手として、各職種が専門性を発揮しながら利用者の暮らしにかかわるうえで、多職種連携はなぜ必要なのか、なぜ難しいと感じるのかを説明し、次に悠翔会の管理栄養士と訪問看護師がどう連携していったのかを例に、多職種連携では「暗黙知」を「形式知」に変えるSECIモデルを回す必要性があることを解説しました。

独居・高齢世帯が社会の一般的な世帯構成になりつつあるなか、高齢でも元気に食事をしていたからこそ、終末期における「食の意味」に悩む家族が増えています。その時に、わたしたちは「病気だから仕方ない、高齢だから食べられなくて当然」という基準を押し付けてはいないか、3名の利用者さんのケースをもとに、参加者と共に考えました。

ご本人の意向に沿って地域で暮らし続けられるようにするためには、「食と栄養」へのかかわりが不可欠です。職種間で互いへの理解を深め、一緒に楽しく、おいしく、利用者さんの「食と栄養」とかかわっていくことの大切さをお伝えしました。

住所

新橋5-14-10 新橋スクエアビル7F
Minato-ku, Tokyo
105-0004

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Our Story

最期まで自宅で過ごしたいと願うすべての人の想いに応えたい。

2006年、わたしたちは東京都心・千代田区に最初の在宅医療クリニックを開設しました。在宅総合診療、確実な24時間対応、そして患者さんの人生観を大切にする医療。 地域の方々にこの3つの価値を約束し、それを忠実に守ってきました。 現在、志を同じくする70名の医師たちが、首都圏の15の診療拠点から、常時5000名の患者さんに24時間体制の在宅総合診療を提供しています。 精神科や皮膚科など専門医による訪問診療、そして訪問リハビリ、在宅食支援(訪問歯科診療・訪問栄養指導)なども順次スタートし、在宅でのあらゆる医療ニーズに応えるべく「チーム力」を磨いてきました。

わたしたちを動かすもの。 それはよりよい未来への強い願いです。 みなさんは「超高齢社会」という言葉に、どんなイメージをお持ちですか?

それは明るい未来だ、と自信を持って言い切れる人はどれくらいいるでしょうか。