18/11/2025
〈制御性T細胞〉今年のノーベル生理学・医学賞に、坂口志文氏が選ばれました!制御性T細胞の発見など免疫研究の実績が評価されたそうです。
「制御性T細胞」、正直聞き慣れない言葉でした。以前「サプレッサーT細胞」という免疫細胞があると学んでいて、そのことかなと思って調べてみました。すぐに十年以上前に坂口先生が書かれた記事が見つかりました。それによると、かつて考えられていた(頃合いを見計らって免疫反応を終了させる)サプレッサーT細胞は存在しないことがわかったが、何かしらの制御するT細胞が存在しないと免疫反応を説明できないと研究を続けられ「制御性T細胞」の発見につながったようです。
T細胞とは胸腺で教育されたリンパ球で、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を直接殺すことができるキラーT細胞と、異物として認識された病原体を間接的に攻撃するヘルパーT細胞があるそうです。制御性T細胞はヘルパーT細胞の一種で強すぎる免疫反応(自分の細胞も傷つけてしまうなど)を制御してくれるそうです。
制御性T細胞の研究が進むと、癌や自己免疫疾患(関節リウマチ他)等のあらたな治療法が期待できそうですね。胸腺を意識した鍼治療、これからも心掛けようと思います。
文と写真:安藤悦弘
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